ジェネリック！（徹子の声で）

こんにちは〜！ 腐りかけのりんごおばちゃんだよ〜！

ちょっと怒ってるので聞いてください。

一昨日、死の、いや、市の保健福祉局からハガキが届きました。
ハガキの内容は、かいつまんで言うと、
「お前の飲んでる薬、ジェネリックあっから！」
というものでした。
先発品とジェネリック（＝後発品)の価格の差も併記されていました。



私はこう見えて病弱で、色々と薬を常用しているのですが、
今回指摘された薬は、その中でも服用歴が最も長く、
かれこれ足掛け20年は飲んでいます。

ジェネリックって、先発品と薬効成分は同じってことで、
全く同じだけど安く買えるものって思ってらっしゃる方もいますが、
実際は薬効成分が同じなだけで、それ以外の添加物や製造方法は異なっています。
分かりやすく言うと、牛肉と玉ねぎを使ってる点は同じだけど、
吉牛とすき家の牛丼は違うみたいな感じでしょうか。
ともかくも、全く同じ薬ではないんです。

私が以前行っていた調剤薬局は、
勝手に薬をジェネリックに変えるので（おかしい、どう考えてもおかしい）、
今回指摘された薬も、ジェネリックで出されたことがありました。
でも、なんだか効き目が違うんです。
つーか、ハッキリ言って効いてる気がしなかったんです！
結局ジェネリックの方は飲まずに、改めてそれまで飲んでいた先発品を処方して貰いました。

私は腰痛持ちなので、モーラステープも処方されています。
痛み止めの貼り薬ですね。
これも、勝手にジェネリックに変えられたことがありました(おかしいっつーの！)。
そしたら、貼ったときのメントール感がないし、
粘着力が強すぎて肌が荒れるし、
一回使っただけでもう使うのをやめる羽目になりました。

そんなん感覚の問題で薬効成分変わらないんだから気にする方がおかしい、
そう言う方もいるかもしれませんが、
病は気からって言うし、
貼り薬はテクスチャーも大切でしょーが！（田中邦衛の声で)

じゃああんた、
三日間手を洗ってないおっさんのぬめっとした手に触られてる感触の貼り薬、使うかい？！
それでも良薬は口に苦しって言えるのかい？！

私もジェネリックを使うことはあります。
長く服用しているわけではない風邪薬とか胃薬は、
とりあえずジェネリックで出してもらっています。
別にジェネリックに怒ってるのではなく、
ジェネリックを全否定しているわけでもなく、
ジェネリック試したけど合わなかったから元に戻したわけで、
人の薬歴調べてハガキ送ってくるなら、
その辺も確認しろよ！ と言いたいわけです。

医療費の削減は喫緊の課題です。
でも、ハガキ送るのにだってお金はかかるわけで、
だったら調剤薬局にジェネリックを勧めるよう指導を徹底すればいいんじゃないですかねえ！
もちろん、勝手にジェネリックに変えるんじゃなくね！

お年寄りなんかはよく分からないからジェネリックにしちゃう人もいるでしょう。
ジェネリックと先発品は全く同じ薬って思ってる人も多いだろうし、
実際、私も最初はそう思っていました。
ジェネリックに変えたことで薬の効き目が変わることもあるし、
人によっては十分な効き目を得られないこともあるわけです。
ジェネリックを乱発することは、短期的には医療費の削減になるかもしれないけれど、
長期的に見てどうなのよ？！ そう思います。

ジェネリックが広まることで、新薬を開発する力を持っている製薬会社の業績が悪化し、
結果的に新薬の開発が停滞することも心配です。
ジェネリックの正しい知識を広め、
ジェネリックを患者が選ぶ判断力を付けることが、大切なのではないでしょうか。

今回のハガキは、いかにもお役所仕事だな〜と思いました。
もうちょっとうまいやり方、あるような気がするんですけどね〜('A`)

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