TOKYO TRIBE [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
鼻水じゅるじゅる、腐りかけのりんごっちです!



風邪を引いて寒くて寒くて仕方がないのですが、
園子温監督の『TOKYO TRIBE』を観てきました!



この映画、井上三太の漫画が原作だそうですが、
読んだこともないし、どういう内容かも全く知りません!
ですから、
原作と比べてどうのというような視点では、
レビューは致しませんので、どうぞヨロシクオナシャス(´ω`)



さて、率直な感想はどうかと言いますと



うーーーーん・・・・・・・
これはギャグとして捉えてよかったのかい??




どういうスタンスで観るべきなのかよく分からないまま始まり、
まずは、
染谷将太の下手くそなラップに雲行きの怪しさを感じます。


いや、私、染谷将太大好きですよ。
染谷将太が出ているというだけで、
その映画を観てしまうくらい、染谷将太好きですよ。


ええ、私、ラップもHip-Hopも門外漢ですよ。
音楽の中でも、一番縁遠いジャンルかと思われますよ。
嫌いなのではなく、縁遠いジャンルなんですよ。



でもね、そんな私でもハッキリ分かるくらい、
染谷将太のラップはイケてなかった・・・・・・・!
専門的なことは分からないけれど、
何て言うんでしょう、
音楽に乗り切れていないっていうんでしょうかね。
素人が聞いて分かるレベルで、
素人臭いラップでした。
聴いているこっちが不安になるような、そんなラップ・・・・・・('A`)



ラップバトルミュージカルっていうから、
私は何て言うか、
Hey-YO! 超絶COOOOOL!
って感じを想像していたんです。
東京生まれ HIPHOP育ち
悪そなヤツは だいたい友だちぃ
、みたいな。


でも、のっけからクールではない染谷将太のラップを聴かされ、
しかも、
何か、ずっと音楽とラップがずれてるんですよ。
つーか、染谷将太の問題じゃないのかもしれない。
何かずれてるの。
それで下手に聞こえるのかもしれない。
だって、ズットズレテルズなんですもん。
どんどん雲行きが怪しくなってきます・・・・・・・。



そして、竹内力の過剰すぎる演技・・・・・・・・。
あれ、コントですやん。
マジキチっぷりを表現しようとしているのかもしれないけれど、
いやいやいやいや、あれは違う。
小学生が学芸会でふざけてやる演技と同じ。
プロの俳優がやる演技じゃないと思います。
しかも、滑舌悪くて台詞聞き取れないし('A`)



ああ、そうか、この映画はギャグなんだ、
ナンセンスギャグミュージカルなんだ、
そう気づいたのは物語も終盤に差し掛かったころでした・・・・・・。


ミュージカル映画というと、
三池崇史監督が『愛と誠』を映画化しましたよね。



この映画は、選曲と言い、衣裳と言い、
コメディとして作っているってることが分かりやすいんです。
「笑えばいいんだな」と言うのが、
最初から分かっているので、
安心して笑うことができるんです。


さらに、笑っていいってことが分かっているから、
武井咲の歌が下手でも、
妻夫木聡がどこからどうみても高校生にしては老け込んでても、
そこに文句を言う必要はないんです。
文句を言うのは野暮なんです。


でも、『TOKYO TRIBE』はどういうスタンスで臨めばいいのか、
分からない状態で観始めてしまったので、
下手なラップ、過剰すぎる演技に、
どう対応していいのか分からず、困惑してしまいました。


つーか、なぜラップにしたんでしょう・・・・・・
試みとしては面白いんですが、
ラップ素人の俳優と、
プロのラッパーが共演してしまっているため、
ラップをかっこよく見せたいのか、
それとも、
コミカルかつナンセンスに見せたいのかが判断できません。
ラップにこだわるなら、
全員プロのラッパーにやらせればよかったようにも思います。
市川由衣までラップを始めたときには、
何でやねん・・・・('A`)って思いましたよ。



物語の方も、原作を読んでいない私には、
何のことやらサッパリ分からない箇所がありました。
ストリートギャング同士の抗争、
それだけにまとめたほうがスッキリしたんじゃないでしょうか。



誤解を与えるといけないので付け加えておきますが、
私は基本的に園子温監督が好きです。
一番好きなのは『冷たい熱帯魚』ですね。
『ヒミズ』もよかった。
でも、当たり外れが多いとも感じています。
振り幅の大きい監督と言った方がいいでしょうか。
作品ごとに色々な試みをしている監督なので、
その試みが肌に合わないときには、
あまりその作品を高く評価することはできません。
今回は、私の肌にはあまり合わなかったように思います。



とは言え、色々と面白い点もありました。
まず、練マザファッカーを久しぶりに見られたこと!!!
さすが、さすがだよ、練マザファッカー!
もう出てくるたびに笑いが止まらなかった。
プロのラッパーだから、さすがにラップはうまいし!



また、主演の鈴木亮平
いや、以前『ホットロード』のレビューでは、
エロいオネエみたいだったなんて書いちゃいましたが、
今回はすごくよかった!
全身から狂気がにじみ出ていました。
体も相当鍛えているし、役に対する熱意が伝わってきましたよ!
今後の活躍に注目したい若手俳優さんです!
『花子とアン』を毎朝楽しみにしている
お上品な奥さまが見たら、
ひっくり返っちゃうような豹変ぶりでしたよね〜。



あとは、ヒロインを演じた清野菜名
いや、あの人すごいわ。
すんげえかわいい顔してるのに、
派手なアクションシーン、ガンガン決めるし、
まだ10代だってのに、ヌードも辞さない!
久しぶりに根性入った女優さんを見た気がします!
まあ、ラップは下手でしたけどね・・・・・・・・('A`)



というわけで、
観てよかったとは思うけれど、
好き嫌いが分かれる作品だろうなあと思いました。
私は、ちょっと物足りなかったなあとは思っていますが、
強烈な印象を受けたことに間違いはないので、
そういう点で、園子温の術中にはまった気はします。



まあ、DVD出たら、もう一回観てみます、多分!



では、拙い文章を最後まで読んでくれてありがとう!
メルシーボークー!

↓ポッチリポッチリ、メ〜ン!
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

↓もひとつ、メ〜ン!

映画評論・レビュー ブログランキングへ
TOKYO TRIBE

TOKYO TRIBE

  • 作者: 井上 三太
  • 出版社/メーカー: SANTASTIC! ENTERTAINMENT
  • 発売日: 2009/08/26
  • メディア: 単行本



TOKYO TRIBE2  第1巻

TOKYO TRIBE2 第1巻

  • 出版社/メーカー: サンタスティック・エンタテインメント
  • 発売日: 2014/06/27
  • メディア: Kindle版



TOKYO TRIBE2 コミック 全12巻完結セット [マーケットプレイス コミックセット]

TOKYO TRIBE2 コミック 全12巻完結セット [マーケットプレイス コミックセット]

  • 作者: 井上 三太
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • メディア: コミック



nice!(1) 
共通テーマ:映画

nice! 1

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。