ジャージー・ボーイズ [好き放題の映画レビュー]

こんにちは! 腐りかけのりんごっちです!



本日公開の映画、『ジャージー・ボーイズ』を観てきました!



この映画は、
青と赤のジャージを着た二人組が、
「なんでだろ〜なんでだろ〜」と歌う映画ではなく、
1960年代のアメリカでヒットを連発したバンド、
フォー・シーズンズの結成から成功までを追った作品です。


もともとはミュージカル作品だったのを、
クリント・イーストウッドが映画化しました。


ニュージャージでチンピラのような生活をしていたトミーは、
類い希なる美声を持つフランキーと出会い、
4人組バンドを結成します。
バンドは下積み時代が長く続きますが、
やがて全米一位となるヒット曲を連発、
巨万の富と名声を得るようになります。



フォー・シーズンズと言われてもピンと来ない人でも、
代表曲『君の瞳に恋してる』は知っているはずです。
『君の瞳は10000ボルト』ではありません。
それは堀内孝雄です。
『君は1000%』でもありません。
それは1986オメガトライブです。


私も、『君の瞳に恋してる』はよく知っているし、
とても好きな曲で、昔はよくカラオケで歌っていたのですが、
オリジナルを歌っているのが誰か、
知りませんでした。
それぐらい、
スタンダードナンバーとして知られている曲なんですよね。


映画の中で、
トミーがビバルディを小馬鹿にするシーンがあるのですが、
ビバルディの曲が、ビバルディの曲であるという情報を伴わずに
広く知れ渡っているのと同様に、
フォー・シーズンズの曲も広く知れ渡っているんです。



『シェリー』も有名ですよね。
「シェリー、俺は誤解されてはいないかい 
 俺はまだ馬鹿と呼ばれているか」
って、それは尾崎豊ですからね。




これらの大ヒット曲を生み出した彼らの軌跡を追った物語なわけですが、
物語の展開としては、
それほど意外な方向には向かいません。
成功の陰には家庭の崩壊やら、
メンバー同士の角質、いや確執などの問題がありますが、
まあ、それは正直、よくある話です。



じゃあ、退屈な物語になっているかというと、
そうではないのがこの映画のすごいところです。



楽曲がいいからでしょうか、
それとも、おのおののキャラクターが魅力的だからでしょうか、
最後まで飽きずに観ることができます。


観終わった後に、
相方は「トミーがクソすぎてビックリした」と言っていました。
たしかに、トミーはクソです。
著明なミュージカルになっても、
ニュージャージーのチンピラ時代と性根は変わりません。
フランキーの彼女を寝取ろうとするわ、
莫大な借金をこしらえてくるわ、
有名なミュージシャジー州のチンピラ時代とあまり変わりがありません。


でも、私はトミーを憎めなかったんです。
イケメンだからかもしれませんが、
床屋の見習いだった移民の子・フランキーを、
一人前のシンガーに仕上げたのは、
トミーの直感と政治力によるものだと思うんですよね。


まあ、あんな奴、自分の身の回りにいたら、
迷惑この上ないのかもしれませんが、
クソみたいなことをしているけれども 憎めないキャラクター
を作り出した、
という点で、
この映画は成功しているのだと思います。



また、裏社会を仕切る実力者として
クリストファー・ウォーケンが出ているのですが、
これがまたいい味出しています!
最後、ミュージカルのエンディングのように、
全出演者が全員出てきて歌って踊るのですが、
クリストファー・ウォーケンも踊っていて
噴いてしまいました(´∀`*)



この映画、
50’sや60'sのオールディーズが好きな人には、
たまらない映画だと思います。


小学生のころ、チェッカーズの大ファンだった私は、
チェッカーズを通して、50's、60'sの音楽を知りました。



そのせいもあってか、
『ジャージー・ボーイズ』を観ている間、
ずっと鶴久政治のことばかり思い出されて
困りました・・・・・・。
ファルセットといえば鶴久政治という刷り込み・・・・・・('A`)



そうそう、
『ジャージー・ボーイズ』でめっちゃ印象的な台詞があったので、
紹介しておきたいと思います。
フランキーが、後に結婚することになる女性と初めて会った夜、
その女性はフランキーよりも2つ年上なのですが、
フランキーに濃厚なチッスをした後で、
「小銭は持ってる?
 ママに遅くなるって電話して」

って言うんです。


うーーーーーーーん、めっちゃかっこええ!


覚えておいて、
死ぬまでには何とか使おうと思います!



では、今日はこの辺で!
最後までお付き合い下さってありがとう!
またお会いしましょう。
メルシーボークー!


↓最後にポッチリおねがいしまーす!
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