ステキな金縛り [好き放題の映画レビュー]

みなさん、おこんにちは! 腐りかけのりんごっちです!


週末に観た映画をご紹介致しますね。
まずは、三谷幸喜監督の『ステキな金縛り』です!



三谷幸喜の映画は好きっちゃ好きなんですけど、
劇場に観に行くほど好きではないので、
ついつい観るのが遅くなってしまいます。


『ステキな金縛り』は、法廷を舞台としたコメディで、
被告のアリバイを証明する証人が、
落ち武者の幽霊しかいないという、
かなり無理な設定となっています。


とは言え、「無理な設定」が気にならない、
うまくバランスが整った作品になっています。



コメディ作品って、あまり過剰にコミカルな演技をしてしまうと、
観ている方は引いてしまいますよね。
役者がノリノリでやればやるほど、
観客はゲンナリしていくという、
最悪のパターンに陥るケースって、よくあると思うんです。


そういう点で、コメディって難しいなあと思うんです。
シリアスな演技ならば、
真に迫った演技をすればいいんでしょうが、
コメディにおいては、
果たして何が「真」なのか
そこを見極めるのが難しいんですよね。



『ステキな金縛り』がコメディとして成功しているのは、
その辺のバランスを弁えた役者の演技、
特に、西田敏行の演技がその要因だと思います。


私は、『釣りバカ』シリーズはほとんど観たことないのですが、
西田敏行のコメディ俳優としての実力は、
菊池寛を演じた『丘を越えて』でイヤッッッてほど見せつけられました。



とぼけた演技をするんだけれど、
それが過剰にならない、
ちょうどいい”抜き加減”を知っているんですよね、敏行は!

『丘を超えて』では菊池寛という文学者を演じているのですが、
あまりに真面目に演じてしまうと、
観客は親近感を感じることができなくなってしまいます。
だからといって、
あまりにふざけすぎてしまうと、
文学者としての威厳が失われてしまう。
その微妙なバランスをうまくとって、
菊池寛を愛すべきキャラとして演じているんです。


ああん、また観たくなってきちゃった!
『丘を越えて』、また観たらレビュー書きますからね!



『ステキな金縛り』では、戦国時代の落ち武者という、
難しいのか何なのかよう分からん役どころを、
違和感なく演じきっています。
よう分からん役どころなのにピッタリとはまっているんだから、
西田敏行ってすごいですよね。



三谷幸喜作品では、
主役級の有名俳優がたくさんカメオ出演しているのも見どころです。
佐藤浩市、篠原涼子、唐沢寿明、深田恭子などなど、
あんな人がこんなところに!
と楽しみながら観ることができます(´∀`*)



この映画の唯一の難点は、長さです。
140分は長すぎる!
もともと舞台を作っている人だから、
長くなりがちなんでしょうか?
にしても、
やはりせめて120分以内にまとめてほしいところです。



では、この辺で終わりに致します!
最後までお付き合い、ありががとうございました〜!
メルシーボークー!

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