ハロウィン H20 [好き放題の映画レビュー]

こんにちは! 腐りはてたりんごっちです!



昨晩は、自棄になってドミノピザを食べながら映画を観ました。
ドミノピザっていいですよね。
ネット注文すれば5%オフだし、
なんやかんやと割引クーポンくれるし。
今日も、前回注文したときにもらった1000円オフクーポンが
あったので、随分安く食べることができました。



さて、何を観たかというと、
『ハロウィン H20』です。
10月ですし!!



何でH2Oなんだろう、水・・・・? 水分・・・・・・???
と思っていたのですが、
オーではなく、ゼロでした。


ジョン・カーペンターの『ハロウィン』が製作されたのが1978年。
20年目の記念として1998年に製作されたので、
『Helloween H20』というわけです。
H20のHはHelloweenのHですね。



『ハロウィン H20』は、
『ハロウィン』シリーズの第7作に当たります。
私は、オリジナルの『ハロウィン』は好きで、
何度か繰り返してみているのですが、
続編は『2』までしか観ていません。
ロブ・ゾンビ監督のリメイク版なら観たんですけどね。



『ハロウィン』シリーズを知らない方に、
簡単にご説明致しましょう。
『ハロウィン』は、
マイケル・マイヤーズという6歳の少年が、
10月31日、すなわちハロウィンの日に
実の姉を包丁で殺すところから始まります。


マイケルは、善悪の観念も倫理観も、
それどころか感情も一切持ちません。
人間なんですが、怪物のような存在なのです。


マイケルは長年精神病院に入れられていたのですが、
事件から15年経ったある日、突然脱走
15年の間に超大男に成長したマイケルは、
再びハロウィンの夜に殺人を繰り返すことになります。


このとき、マイケルに命を狙われたのが、
女子高生ローリー・ストロード
友人が犠牲になっていく中、
ローリーは何とか命を取り留めますが、
実はマイケルと血のつながった妹であったことが
分かります。
マイケルは、姉に続いて妹を殺そうとしていたのです。
何で姉妹を殺したがるのかは、イマイチ分かりません。



シリーズ7作目に当たる『ハロウィン H20』では、
『2』まで登場していたローリー・ストロードが
久しぶりに主人公を務めています。
しかも、ちゃんと『1』『2』でローリー・ストロードを演じた、
ジェイミー・リー・カーティスがローリー役です。



20年経って、ローリーも子持ちになっています。
しかも、全寮制の私立高校の校長先生になってて、
息子のジョンもその高校に通っています。
ローリー、女子高生だったのにねえ・・・・・・
と、時の経過をしみじみと感じさせられます。



それでまあ、
実に予定調和的にマイケルが襲ってきて、
それに立ち向かうという展開になるわけです。



色々申し上げなければならないことがあるのですが、
まず、冒頭で、ある看護師の女性の家が荒らされています。
この看護師は、
かつてマイケルの主治医だった精神科医・ルーミス医師
親しい関係にあった(性的な意味ではなく!)のですが、
それはともかくも、
自分の家が荒らされていることを知った彼女は、
隣家に助けを求めに行きます。
すると、隣家の息子さんが出てくるのですが、
その息子さんが・・・・・・・
スクリーンショット 2014-10-25 2.51.36(2).png
ちょっとやだ!
これ、
ジョセフ・ゴードン・レヴィット!!!!!!!



私、大好きなんですよ、ジョセフ・ゴードン・レヴィット。
ちょおおおおおタイプなんですよ。
まさかこんなちょい役で出てるなんて思わなかったああああ!
しかも、幼い!
めっちゃかわええええええええええええ!



ええ、まず最初の5分で大興奮でした。
あり得ないくらいの大興奮でした。


ただ、この物語のメインは、
ローリーとその息子を中心に進むので、
ジョセフ・ゴードン・レヴィットがどうなったかは、
お察しいただければ幸いでございます。



そのローリーの息子・ジョンを演じているのが、
ジョシュ・ハーネットでございます。
正直、あんまりタイプではございません。
さらに、この映画の中では、
なぜかぼっちゃん狩りみたいになってて、
スクリーンショット 2014-10-25 2.54.57(2).png
役作りなのか何なのか分かりませんが、
まったく魅力を感じませんでした。



さて、ここからが本題でございます。
DVDに特典映像で、
製作の裏側をスタッフが話す映像が入っていたのですが、
これがものすごく面白かったです。


今回観ていて、改めて思ったのが、
『ハロウィン』ってあんまり個性がない
ということでした。
オリジナルの『ハロウィン』は好きです。
あの、独特のおどろおどろしさ、
お化け屋敷を歩いて行くような薄気味悪さは、
物語それ自体は地味だけれども、
強い印象を残します。


が、私が『ハロウィン』シリーズを全部観ていない理由は、
マイケル・マイヤーズという殺人鬼
たいして魅力を感じなかったからでした。
個性がない、そう思っていました。
ジェイソンの方がまだかわいげがある、
同じ大男なら絶対にジェイソン派!
そう思っていたんです。



が、それが何とも浅はかで、
ホラーファンとしてはあまりに無知であったことを、
気づかされました。
現在、恥じ入っております。


『ハロウィン』の公開は1978年。
『13日の金曜日』は1980年。
ホラー映画としては『ハロウィン』の方が先に作られていて、
『ハロウィン』がホラー映画の基礎を作ったんですね。
『13日の金曜日』の第1作では
ジェイソンくんは登場していませんが、
ジェイソンという殺人鬼の造型には、
マイケル・マイヤーズの存在が大きく関わっているわけです。



ローリーの息子・ジョンが出てきたことで、
何か、一時流行った学園ホラーみたいになっちゃったなあ、
『スクリーム』作ったディメンションの製作だし、
流行に乗っちゃったのかなあ・・・・・・
そう思って観ていたのですが、
それもまた、あさはかな考えでした。
現在恥じ入っております。



『スクリーム』シリーズは、
過去のホラー映画に対するオマージュ
で成り立っています。
『スクリーム』シリーズについては、
いつかレビューを書きたいと思っているのですが、
物語全編にわたって、
色々なホラー映画の名前が出てきます。
もちろん、『ハロウィン』も出てきます。


『ハロウィン H20』は、
過去のホラー映画のオマージュである『スクリーム』を、
さらにオマージュとして取り上げることによって、
二重の意味で過去のホラー映画にオマージュ
捧げているのです。


映画の中で、
『スクリーム2』を観ているシーンが出てきます。
このシーンに、『スクリーム』シリーズへのオマージュが
表されているわけなんですが、
それに気づかなかった自分は、
ホラーファンとして失格です('A`)


『ハロウィン H20』は、
『ハロウィン』が作られて20年目の記念であると同時に、
ホラー映画の歴史を讃える意味も含めて
製作されたんですね。
『ハロウィン H20』それ自体が、
これまでに作られてきた名作ホラーに対するオマージュなんです。



それが如実に表されているのが、この女性。
スクリーンショット 2014-10-25 11.46.20(2).png
ローリーの秘書だかなんだかで、
やたらとローリーにからんでくるのですが、
何でこのおばあちゃん、やたらと大写しにされるんだろう、
そう思って観ていました。
あるいは、こいつが黒幕か?!
とも思ったのですが、
特典映像でその謎が解かれていました。
このおばあちゃん、この人だったんです・・・・・・・・。
index.jpg
そう、『サイコ』のジャネット・リーです。
ああ・・・・・・気づかないなんて私アホか・・・・・・・。
ジャネット・リーは、
ローリーを演じているジェイミー・リー・カーティスの
実のお母さんでもあります。


なんや・・・・・・これ、めっちゃ粋な演出やん・・・・・・
気づかないなんて、最悪やワシ・・・・・・・('A`)



特典映像では、その他の「粋な演出」も明かされています。
これはDVD観るしかないよね(゚∀゚)



というわけで、
どうせB級ホラーだろうと思って借りたら、
なかなかの良作で驚きました。
まあ、やっぱりマイケル・マイヤーズには
あまり魅力を感じませんでしたが、
丁寧に作られた映画で安心して観ることができました。



では、恥じ入ったまま失礼したいと思います。
いつも読んでくれてありがとう!
あなたの人生に、
小さな笑いが続きますように!
メルシーボークー!

↓ホラー映画ファン失格のりんごっちに愛を!
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