エスター [好き放題の映画レビュー]

こんにちは! 腐りかけのりんごです!



本日は、大好きなホラー映画をご紹介します。
『エスター』です!



3人目の子どもを死産で失ったケイトとジョン夫妻。

ケイトとジョン夫妻。.jpg

ケイトは死産のショックからアルコール中毒に陥り、
中毒から立ち直ってからも悪夢に悩まされていました。


夫妻は3人目の子どもを孤児院から養子として
招き入れることを決意します。
孤児院を訪れた夫妻の目に留まったのが、
ロシア出身だという9歳の少女・エスターでした。

エスター3.png


エスターはアメリカに養子として移住してきましたが、
最初の養父母が火災で死亡
再び孤児となっていたのでした。


絵を描くのが趣味で、
物語を想像するのが好きな少女・エスター。
夫妻はエスターを気に入り養子に迎えますが、
エスターは少し変わったところもありました。


いつも首と手首にリボンを巻いていて、
クラシカルなワンピースを着ています。

エスター4.jpg
歯医者を嫌い
お風呂に入っているところを人に見せようとはしないのです。


ケイトとジョン夫妻には、
長男のダニエルと長女のマックスがいますが、
マックスは生まれつき耳が不自由で、
ほとんど聞こえません。
母親のケイトとは手話で主に会話をしています。


マックスはエスターとすぐに親しくなりますが、
お年頃のダニエルは、
ダサい恰好のエスターをなかなか妹として受け入れられません。
エスターは、
転入先の同級生にからかわれ、
首に巻いたリボンを取られそうになりますが、
エスターが奇声を上げて抵抗したため、
リボンを取られることはありませんでした。


エスターを迎えた新生活が始まりましたが、
次第にケイトはエスターに不信感を抱きはじめます。
エスターの周囲で事故や事件が相次いでいることもあり、
ケイトはエスターを孤児院に戻すことも考えるのですが、
夫のジョンはそれを認めようとしません。
エスターが来てからというもの、
夫婦仲も次第に悪化していきます。


ケイトは一家を守るためにエスターの正体
突きとめようとしますが、
エスターの魔の手は
次第にダニエルとマックスにも伸びていくのでした。
子どもたちを守れ、守るんだ、ケイト・・・・・・!



といった感じのお話です。



あんまり有名な映画でもないし、
イマイチおもしろくなさそう、
そう思うかもしれません。


ハイ、それおおまちがああああああああい!



私も、正直、ノーマークの映画だったんです。
公開時も、まったく興味を引かれなかったんです。
が、
あちらこちらから、
エスターやべえ!



エスターめっちゃおもしれええ!



という声が聞こえてきたので、
すわ! それは観なくては!
と慌てて観てみたのです。


そしたら



うっひょおおおおおおおおおおおお!!!!


おもっしれーーーーーーーーーーーー ( ゚∀゚)



この映画の一番のポイントは、
大体このエスターって何者なのよ?
ってところなんです。


ネタバレはしませんが、
もちろん、宇宙人とかいうオチではありません。
その正体はかなり衝撃的なものなのですが、
まず、それ以前に、
エスターを演じているイザベル・ファーマンが、
異様な雰囲気の少女をとにかく好演しているんです。

エスター1.png

美人なんだけれど、なんか気持ち悪い
イザベル・ファーマンは、
普段から気持ち悪い少女ではありませんが、
この映画で気持ち悪い少女を確実に演じているんです。


特に、エスターの正体が明らかになってからの演技は、
背筋が寒くなるような異様さを放っています。
このイザベル・ファーマンの演技がなければ、
『エスター』という映画は成立しなかったことでしょう。


エスターの正体が明らかになったとき、
エスターの気持ち悪さの理由が同時に明らかとなり、
「うおおおおおおおお!
そうだったのかああああ!」

ともんどり打つことになるのです。
それがこの映画の最大の面白さです。



脚本の素晴らしさにも脱帽です。
アル中だったというケイトの過去、
耳が不自由なマックスの存在、
男の子たちが隠れ家にしているツリーハウス、
一つ一つの設定がうまく、そして無駄なく絡み合って、
結末へとまっすぐに向かっていきます。
余分なシーンは一つもない
そう思わされます。



主人公ケイトを演じているのは、ヴェラ・ファーミガ。
ケイト.jpg

奇しくも、先日観たばかりの『縞模様のパジャマの少年』でも
母親役を好演していたし、
りんごオススメのホラー映画『死霊館』にも出演していました。
何かと最近縁のある女優さんです。



ジョンを演じているのはピーター・サースガード
ジョン.jpg

私、この人、嫌いなんですよwwwwwww
いや、単に好みの問題なんですけどね、
顔がなんか胡散臭い気がして・・・・・・・
っていうか、多分、
『17歳の肖像』を観た印象が強いんだと思います。


『17歳の肖像』のイメージが強すぎて、
何を観てもうさんくさい男のイメージになっているという・・・・・・('A`)
ごめんよ、ピーター。



というわけで、
『エスター』はとにかくオススメの映画です。
ホラー映画に分類されていますが、
グロ要素はあまりありません。
むしろ、心理的に追い立てられるような恐さが
中心の映画かなあ。
冒頭の死産シーンはかなりグロいのですが、
グロさはそこがピークかもしれません。
ただ、
面白さは結末に向けてヒートアップしていきますからね!



では、とりあえず今日はこの辺で。
またお会いしましょう。
みなさまが素晴らしい週末を送られますよう、
メルシーボークー!

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