悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 [好き放題の映画レビュー]

こんにちは! 腐りかけのりんごです!



さてさて、連休ですね〜!
連休1発目の映画は、
『悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』
です!



私、勝手にこの映画は
『テキサスチェーンソー』シリーズ
最新作だと思っていたのですが、
そうではなく、
オリジナル版の『悪魔のいけにえ』の続編として
作られていました。



ちょっと説明しておきましょう。
『悪魔のいけにえ』のオリジナル版は1974年に公開されました。



その後、
『悪魔のいけにえ2』『悪魔のいけにえ3』
制作されています。





さらに、
『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』
なんて作品も作られていて、
なんとレニー・ゼルウィガーと
マシュー・マコノヒィィィ

共演しているという夢のような作品なのですが、
DVD未発売となっており、
私も観たことがありません('A`)
マコノヒィィィ・・・・・・・・。



その後、2003年に『悪魔のいけにえ』のリメイクとして、
『テキサス・チェーンソー』が作られました。



その続編が『テキサス・チェーンソー・ビギニング』です。





で、今回観た『悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』は、
オリジナル版『悪魔のいけにえ』のラストに直結する物語と
なっています。



『悪魔のいけにえ』と言えば、
人間の顔からはぎ取った皮を使って作ったマスクを
被った大男、通称・レザーフェイスが有名ですよね。


オリジナル版では、
レザーフェイス一家に襲われた若者たちが
次々と惨殺され、
唯一生き残った女性が助けを求めるところで
物語が幕を閉じます。


『悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』は、
女性のSOSにより事件を知った保安官が現場に駆けつけ
レザーフェイス一家ことソーヤー一家に
投降を求めるところから始まっています。



もちろん、ご想像の通り、
物語はチェーンソーを持ったレザーフェイス
追いかけてきて、そして殺しまくる、
そういう展開になるのですが、
ただ、なんというか、
オリジナル版とは、
レザーフェイスという恐ろしい殺人鬼の描き方
かなり異なっているように思いました。



『レザーフェイス一家の逆襲』では、
始まって早々に、ソーヤー一家が全滅します。
いや、あまりの展開に驚きますが、
本当に始まって10分くらいで、
あっという間に皆殺しに遭ってしまいます。
ネタバレとかってレベルじゃないくらい、
すぐに全滅しちゃうんです。
マリオで言ったら、最初のクリボーで死ぬようなものです。



ただ、実は全滅したのではなく、
その場にいた赤ん坊だけは助けられ、
生き延びていました。
その赤ん坊はヘザーと名付けられて育てられ、
たいそう美しい娘さんに成長しました。


つまり、ヘザーはソーヤー一家の生き残りであり、
レザーフェイスの血筋に当たるのです。
ヘザー自身は自分が養子だとは知らなかったのですが、
実の祖母が死んだことで遺産を相続することになり、
自分が養子であることを知ります。


自分のルーツを知りたいと思ったヘザーは、
亡くなった祖母の家に友人たちと向かい、
案の定、そこでレザーフェイスに襲われることになるわけです。



まあなんというか、
ごくごくありがちなホラー映画の展開のように
見えるかと思います。



ところがですね、
この映画の評価が分かれることになる最大の要因は、
先ほども書きましたが、
レザーフェイスの描き方なんです。


『悪魔のいけにえ』がホラー映画の金字塔として名高いのは、
レザーフェイスの異様さにあると思うんです。
人間の顔で作ったマスクを被っているため、
表情はまったくうかがい知ることができません。


顔のない大男が襲ってくる、
動機も目的もまったく分からず、
感情すらまったく読み取れないのです。
レザーフェイスは、そういった点で、
完全なる他者であり、
完全なるエイリアンであると言ってもいいでしょう。
レザーフェイスには、同情や共感の余地
まったくないのです。



ところが、
オリジナル版が大ヒットし、
オリジナル版の公開から40年の間に、
レザーフェイスに対する愛着
ファンの間で生まれました。
それは本来、
共感できないものに対して共感するという、
矛盾した、ねじれた感情であったはずなのですが、
『レザーフェイス一家の逆襲』においては、
その共感が実にストレートに表現されてしまっているのです。



ネタバレはしたくないので
ハッキリとは書けないのですが、
『レザーフェイス一家の逆襲』においては、
物語が進展するにつれて、
レザーフェイス側の視点で物語が描かれ、
レザーフェイスに敵対する存在に対して
観客もまた反感を持つような物語構成となっているのです。



うーん、それじゃレザーフェイスの魅力を否定
することになってしまうんじゃないのかい・・・・・・?



ホラー映画としてはなかなか面白くできていました。
が、
『悪魔のいけにえ』の続編としては、
オリジナル版への過剰な愛情が、
かえってオリジナル版のよさを壊してしまった、
そういう残念な作品になってしまっているように思います。


愛するあまり、その対象との距離感を誤ってしまう、
よくあることっちゃよくあることですが、
映画を作る上では
やはり適度な距離感をもって対象を捉える必要が
あったように思います。



私もオリジナル版を最後に観てから
かなりの年数が経っているので、
久しぶりに観なおしたいと思います。
そうしたら、少しは感想が変わるかなあ・・・・・・・。


ヘザー役のアレクサンドラ・ダダリオは、
ものすごくスタイルがよくて、
お腹とか真っ白でちょうかっこよくて、
ペロペロしたいなあと思いました。
ええ、変態です。
放っておいてください。



では、今日はこの辺で!
明日も映画観るぞ!
メルシーボークー!

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