ギルバート・グレイプ【ジョニー・デップ目的で観たら、ディカプリオに釘付けになったの巻】 [好き放題の映画レビュー]

こんにちは!

今さらながら、
『ギルバート・グレイプ』を観ました。
1993年のアメリカ映画ですから、
30年前の映画ですね。



何で今回『ギルバート・グレイプ』を観たかというと、
私、ジョニー・デップが嫌いなんです。
いや、『シザーハンズ』のころは好きでした。



『スリーピー・ホロウ』『スウィーニー・トッド』も好きでした。
(おまえ、ティム・バートン好きなだけやないか!)



でも、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』以降のジョニー・デップが本当に嫌いで、
しかも、
プライベートでも若い女優と結婚して、
しかもなんか騙されて最後捨てられたという印象。
(あくまでも印象なので間違ってたらごめんなさい)

まあ、プライベートはともかくも、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のあの演技がすごく嫌いなんですよね。
わざとらしい感じがして。
これはもう好き嫌いの問題なので、
あの映画がとても人気があることは重々承知です。
そもそも私はディズニー映画の大半が嫌いなので、
ちょっと変わり者なんだと思ってそっとしておいてください。

じゃあ、なんで今回わざわざジョニー・デップの映画を観たのかというと、
現在公開中の『グッバイ、リチャード!』がとてもいいという噂を聞いたんです。



末期がんに冒された大学教授が自暴自棄になる物語。
海賊役じゃない!
先に観た友だちも勧めてくる!

そこで、
いまいちどジョニー・デップという俳優について考え直すべく、
今まで最後まできちんと観たことのなかった
名作『ギルバート・グレイプ』を改めて最初から観直してみたわけです。

そうしましたら・・・・・・

ディカプリオすげえええええええ!!!!!

この作品でディカプリオはアカデミー賞助演男優賞にノミネートされましたが、
そりゃもう納得ですよ。
知的障害のある少年を演じていますが、
なんだこのリアル。
もちろん、映画の中のリアルなので現実世界のリアルとはまたちょっと違いますが、
映画を観ている側からすると、
ものすごく自然に、そして生き生きと知的障害のある少年を演じています。
「生き生きと知的障害のある少年」という表現はおかしいかもしれませんが、
なんというか、悲壮感を感じないんですよね。
お涙頂戴の演技になっていない
障害があることがアーニーにとっての当たり前だし、人生なわけで、
その人生をアーニーはアーニーで、
必死に生き、楽しみ、そして色々考えているわけです。
障害がある人を、健常者である私たちは安易に「かわいそう」と思いがちだけれど、
アーニー自身は「かわいそう」な人生を送っていない、
仮に「かわいそう」と思うにしても、
そう思うのは他人の勝手な判断であって、
アーニー自身が「かわいそう」なわけではないのです。

私はもともとディカプリオ大好きなんですけれど、 改めて大好きになりました!!!!

あ、ジョニー・デップの話でしたね、そうでしたね。
んー。
まあ、とにかく美しかったです。
間違いなく正統派美青年です。

ジョニー・デップが演じている主人公のギルバート・グレイプは、
狭い田舎町に閉じ込められ、鬱屈とした日々を送っています。
父親は自殺し、
母親はそのショックで引きこもりの過食症となり、
推定150キロ強の巨漢となってしまいました。

弟のアーニーには障害があるので
とにかく手が掛かります。
ちょっと目を離すと高いところに登ってしまいます。
ギルバートが働いているのは寂れた小さな商店ですが、
アーニーを連れて仕事することに理解があるため、
他の仕事を見つけたくても見つけられない状況です。

つまり、
ギルバートは家族のために生きており、
彼には自由な選択権などないのです。
彼の住んでいるオハイオ州の小さな街は、
障害のある弟を持つ彼を決して差別したり、疎外したりはしないけれど、
それは同時に、彼が街から離れる理由を奪ってもいるのです。

ギルバートは、
トレーラーで移動しながら生活している女の子と知り合ったことで、
少しずつ変化していきますが、
ジョニー・デップがこの難しい役を十二分に演じ切れていたかというと、
ディカプリオはアカデミー賞にノミネートされたけれど、
ジョニー・デップはされなかった、
そこにその答えは表れているのだと思います。

『シザー・ハンズ』では哀愁漂う演技をしていたような記憶があるので、
役によって合う、合わないのがあるのかもしれませんね。

あ、ちなみに『ギルバート・グレイプ』には、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに出ていた俳優さんが2人出ています!
マーティー少年のお父さんを演じていたクリスピン・グローヴァーと、
ドクと結婚することになるクララを演じていた、
メアリー・スティーンバージェンです。
BTTF好きは「おっ!?」と思いますよ、きっと!

というわけで、
『グッバイ、リチャード!』を観に行くかはまだ決めていません。
というか、暑すぎて外出られないんですけど。
なんとかしてくれ、この暑さ。

ほんでは、また!


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