痩せゆく男 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごおばちゃんです。



ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。
全国200万の腐りかけりんごファンのみなさん、
申し訳ありません!!
ちょっとプライベートでバタバタしておりまして、
なかなかブログを書く余裕がありませんでした。



さて、映画を観ました。
劇場に足を運ぶことはできていないのですが、
何とか時間をみつけてDVDは観るようにしています。


『痩せゆく男』です。




1996年製作のアメリカ映画です。
原作はスティーブン・キングの小説。
ずっと観たいと思っていたのですが、
いつのまにか20年近くも経っていました。
20年ってすげえなあ、おい('A`)



敏腕弁護士のビリーは、130キロを越える超おデブです。
ダイエットをするよう妻に言われていますが、
食べるのが好きなこともあって、なかなか痩せません。


ある日、ビリーはジプシーの老婆を車で轢き殺してしまいます。
脇見運転をしていたビリーの完全なる過失だったのですが、
ビリーは、判事、警察署長と共謀し、
無罪を勝ち取ります。


怒ったジプシーの長は、
ビリー、判事、警察署長の3人に呪いを掛けます。
ビリーには【どんどん痩せていく呪い】。
その日から、ビリーは食べても食べてもどんどん痩せていくのでした・・・・・・。



物語は、
ビリーがどうやってジプシーの呪いを解き、
痩せていくのを止めるかというゴールに向かって進んでいきます。
観ている間、
ずっとサム・ライミの『スペル』を思い出していました。





もちろん、『スペル』の方が製作はあとになりますが、
怪しげな老人に呪いを掛けられるという点で、
この2作品の設定は似ています。


が、
『スペル』の方は、
主人公が職務を遂行したが故に恨みを買ったのに対し、
『痩せゆく男』では、
主人公に同情する余地が全くありません。
ええ、まったくです、まっっっったく!


だって、
脇見運転していた理由が、
妻にフェラチオされていたから
ですよ?!
おいデブ、なにしてんだよって感じでしょ?!
学生じゃあるまいし、家に帰ってからやれよ!
家に帰ってからなら、
擦りきれるまでやっても文句は言わねえよ!



さらに、
ビリーは妻が浮気していると疑うんですが、
それも思い込みに過ぎないんです。
勝手に浮気していると思い込んで、
復讐心を募らせていくんですから、
デブなだけじゃなくて性格もひねくれてんのかよ、ビリー!
いや、
デブのころのあんたはもっと朗らかだったよ・・・・・・。
あんた、脂肪と一緒に大切な何かを失っちまったんじゃないのかい・・・・。



130キロから最終的に50キロ台まで
痩せることになるのですが、
何が凄いって、特殊メイクですよね。
今だったらもっと上手にできるかもしれませんが、
20年前ですからね、
ここまで違和感なく痩せていくのは、
かなりの技術だったのではないかと思います。



ビリーの娘役を演じていた女優さんがとてもかわいくて、
出てくるたびに、おばちゃんウキウキしちゃったんですが、
演じていたジョーイー・レンツも、
20年経ってすっかりおばちゃんになっていました・・・・・・('A`)
20年って長いよ、マジで・・・・・・・。



最後の方ちょっと飽きてしまうところもあるのですが、
90分ほどの短い映画だし、
スッキリとよくまとまっていると思います。
まあまあオススメかな。
グロすぎるホラー映画は無理って人には
ちょうどいいのかもしれません。



では、この辺で失礼致します。
また近いうちに!
メルシーボークー!

↓原作はリチャード・バックマン名義で発表されたんですね!

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