ディアボロス/悪魔の扉 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです!



今日は暑かったですねえ。
あまりに暑くてエアコンを入れました。
梅雨だというのに、
関東は全然雨が降りません。
先日初めて知ったのですが、
九州の梅雨って、雨がザンザカ降るんですってね。
関東ではしとしとと降るので、
ザンザカ降ると知って驚きました。
しかも1ヶ月以上それが続くとか!
ヒャー



さて、先週末に観た映画を順にご紹介して行きたいと思います。
TSUTAYAに行って、
ホラー映画の棚から
直感で3本借りてきました。
まずは、
『ディアボロス/悪魔の扉』です!






1997年のアメリカ映画です。
キアヌ・リーブスとアル・パチーノが共演という
豪華っぷりに惹かれて借りてみました。



若手弁護士のケヴィンは、
これまで担当した事件ですべて勝訴しているやり手の弁護士です。
裁判に勝つためなら、
強引な手口を使うことも辞しません。
依頼人が実際に有罪かどうかなど問題ではなく、
とにかく裁判に勝つことが大切なのです。


ケヴィンの手腕を見込んだニューヨークの法律事務所が、
破格の報酬でケヴィンをヘッドハンティングします。
妻のメルと共にニューヨークに越したケヴィンは、
会社から豪華な住居を与えられ、
セレブの仲間入りをします。


事務所の経営者ジョン・ミルトンは、
ケヴィンを気に入り、
大物クライアントである不動産王が、
妻子を殺した疑いで逮捕された裁判を、
担当させることにします。
事件を担当し、ますます多忙を極めるケヴィン。


一方、仕事を辞めてケヴィンとともにニューヨークにやってきたメアは、
一人の時間を持てあまし、
次第に精神を壊していきます・・・・・・・。



といった感じで話が進んでいきます。
タイトルにある【ディアボロス】とは「悪魔」のことです。
なんとなくサイゼリアを思い出してしまいますが、
それは多分、
ディアボラ風ハンバーグステーキです。



タイトルから【悪魔】が出てくる映画だと分かっていたので、
いつ悪魔が出てくるのか、
モンスター的な存在がいつ出てくるのか、
心待ちにしていたのですが、
なかなか出てきません。
ホラー映画のコーナーに置かれていましたが、
実際は、これ、ホラー映画じゃないです。



アル・パチーノ演じるミルトンが【悪魔】なわけですが、
ミルトンは、
私利私欲のために善や真理を裏切る観念が蔓延する社会
を作り上げることです。
ケヴィンがミルトンに選ばれたのは、
ケヴィンが、
少女に性的ないたずらをするクソ野郎の弁護をし、
有罪だと知りながら、判決を無罪に持ち込んだからです。


つまり、
現代社会においては、
善悪を決めるのは【司法】であり、
【司法】の場を牛耳ることで悪をのさばらせることができる、
そう考えているのです。
悪魔も色々考えますねえ('A`)



それが間違った行為であると知りながら、
良心に背いてその行為を選んでしまった瞬間に、
悪魔に魂を売り、
悪魔に魅入られるのであると、
キリスト教圏の人は考えているんでしょうね。



2時間以上ある長い映画で、
そんなに派手な展開もないため、
ちょっと中だるみするところはあります。
が、
最後の、
キアヌ・リーブスとアル・パチーノが対決するシーン
本当に見応えがあります!
私、それほどアル・パチーノに興味がないというか、
アル・パチーノすげえええ! って思ったことなかったんです。
『ゴッドファーザー』は観ましたけどね。


でも、
このアル・パチーノはマジですごかった
ノリノリですわ。
この映画では賞は獲得していないし、
ノミネートすらされていないようなんですが、
いやいや、
最後の15分ほどすごかったですよ。



そして、若き日のキアヌ・リーブス!
とにかく美形で、目の保養になるのですが、
アル・パチーノに負けず劣らずの名演技を見せてくれています。
ネタバレにならないようにぼやかして書きますが、
身内が死んだのを嘆き悲しむ演技が凄かったです!



監督はテイラー・ハックフォード
誰かと思ったら、
『黙秘』を撮った監督さんでした!



私、この映画大好きなんですよ〜(´∀`*)
他にも、
『カリブの熱い夜』『ホワイトナイツ/白夜』『Ray/レイ』なんかを
撮った人です。



というわけで、
キリスト教圏における【悪魔】のイメージを理解できなければ、
ちょっと分かりにくい映画かもしれません。
アル・パチーノが演じたミルトンの名は、
『失楽園』の作者であるジョン・ミルトンから借りているようでして、
そういった点からも、
基本的な知識がないと、テーマが捉えにくいのかもしれません。
でもまあ、
美しきキアヌ・リーブスは見応えありますよ!



では、この辺で失礼致します!
またお会いしましょう〜!
みなさまがいい1週間を過ごしますように。
メルシーボークー!

↓インスタントビデオで観られますよ!


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