クリムゾン・ピーク [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです!



前回はミア・ワシコウスカ主演の
『イノセント・ガーデン』をご紹介しました(´∀`*)


今回は、やはりミア・ワシコウスカが主演した
『クリムゾン・ピーク』をご紹介します。



この映画は、
ギレルモ・デル・トロが監督した作品です。
デル・トロといえば、
『パシフィック・リム』なんかが有名で、



【鬼才】なんて角書き付きで
紹介されることが多い監督です。


が、私は『パシフィック・リム』は観ていなくて、
(ロボットアクション対戦映画みたいなの苦手だからね)
観たことがあるのは、
『永遠の子どもたち』ぐらいですが、



『永遠の子どもたち』は監督ではなく、
製作総指揮を担当していました。


でも、
『クリムゾン・ピーク』も、
『永遠の子どもたち』と似たような雰囲気を持っていた
ように思います。
簡単に言っちゃうと、
ゴシックホラー系の映画です。



物語の舞台は20世紀初頭のニューヨーク
第一次世界大戦の前後でしょうか。
少女・イーディスは霊感が強く、
幽霊からメッセージを受けることができます。
亡くなった母親がイーディスの前に現れ、
「クリムゾン・ピークに気を付けろ」
と訴えますが、
そのときのイーディスにはその意味が分かりませんでした。


美しい女性に成長したイーディス
裕福な実業家である父親は、
イーディスを、旧知の仲である青年医師・アラン
結婚させたいと考えていますが、
小説家を目指すイーディスは、
結婚よりも自立した女性として生きることを望んでいます。


そんなある日、
イギリスからトーマス・シャープと名乗る男がやってきました。
自身の発明した掘削機に投資をしてほしいと、
イーディスの父親の元をやってきたのです。
トーマスは、姉のルシールとともに、
イギリスからはるばるアメリカにやってきましたのですが、
イーディスの父親は、
掘削機への投資を断りました。


その一方でイーディスは
自分の小説を評価してくれたトーマスに惹かれ、
2人は次第に恋仲に堕ちていきます。
しかし、
イーディスの父親は
トーマスとルシール姉弟に不信感を覚え、
身辺調査を探偵に依頼しました。
その調査結果を知らされた父親は
すぐに帰国し、イーディスの前から立ち去るように
トーマスにきつく言いつけます。


その夜、何者かによってイーディスの父親が
殺されてしまいます。
哀しみに暮れるイーディス。
その哀しみを癒してくれたのは、
やはりトーマスの存在でした。
イーディスはトーマスのプロポーズを受け、
ともにイギリスに戻ることにします。


粘土質の土壌で真っ赤にそまった大地
その大地にぽつんと建つトーマスの屋敷は、
修繕する費用もなく、
屋根の中央部がぽっかりと穴の開いているような状態です。
そのボロボロの屋敷で、
トーマス&ルシール姉弟と暮らし始めたイーディス。


幸せな新婚生活が待っているかと思われたのですが、
次第にイーディスは体調を崩し、
弱っていきます。
さらには、屋敷内で
イーディスに何かを訴えかけようとしている幽霊
の姿を見るようにもなります。


やがて、
イーディスはトーマスの過去を知ることになるのです・・・・



といった感じのお話で、
説明するとちょっと長くなってしまいました。
まとめると、
素敵な異国人男性と結婚したけど、 なんだか秘密があるみたい、 その秘密を幽霊が教えてくれるみたいなの〜!

っていう感じでしょうか。
情緒もクソもないまとめかたですね(´ω`)



まあ、この映画は、
物語が素晴らしいというよりは、
その独特の雰囲気が素晴らしい映画で、
物語それじたいはそれほど印象に残りません。


いや、トーマスの正体が何なのか
それはすごい気になりますよ。
でも、
実際正体が分かってしまうと、
それほど驚かされるものもでもないし、
そこにはさほど重きは置かれていないんじゃないかなと思います。


それよりも、
映像が作り出す幻想的な雰囲気
異界に取り込まれていくような不思議な感覚
それらを作り出すことにこそ、
この映画は力を注がれているんじゃないかなあと、
ババアは思うわけです。


なんだか、
初めてディズニーランドのホーンテッド・マンションに入ったときのような、
そんな不思議なワクワク感と恐怖感
味わえる映画でした。



ミア・ワシコウスカ目当てで観に行ったわけですが、
ミアはやっぱり可愛かったですよ。
でも、それ以上に印象的だったのが、
トーマスの姉・ルシールを演じた、
ジェシカ・チャステインの妖艶さです。


彼女が出演した映画は
『ヘルプ』とか『ツリー・オブ・ライフ』などなど、



これまでにも色々と観ているのですが、
正直、あまり記憶に残っていません。
・・・・・・と思ったら、
『ツリー・オブ・ライフ』観てなかった(´ω`)
またしても、
『ファミリー・ツリー』と間違ってた・・・・・・(*´ω`*)イヤン


まあ、それはともかく、『クリムゾン・ピーク』を観て
ジェシカ・チャステインを確実に海馬にインプットしました。
純粋で教養もあるお金持ちのお嬢さま・インディアの
物語としてではなく、
ルシールの物語として読み替えてみると、
『クリムゾン・ピーク』って
全然違う、悲しい物語として読めると思うんですよね。


愛してはいけない男性を愛してしまった女性の物語、
自分の愛する男性が他の女性と過ごすのを、
じっと耐えて見ている女性の物語。
ルシールはとても悲しいけれど、
愛に生きるが故に、とても恐ろしい女性だとも思います。



では、今日はこの辺で★
また近いうちにお会いしましょう。
メルシーボークー!

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