クリーブランド監禁事件 〜少女たちの悲鳴〜 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
お久しぶりです。
腐りかけのりんごです!



すっかり暑くなりましたよねえ〜('A`)
暑いのに弱い私は、
もう既にバッテバテです。
週末も体が動かず、
ゴロゴロ寝ているばかりです。



映画はちょこちょこ観に行っていて、
最近はいい邦画が多いなあと思っているのですが、
ブログでご紹介する余裕がなく・・・・・・(´ω`)=3


今日は自宅で、録画していた映画を2本見たのですが、
1本は途中で寝てしまいました。
2本目は最後まで観られたのでご紹介します!


『クリーブランド監禁事件 〜少女たちの悲鳴〜』です!





監禁された被害者を描いた映画と言えば、
最近では『ルーム』がありました。



『ルーム』は、
監禁された女性が監禁部屋で生んだ少年が、
監禁から解放され、
成長していく姿を中心に描いていました。


『クリーブランド監禁事件』の場合は、
監禁の被害者であるミシェルは、
監禁される前から子どもがいて、
その子どもに再び会えることだけを支えに、
11年もの監禁生活を乗り越えていきます。



この映画、
ちょっとセンセーショナルなタイトルが付けられていますが、
実際にあった事件なんですよね。
想像するだけでも恐ろしいのですが、
実際に、このミシェル・ナイトという女性は、
友だちのお父さんに監禁され、
避妊もせずにレイプされまくって、
5回も妊娠したそうです。


私も女ですから、
それがどれほど屈辱的なことで、
死ぬ以上の苦痛を与えることであるか、
ぼんやりとは想像できます。
が、あくまでもそれは想像であって、
実際に体験した人の苦痛を知ることはできません。
ですから、
安易に監禁をスキャンダラスに描いた映画だったら、
嫌悪感しか感じなかったと思います。



この映画は、
監禁されてレイプされた女性を
ワイドショー的に、スキャンダラスに描いた映画ではなく、
ホラー映画でもありません。
映画の最初に、
「残虐なシーンがあります〜」という注意が示されますが、
グロさはさほどではなく、
むしろ、精神的に削られるようなシーンが続きます。
そして、
だからこそ、被害者に対しての同情や共感が生まれ、
監禁から解放されたときには、
拍手をしたいくらいのカタルシスを得ることができます。



が、この映画、それで終わりじゃないんですよね。
そこがポイントです。


『クリーブランド監禁事件』は、
被害者の女性の悲惨な体験を描くことに重きを置いているのではなく、
その悲惨な体験をどう乗り越えていくか、
悲惨な体験をしてしまった自分をどう受け入れていくか
そこにメインテーマが設定されています。



ミシェルは、
監禁される前、息子だけが生きがいの女性でした。
妊娠出産したために高校を中退し、
仕事すら見つけられていませんでした。


そんなミシェルは息子に再会することだけを支えに
監禁生活を乗り切ったわけですが、
もう11年も経過しているため、
息子も新しい生活を送り始めています。
息子という唯一の支えを失ったミシェルが、
社会で再びどうやって生きていくのか、
ミシェルは監禁から解放されたことで、
新たな選択を迫られることになります。



これ以上はネタバレになるのでやめますが、
ミシェルという女性の強さに感服します。
あそこまで酷い体験をしたのに立ち上がる強さ、
生き続けようという意思、
到底私には持てません・・・・・・。



センセーショナルなタイトルですが、
中味はいい映画です。
オススメですよ。

↓Amazonインスタントビデオでも観られます。


では、この辺で!
またお会いしましょうね〜!
メルシーボークー!



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