鑑定士と顔のない依頼人 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです!


相変わらず手首が痛くって大変です。
たまに、悲鳴を上げるくらい、
痛みを感じることがあります。
サポーターなしではもう暮らせません。
でも、サポーターをすると蒸れて、
痒くなってきます('A`)
医者からは、
とにかく手を使うなと言われているのですが、
まあ、こうやってブログを打っている段階で
お察し下さい!



相変わらずレビューが溜まってしまっています。
一気に書き上げたいけれど、
ほら、手首がね・・・・・・★



というわけで、とりあえず今日は、
『鑑定士と顔のない依頼人』です!





2013年のイタリア映画です。


これ、うまい邦題を付けたと思いませんか?
原題は『La migliore offerta』、
英語にすると『The Best Offer』です。
オークションで、その日の目玉商品を指すことばです。
映画の中のオークションシーンでも、
「本日の目玉商品です! 最高の出し物ですよ」
と言った字幕付きで、
「The Best Offer!」というセリフがありました。


もし、この映画が
『ベスト・オファー』なんて邦題で公開されていたら、
あまり興味を引かれなかったと思うんですよね。
原題を尊重するべきだという意見も分かるし、
下手な邦題には腹を立てがちなりんごおばちゃんですが、
この邦題には感心しちゃいました。
ミステリータッチの物語だと伝わってくるし、
何よりも、
「顔のない依頼人」ってどういうことだよ?!
と思わずにいられませんよね。


というわけで、
この映画、ずっと気になっていたわけです。



主人公のバージルは、世界的に活躍する鑑定士です。
美術品の鑑定を行っており、
非常に裕福な生活をしています。


が、
もう60代半ばでありながら、
今まで女性とお付き合いしたことがない、
チェリーボーイ、
いや、チェリージジイです。
とは言え、
特に女性に興味もなく、
バージルは女性の肖像画をコレクションし、
その肖像画を鑑賞することに喜びを覚えています。



そんなバージルのもとに、
ある日鑑定依頼が舞い込みます。
両親が遺した美術品や調度品の数々を整理したいので、
鑑定して欲しいという依頼です。
電話をしてきたのは、若い女性でした。


通常、
そんな飛び込みの依頼を
バージルが受けることはないのですが、
両親がバージルに依頼するよう指定していたというので、
バージルはその依頼を受けることにします。


が、約束の日に約束の場所に行っても、
依頼人・クレアは現れません。
日ごろ、人から待たされることのないバージルは
激怒します。
依頼人は病気で行けなかったと詫びるのですが、
バージルは激おこです。


が、依頼人が泣いて謝るので、
バージルはもう一度会う約束をします。
今度は、鑑定する品が置かれている屋敷に、
管理人によって案内をしてもらえましたが、
またしてもクレアは現れません。


バージルはそんなクレアにムカ着火ファイアーですが、
屋敷の地下室でとある金属部品を見つけました。
こっそり持ち帰って、
親しくしている機械修理工(美術品修復家?)ロバートに見せたところ、
それは、オートマタの一部品であることが判明します。
オートマタって何かと言いますと、
自動股間・・・・・・のはずもなく、
18~19世紀に作られていた機械人形のことです。


もっと部品を集めれば、機械人形を復元できる!
そう思ったバージルは、
クレアへのムカ着火を鎮め、
鑑定を引き受けることにします。


クレアの屋敷に行くごとに、
少しずつオートマタの部品を発見し持ちかえるバージル。
さらに、
バージルは、クレアが極度の対人恐怖症・広所恐怖症であることを知ります。
クレアは屋敷の隠し部屋で一人、コッソリと暮らしていたのです。


鑑定を進めるために、
そして、オートマタの部品を集めるために、
クレアの屋敷に通い詰めるバージル。
やがてバージルは、
ドア越しにクレアと話をするようになり、
クレアに好意を抱くようになっていきます。


初めての恋に戸惑いながらも、
ロバートに恋のアドバイスを受けながら、
クレアに接近していくバージル。
ついにバージルはクレアの顔を見ることに成功し、
そのあまりの美しさに息を呑みます。


果たしてバージルの老いらくの恋は実を結ぶのか、
オートマタの復元計画はどうなるのか・・・・・・・・



といったお話です。
どうです、面白そうでしょ?
いやあああ、面白かったですよ(´∀`*)



気むずかしいバージルが、
クレアと出会ってデレデレになっていく様は、
本当に微笑ましく感じられます。
クレアに
「髪を染めてる人なんてきらいにょー!」
と言われ、慌ててカラーリングを落とすところなんて、
おじいちゃん必死wwwww と笑いつつも、
憎めない可愛さを感じてしまいます。


バージルが恋愛相談をするロバートは、
若いイケメン男子なんです。
地位も名誉もあるジジイが、
恥を忍んで若者に恋の悩みを打ち明ける・・・・・・
可愛らしいでしょう〜(´∀`*)


老いらくの恋なんですけど、
とても純粋で甘酸っぱい、
ジジイの一生懸命さをついつい応援してしまう、
そんな展開になっています。



ただねえ、
この映画、とんでもない結末が待っているんですよ。
いやあ・・・・・・ホント、後味わりぃ・・・・・・・。
酷い・・・・・・いや、エグいんですわ



ネタバレはしないので、ご安心下さい。
この映画、結末を知って観ちゃったら、
面白さ半減、いや、四半減ですわ。



よく知らないで観たのですが、
監督は『ニュー・シネマ・パラダイス』を撮った、
ジュゼッペ・トルナトーレ
『ニュー・シネマ・パラダイス』は、
何というか、叙情的な作品でしたが、
この『鑑定士と〜』は、
現実の過酷さをイヤッてほど突き付ける、
エグいサスペンスになっています。



ですがね、
今回、この記事を書くために、
他の方が書いたブログなんかを見てみたら・・・・・・


あれ・・・・('A`)
ワシ、ちゃんと物語、
理解し切れてなかった・・・・・・・・?




うーん、どうやらもう一回観なおした方がよさそうです。
様々なトリックが仕掛けられているのですが、
ちゃんと理解できていなかったみたいです。
ネタバレサイト見ちゃったんですけど、
最後まで映画観たくせに、
「ぬおおおお、そういうことかー!」
と驚いちゃいましたよ。
あまりに愚鈍です('A`)



というわけで、
結末に驚かされる映画でした!
へそ曲がりな人にこそ、観て欲しい映画です(´∀`*)


では、この辺で失礼します!
まったね〜!
メルシーボークー!

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