6歳のボクが大人になるまで [好き放題の映画レビュー]
こんにちは、みなさん!
腐りかけのりんごっちです!
いやあ、仕事が落ち着きまして、
のんびりとした日々を過ごしています。
久しぶりに趣味の時間を持てるようになりました(^ω^)
お前、映画鑑賞が趣味じゃねえのかよ
って思われるかもしれませんが、
映画は確かに趣味ですが、
なんというか、
観ずにはいられないレベルなので、
趣味の中でもかなりの上位を占めます。
そうではなくて、
別にやってもやらなくてもいいような、
暇つぶしにやるような趣味の時間を
取れるようになったんです。
冬はやっぱり編み物ですね〜ヾ(*´∀`*)ノ
使うのか使わんのか、
よう分からんものを編むのが好きです!
あ、見ます?
見ちゃいます?
去年作った、毛糸のがま口です。
いやまあ、
これは使ってるんですけどね、
何の動物なのかサッパリ分からないですね。
可愛いのかどうかもサッパリ分かんね('A`)
でも、
編んでる最中は無心になれるからいいんです!
最中は【さいちゅう】ですからね!
【モナカ】じゃありませんからねー!
さて、戯れ言はともかく、
映画を観てきました。
『6歳のボクが大人になるまで』です!
公開されてからかなり経ちますが、
私の住む街にやっとやってきました。
公開された直後から、
あちらこちらから大絶賛の声が聞こえて、
これは観ないといけない!
絶対に観るぞ!
と鼻息を荒くしていました。
6歳の少年メイスンが、
18歳になるまでの12年間を描いた物語で、
この映画の一番特徴的なのは、
実際に12年間断続的に撮影をしている点です。
12年間、同じ役者が同じ役を演じ続けているのです。
まあ、『北の国から』なんかもそうですよね。
でも、
『北の国から』とは違って、
たった1本の映画のために、
12年間撮影を続けたというのは、
なかなか画期的な企画だし、
どういう作品に仕上がっているのか、
とても気になるわけです。
で、どうだったかというと・・・・・・・
うーーーーーーーーーーーん('A`)
この映画は、
何かが起きることを期待してはダメです。
12年間にわたる大河ドラマとかじゃないんです。
6歳の少年が大人になるまでの12年間は、
正直、非常に平々凡々です。
さらに、
恋人と別れるとか、
進路を決めるとか、
そういう大きな出来事があったとしても、
なぜそういうことになったのか、
その理由は一切語られないんです。
別れた、大学入学が決まったと、
事後報告があるだけなんです。
ですから、
悪く言ってしまえば、退屈な映画です。
しかも165分もあるわけですから、
途中で寝てしまった人も多いかもしれません。
が、最後の方で気付いたのですが、
この映画をメイスンという少年の物語ではなく、
メイスンを育て上げた母親の物語として見たら、
私にとっての共感ポイントが
見出せるようでした。
私は、メイスンには共感する要素を
どうにも見出せなかったんです。
ですが、
165分もの長い物語(=メイスンの人生)を
見せられた後で、
母親の人生はどうだったかなと、
母親の女の一生を思いやったときに、
何とも言えない、
悲しい気持ちになりました。
メイスンの母親・オリヴィアの12年間は、
メイスンの12年間よりもよっぽど波瀾万丈です。
ちょっとネタバレになるので、
ご注意下さい。
シングルマザーとして二人の子どもを育て、
あまりに男の趣味が悪いため、
再婚しては失敗、
再婚しては失敗を繰り返します。
大学に戻って学位を取得し、
憧れだった教職に就きますが、
彼女が満たされているような印象は受けません。
途中、妊娠してるのかよってくらいめっちゃ太るし、
最後に行き着いた境地は断捨離・・・・・・。
なんかなあ、
女の一生ってこんなもんかなあ、
そう思いました。
子どもの独立は喜ばしいことだけれど、
それは自身にとっては
【老後の始まり】なわけで、
たった一人で生きていくことに
絶望を感じる気持ちは、
同じババアだから分かります。
しかも、
18年間育てた実の息子よりも、
たまたま自分の家の配管工事に来ていた外国人の青年の方が、
自分のことばに影響を受け、
人生を大きく変えていたなんて、
すごい皮肉ですよね。
自分が女だからでしょうが、
私はオリヴィアの物語としてこの映画を
捉えなおしたときに、
何だかストンと納得する部分を見出せました。
出演者の中では、
メイスンの実父を演じていたイーサン・ホークが
とても魅力的でした。
イーサン・ホークなんて今まで興味なかったんですけどね。
明日、オスカー獲れるといいですね(´∀`*)
というわけで、
ちょっと観る人を選ぶ映画かもしれません。
文学作品で言うと、【私小説】のような感じ。
出来事それじたいよりも、
時間の積み重ねを楽しむ映画です。
では、この辺で。
またお会いしましょうね〜。
メルシーボークー!
腐りかけのりんごっちです!
いやあ、仕事が落ち着きまして、
のんびりとした日々を過ごしています。
久しぶりに趣味の時間を持てるようになりました(^ω^)
お前、映画鑑賞が趣味じゃねえのかよ
って思われるかもしれませんが、
映画は確かに趣味ですが、
なんというか、
観ずにはいられないレベルなので、
趣味の中でもかなりの上位を占めます。
そうではなくて、
別にやってもやらなくてもいいような、
暇つぶしにやるような趣味の時間を
取れるようになったんです。
冬はやっぱり編み物ですね〜ヾ(*´∀`*)ノ
使うのか使わんのか、
よう分からんものを編むのが好きです!
あ、見ます?
見ちゃいます?
去年作った、毛糸のがま口です。
いやまあ、
これは使ってるんですけどね、
何の動物なのかサッパリ分からないですね。
可愛いのかどうかもサッパリ分かんね('A`)
でも、
編んでる最中は無心になれるからいいんです!
最中は【さいちゅう】ですからね!
【モナカ】じゃありませんからねー!
さて、戯れ言はともかく、
映画を観てきました。
『6歳のボクが大人になるまで』です!
公開されてからかなり経ちますが、
私の住む街にやっとやってきました。
公開された直後から、
あちらこちらから大絶賛の声が聞こえて、
これは観ないといけない!
絶対に観るぞ!
と鼻息を荒くしていました。
6歳の少年メイスンが、
18歳になるまでの12年間を描いた物語で、
この映画の一番特徴的なのは、
実際に12年間断続的に撮影をしている点です。
12年間、同じ役者が同じ役を演じ続けているのです。
まあ、『北の国から』なんかもそうですよね。
でも、
『北の国から』とは違って、
たった1本の映画のために、
12年間撮影を続けたというのは、
なかなか画期的な企画だし、
どういう作品に仕上がっているのか、
とても気になるわけです。
で、どうだったかというと・・・・・・・
うーーーーーーーーーーーん('A`)
この映画は、
何かが起きることを期待してはダメです。
12年間にわたる大河ドラマとかじゃないんです。
6歳の少年が大人になるまでの12年間は、
正直、非常に平々凡々です。
さらに、
恋人と別れるとか、
進路を決めるとか、
そういう大きな出来事があったとしても、
なぜそういうことになったのか、
その理由は一切語られないんです。
別れた、大学入学が決まったと、
事後報告があるだけなんです。
ですから、
悪く言ってしまえば、退屈な映画です。
しかも165分もあるわけですから、
途中で寝てしまった人も多いかもしれません。
が、最後の方で気付いたのですが、
この映画をメイスンという少年の物語ではなく、
メイスンを育て上げた母親の物語として見たら、
私にとっての共感ポイントが
見出せるようでした。
私は、メイスンには共感する要素を
どうにも見出せなかったんです。
ですが、
165分もの長い物語(=メイスンの人生)を
見せられた後で、
母親の人生はどうだったかなと、
母親の女の一生を思いやったときに、
何とも言えない、
悲しい気持ちになりました。
メイスンの母親・オリヴィアの12年間は、
メイスンの12年間よりもよっぽど波瀾万丈です。
ちょっとネタバレになるので、
ご注意下さい。
シングルマザーとして二人の子どもを育て、
あまりに男の趣味が悪いため、
再婚しては失敗、
再婚しては失敗を繰り返します。
大学に戻って学位を取得し、
憧れだった教職に就きますが、
彼女が満たされているような印象は受けません。
途中、妊娠してるのかよってくらいめっちゃ太るし、
最後に行き着いた境地は断捨離・・・・・・。
なんかなあ、
女の一生ってこんなもんかなあ、
そう思いました。
子どもの独立は喜ばしいことだけれど、
それは自身にとっては
【老後の始まり】なわけで、
たった一人で生きていくことに
絶望を感じる気持ちは、
同じババアだから分かります。
しかも、
18年間育てた実の息子よりも、
たまたま自分の家の配管工事に来ていた外国人の青年の方が、
自分のことばに影響を受け、
人生を大きく変えていたなんて、
すごい皮肉ですよね。
自分が女だからでしょうが、
私はオリヴィアの物語としてこの映画を
捉えなおしたときに、
何だかストンと納得する部分を見出せました。
出演者の中では、
メイスンの実父を演じていたイーサン・ホークが
とても魅力的でした。
イーサン・ホークなんて今まで興味なかったんですけどね。
明日、オスカー獲れるといいですね(´∀`*)
というわけで、
ちょっと観る人を選ぶ映画かもしれません。
文学作品で言うと、【私小説】のような感じ。
出来事それじたいよりも、
時間の積み重ねを楽しむ映画です。
では、この辺で。
またお会いしましょうね〜。
メルシーボークー!
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