エレファント・ソング [好き放題の映画レビュー]
みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです!
昨日の記事が非常に長かったので、
今日はサクッと行きます。
サクッ。
8月1日に観た映画その2!
『エレファント・ソング』です!
舞台は病院です。
精神科の医師・ローレンスが失踪します。
病院の院長は、
ローレンスが担当していた患者・マイケルが
何か事情を知っているに違いないと考え、
マイケルと面談することにします。
普段から人を小馬鹿にして、
人を茶化したような嘘ばかり言うマイケル。
看護師長は、
マイケルと話しても意味がないと
院長に忠告します。
一方マイケルは、
院長と面談するに当たって、
3つの条件を提示します。
1 自分のカルテは読まないこと
2 話をした褒美としてチョコレートを与えること
3 看護師長は同席させないこと
この3つの条件を飲んだ院長は、
マイケルと二人きりで話を始めます・・・・・・。
物語は、
なぜローレンスは失踪したのか、
ローレンスの失踪にマイケルがどう関わっているのか、
という謎を解くことをゴールとして進んで行きます。
謎を解いていくという点で、
サスペンス映画としてももちろん面白いのですが、
この映画のキモは、
マイケル、あるいはマイケルの心です。
私がこの映画を観に行ったのは、
グザヴィエ・ドランです。
グザヴィエ・ドラン監督作品と勘違いして行ったのですが、
グザヴィエ・ドランは役者として出演しているだけでした。
まあ、それはどうでもいいんです。
とにかく、
グザヴィエ・ドランの演技が素晴らしかった。
マイケルが提示した3つの条件、
そこにマイケルの真の目的があります。
ネタバレになるのであまり書けませんが、
とても悲しい物語です。
なんといいますか、
誰かに分かってもらいたくて、
自分を誰でもいいから分かって欲しくて、
必死にもがいている、
そんな悲しいあがきを描いています。
マイケルという青年は、
人を小馬鹿にしたような態度を取っていますが、
その裏には、
底知れない孤独、
人の温かみを求める声にならない悲鳴を
隠しているんです。
その二面性を、
グザヴィエ・ドランが巧みに演じています。
そもそもなぜマイケルが精神科に入院しているのか、
物語の終盤まで明かされません。
カルテを読んではいけないので、
入院した理由を院長が知ることはできないんですね。
その理由が明らかになったときに、
マイケルがこれまで人を茶化すことでごまかしてきた
彼の心の本当の姿が明らかになるわけです。
いやあああ、
私が今さら言うまでもありませんが、
グザヴィエ・ドランってすごいですよねえ。
天才ってのはこういう人のことを言うんでしょう。
映画監督としても一流、
役者としても一流、
しかもイケメン・・・・・・・
まだ26歳とか・・・・・・末恐ろしいわ。
来週は『Mommy』を観に行く予定ですが、
評価高いし、
やっぱすげえんでしょうねえ。
というわけで、
若き天才グザヴィエ・ドランの才能が
いかんなく発揮された作品でしたし、
サスペンス映画としても十分堪能できました。
派手な展開はありませんが、
じっくりと見せてくれるいい映画です。
では、この辺で失礼致します。
今回は長くならなかったぞー!
メルシーボークー!
腐りかけのりんごです!
昨日の記事が非常に長かったので、
今日はサクッと行きます。
サクッ。
8月1日に観た映画その2!
『エレファント・ソング』です!
舞台は病院です。
精神科の医師・ローレンスが失踪します。
病院の院長は、
ローレンスが担当していた患者・マイケルが
何か事情を知っているに違いないと考え、
マイケルと面談することにします。
普段から人を小馬鹿にして、
人を茶化したような嘘ばかり言うマイケル。
看護師長は、
マイケルと話しても意味がないと
院長に忠告します。
一方マイケルは、
院長と面談するに当たって、
3つの条件を提示します。
1 自分のカルテは読まないこと
2 話をした褒美としてチョコレートを与えること
3 看護師長は同席させないこと
この3つの条件を飲んだ院長は、
マイケルと二人きりで話を始めます・・・・・・。
物語は、
なぜローレンスは失踪したのか、
ローレンスの失踪にマイケルがどう関わっているのか、
という謎を解くことをゴールとして進んで行きます。
謎を解いていくという点で、
サスペンス映画としてももちろん面白いのですが、
この映画のキモは、
マイケル、あるいはマイケルの心です。
私がこの映画を観に行ったのは、
グザヴィエ・ドランです。
グザヴィエ・ドラン監督作品と勘違いして行ったのですが、
グザヴィエ・ドランは役者として出演しているだけでした。
まあ、それはどうでもいいんです。
とにかく、
グザヴィエ・ドランの演技が素晴らしかった。
マイケルが提示した3つの条件、
そこにマイケルの真の目的があります。
ネタバレになるのであまり書けませんが、
とても悲しい物語です。
なんといいますか、
誰かに分かってもらいたくて、
自分を誰でもいいから分かって欲しくて、
必死にもがいている、
そんな悲しいあがきを描いています。
マイケルという青年は、
人を小馬鹿にしたような態度を取っていますが、
その裏には、
底知れない孤独、
人の温かみを求める声にならない悲鳴を
隠しているんです。
その二面性を、
グザヴィエ・ドランが巧みに演じています。
そもそもなぜマイケルが精神科に入院しているのか、
物語の終盤まで明かされません。
カルテを読んではいけないので、
入院した理由を院長が知ることはできないんですね。
その理由が明らかになったときに、
マイケルがこれまで人を茶化すことでごまかしてきた
彼の心の本当の姿が明らかになるわけです。
いやあああ、
私が今さら言うまでもありませんが、
グザヴィエ・ドランってすごいですよねえ。
天才ってのはこういう人のことを言うんでしょう。
映画監督としても一流、
役者としても一流、
しかもイケメン・・・・・・・
まだ26歳とか・・・・・・末恐ろしいわ。
来週は『Mommy』を観に行く予定ですが、
評価高いし、
やっぱすげえんでしょうねえ。
というわけで、
若き天才グザヴィエ・ドランの才能が
いかんなく発揮された作品でしたし、
サスペンス映画としても十分堪能できました。
派手な展開はありませんが、
じっくりと見せてくれるいい映画です。
では、この辺で失礼致します。
今回は長くならなかったぞー!
メルシーボークー!
オツベルと象/虔十公園林 (ますむらひろし版宮沢賢治童話集)
- 作者: ますむら ひろし
- 出版社/メーカー: 三起商行
- 発売日: 2015/07
- メディア: 大型本
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