おとなの恋には嘘がある [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは〜。
腐りかけのりんごです!


またしても、ちょっとお久しぶりでした。
なんだか予定が立て込んでいて、
バタバタしておりました。



さてさて、
すっかり春めいてきた今日このごろ野口五郎、
ピッタリの映画をご紹介します。
『おとなの恋には嘘がある』です!



おっと、
先ほど「春にピッタリの映画」と申しましたが、
訂正致します。
「中年のみなさまにピッタリの映画」です!



離婚して10年になるエヴァ
ある日、友人と参加したパーティで
同じくバツイチである男性アルバートと知り合います。


ハゲでデブのアルバートですが、
一緒にいると話も合うし、安らぎを感じるエヴァ。
二人の交際は順調に進むかと思われたのですが、
エヴァはある日、とんでもない事実に気付きます。
最近知り合って親しくしている友人が、
アルバートの元妻だったのです!
会う度に元ダンナの文句を聞いていたエヴァは、
次第に、アルバートの欠点が目に付くようになり・・・・・・・。



という感じのお話です!
エヴァとアルバートは、
共に40代後半から50代前半というところでしょう。
いわゆる【中年の恋】を描いた物語です。



私は、ろくに話も知らずに観たので、
アルバートがエヴァの親友マリアンヌの元ダンナと
知ったときには、
ええええええ、そうなんかーーーー!
うわあああああああああああ!

と驚いたのですが、
予告編でもネタばらししちゃってるし、
そこは本来は驚くべきポイントでは
なかったようです('A`)


酸いも甘いも知っているはずの中年が、
久しぶりの恋にあたふたする様子は、
まるで思春期の少年少女のようです。
以前、このブログでもご紹介した、
『31年目の夫婦げんか』は、
【中年の恋】を描いているようでいて、
その実、見たくもない中年の性生活
否応なしに直視させられるという、
何ともゲフッとしてしまう映画でしたが、
今回の『おとなの恋には嘘がある』は違います。
ちゃんと【恋】しています!



まあ、確かにセックスもしますけどね、
生々しくないんです。
具体的なシーンはほとんどありません。
それよりも、
先ほども書いたように、
いい大人が恋に悩む姿が
微笑ましく描かれているんです。



アルバートは、すごいデブです。
本人に直接デブと言ってもいいレベルの、ガチデブです。
しかも、何か色々だらしなくて、
とてもじゃないけれど、
ロマンティックな恋の相手にはなりそうもありません。


デブだってロマンティックな恋させろよ!
そう思われるかもしれませんが、
デブとか以前に、
とにかくだらしないんです。
だって、
自宅に招かれて行ったら、
パジャマかよっていう部屋着で現れて、
しかも部屋着がダルダルで
おまけにすっごいデブなもんだから、
だんだんパンツがずり落ちて、
ちんちん丸出しになっちゃってるんでっせ?!


ある意味、変質者やんか!



でも、エヴァはアルバートに惹かれていくし、
二人が仲良くしているシーンは、
見ていて本当に微笑ましいんです。


やっぱりある程度の年になると、
居心地のいい恋愛が一番だなあ、
そう思わされます。
シャレオツでロマンチックな恋愛は、
恋愛としてはいいのかもしれないけれど、
一緒に生きていく、生活していく
という点から考えると、
やっぱりちょっと息苦しいですもんね。


ただまあ、ちんちん丸出しもどうかと思いますけどね('A`)



二人の恋愛がほのぼのとした、
爽やかな印象を与えてくれるのは、
演じている役者の魅力のおかげでもあります。
エヴァを演じていたのは、
ジュリア・ルイス=ドレイファス
私はこの方の出演している映画を
おそらく初めて観たのですが、
Wikiで確認したら大金持ちのご令嬢ですって!
父親の資産が29億ドル!!!!!


にじゅうきゅうおく????


円でもすごいのに、単位はドル????!!!



いやああ、
世の中には信じられない金持ちがいますねえ('A`)
ちょっとくらいお金分けてくれないかなあ。
3回回ってワン!と言えば1万円くれるなら、
喜んでやりますし、
10万円くれるなら全裸で回りますよ。
ええ、恥もプライドもありません。
お金がほしいんです(キッパリ)!



一方アルバートを演じていたのは、
ジェームズ・ギャンドルフィーニ
『バーバー』なんかにも出演していた俳優ですが、
この映画を撮影したあとに亡くなってるんですね。
知らなかった。
やっぱり太りすぎは健康によくないんですかねえ・・・・・・・。
『バーバー』などでは
腹にいちもつあるような男を演じていましたが、
今回は股間にいちもつある男を演じていました
・・・・じゃなくて、
ほのぼのとした魅力を感じさせる
ほんわかとした男性を演じていました。



ところで、
タイトルにある【嘘】ですが、
実際は、物語の中で誰も【嘘】なんて吐きません。
エヴァはアルバートが友だちの元ダンナだと知ったものの、
そのことをアルバートにも友人にも言えず、
どうしようどうしようと悩みますが、
別に嘘は吐きません。
言い出せずにいるだけです。


原題は『Enough said』です。
うーん、訳すと「もう十分聞いたよ」とか、
「これ以上言う必要ない」とか、
「ハイハイ、分かりました、分かりましたってば!」
って感じでしょうか。


物語の中では、
誰から誰に「Enough said」が
向けられていたんでしょうね。
実際にそういうセリフがあったか、
そこまで詳しく聞いてませんでした。
ちょっと拡大解釈かもしれませんが、
【恋愛においてはことばよりも感覚が大切】
ということを言いたいのかもしれません。


友人から聞かされるアルバートの悪口に
いったんは心を動かされそうになったエヴァですが、
アルバートといるときの居心地のよさは、
やっぱり何よりも価値のあるものだったし、
失うべきものではない、
そう気付くことになるわけです。
周囲の雑音に惑わされず、
自分の感じた【居心地のよさ】を信じる
それが生涯の伴侶を見極める点で
一番大切なことなのかもしれませんよね。



では、この辺で失礼致します。
ちょっと長くなっちゃいました。
テヘ。
また近いうちにお会いしましょうね〜。
読んでくれてありがとうございました★
メルシーボークー!

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