フロンティア [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです。



すっかり寒くなりましたね。
今冬はまた関東でも大雪が降るという噂が
あるんだそうで。


一昨年は大変でした。
あんなに雪が降ったの人生で初めてで、
夜中に
家の前の道でゴロゴロ転がってたら、
相方に叱られましたよ。



まあ、
雪が多く降る地域の方からすれば、
あの程度の雪でギャーギャー騒ぐな
って感じなんでしょうね。
たしかに、
関東は雪に弱すぎ。


でもね。
関東民は雪には弱いけれど、
混雑時の新宿駅をぶつからずに歩くスキル
とか
ラビリンスのような渋谷駅で乗り換えるスキル
なんかを身につけているんです!


そう、
雪には弱いけれど駅には強いので、
どうか分かってやっておくんなさい。



というわけで、
『フロンティア』です。



フランス映画です。
フレンチホラーが観たくて借りてきました。



まあ、簡単に言っちゃうと、
たまたま泊まった町外れのホテルが、
ナチの残党キチガイ一家の経営するホテルで、
皆殺しにされてディナーにされちゃいそうになる
ってお話です。


観た感想としては・・・・・・
なんつーか、すげえ男女平等!


主人公女なのに、まったく容赦ねえ!



論より証拠、ご覧下さい。
こちらが主人公のヤスミンさんです。

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詳しく語らずとも、
容赦ねえという雰囲気は伝わるかと思います。


私の大好きな『スクリーム』シリーズも、



主人公はシドニーという女性です。
で、シドニーが殺人鬼相手に勇敢に戦うのが見ものなのですが、
『フロンティア』に比べちゃうと、
まだシドニーは容赦されている・・・・・・。


シドニーも男にボッコボコに殴られますが、
その音は
バシッとか
バチン、ボグッ
って感じなんですよね。


一方ヤスミンが殴られる音は、
グシャァッ
ミシィィィ
って感じで、
湿っているというか、
確実に内臓や骨にダメージいってるなっていう、
エグい、精神的に来る音なんですよ。
容赦ない。



とまあ、
容赦ない展開が続く映画なんですが、
じゃあ、単にグロいだけかというと、
そうじゃないんですね。
私は、この映画を観て、
最後は悲しい気持ちになってしまいました。



キチガイ一家の一員にエヴァという女の子がいます。

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この子は別に家族の血縁関係にはないのですが、
一家の血を絶やさないために
子どもを生む女性が必要ということで、
どこからから攫われてきたのです。


軽い知的障害があり、
本当の親がいつか迎えに来てくれる、
それまではいい子にしてなければいけない、
そう信じて、キチガイ一家の蛮行に手を貸しています。


すでに3人の子どもを産んでいるのですが、
どの子も【正常じゃなかった】んだそうです。
そのため、3人の子どもたちは、
地下室のようなところに隠されています。


エヴァはその子どもたちを愛しているのですが、
その子どもを愛する気持ちの背景には、
【親は子どもを愛するものだ】
【親は子どもを捨てるはずがない】
という気持ちがあるんです。


つまり、
エヴァは自分の両親が自分を迎えに来てくれる、
それを信じ続けるために、
自分もまたモンスターのような子どもを愛し続けるのです。


一家の残虐な行為に本当は我慢できないエヴァ、
自ら母親としての愛情を持ち続けることで、
自分がいつか救われる日を待ち続けるエヴァ、
正直、
迎えなんて来ないよ
誰も君のことは探していないんだよ
そう心では思ってしまうのですが、
エヴァの純粋な心に触れると、
何も言えずただ悲しい気持ちになってしまいます。



ただ押して押して押しまくる映画じゃないので、
じんわりとした印象が深く心に残ります。
が、ちょっと長いんだよなあ。
最初の10分、要らなくないかなあ。
ヤスミンたちご一行がどうしてオランダに向かおうと
しているのかとか、
ヤスミンの兄が銃に打たれて死ぬところとか、
別になくてもいいと思うんですよねえ。


舞台が、
第一回大統領選が行われ政治的に混乱している、
パラレルワールド的フランスっていうのも、
物語にたいして生かされていないし、
別に必要のない設定だったのでは?



まあ、不満もちょっとありましたが、
全体的には面白かったです。
容赦ない展開を楽しめる映画です。


では、この辺で〜!
メルシーボークー!

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