ドライビングMissデイジー [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごっちです!



少々ご無沙汰でございました。
書かなければならない記事がたまっています。


やる気! 元気! 井脇! の精神で
頑張りたいと思います。
まずは、こちらから。
『ドライビングMissデイジー』です。





1989年のアメリカ映画で、
その年のアカデミー賞で4部門受賞しています。
が、
何か縁がなくて、これまで観ずに来ました。



物語は1940年代のアメリカ南部から始まります。
80歳を越えた未亡人、ミス・デイジーは、
自分で車を運転して出かけようとしたところ、
運転ミスで車ごと池に落下してしまいます。


結婚して離れて暮らす息子ブーリーは、
高齢の母親が自分で運転するのは危険と、
運転手を雇うことにする。
ブーリーが雇った運転手は、
既に70歳近い黒人男性・ホークでした。
が、
ミス・デイジーは身内ですら辟易するくらいの
気むずかしい女性です。
なかなかホークの存在を認めようとしませんが、
次第に二人の間に変化が生じていきます・・・・・・・。



といった感じの、
いわゆるハートウォーミングストーリーです。
言うまでもなく、
南部アメリカは黒人に対する差別が根強く行われていた地域です。
黒人であるホークは、
これまで差別を受けながら生きてきたのです。


一方で、
白人ではありながら、
ユダヤ人であるミス・デイジーもまた、
南部では差別の対象となっていました。
つまり、
この物語は、
ともに差別を受けて生きてきた二人が、
老境にいたって時間を共有し、友情を育んでいく、
そんな物語なのです。



派手な展開はあまりありませんが、
とても優しい映画です。


ミス・デイジーは、
究極のツンデレババアです。
憎まれ口ばっかり叩いているのですが、
いい年して素直になれないところが、
何というかかわいくも感じられてしまうのです。
ミス・デイジーを演じたジェシカ・タンディは、
この作品で80歳にしてアカデミー主演女優賞を獲得しました。
憎たらしいけれども可愛らしく、
同時に心の奥に潜む孤独も感じられる、
そんな女性を演じています。
ミス・デイジーが単なるクソババアだったら、
この映画はこれほど優しい印象を持たなかったはずです。



一方、ホークを演じたのは、
モーガン・フリーマンです。
この映画では、アカデミー助演男優賞にノミネートされましたが、
残念ながら受賞には至りませんでした。
ですが、
ツンデレのミス・デイジーを優しく包むような演技で、
観ている者の心をほっこりと温かくしてくれます。



『ドライビングMissデイジー』を観ていて、
自分の人生の終わりを考えずにはいられませんでした。
誰とどう過ごそうか、
いや、誰とどう過ごすことができるのか・・・・・・・。


平均寿命から考えると、
相方には先立たれてしまうだろうし、
当然、親も自分よりは先に死ぬでしょう。
大好きな猫と最後まで一緒にいたいけど、
飼い主の自分が先立つのはかわいそうだから、
きっと最後は猫とは暮らせないだろうなあ・・・・・・・。



ミス・デイジーのように、
最後まで自分を見捨てずにいてくれる友人を、
その年まで自分は持つことができるだろうか・・・・・・・。
年老いたら、
友人が一人、また一人と死んでいくかもしれない、
その孤独に耐えられるのだろうか・・・・・・・。



平均寿命から考えると、
まだ人生は半分以上残っているのですが、
最近は【老後】について考える機会が増えてきました。
私も年ですねえ・・・・・・。


どんな死に方をするか分かりませんが、
ポックリ死んで、
誰か一人でも涙を流してくれたらいいな、
そう思います。



さて、
とりあえずこんな感じで失礼します。
明日はたまった記事、全部更新すっかなー(´ω`)
ま、わかんないですけどねー。
では、まったね〜。
メルシーボークー!

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