ワンナイト・イン・モンコック(旺角黑夜) [好き放題の映画レビュー]
みなさん、こんにちは〜!
腐りかけのりんごおばちゃんですよ〜(´∀`*)ノシ
さて、今日はこのブログ始まって以来初の、
香港映画のご紹介です〜。
香港大好きなりんごおばちゃんですが、
実は香港映画はほとんど観たことがありません。
大昔、ジャッキー・チェンの映画は観ましたけどね。
昔は、
しょっちゅうゴールデン洋画劇場で
ジャッキー・チェンやってましたよね〜(´∀`*)
あれ、香港映画って【洋画】???
ま、いっか〜★
これまで香港映画を観なかった理由は、
単にきっかけがなかったからです。
今回たまたま、
GYAO! で無料公開されていたので、
『ワンナイト・イン・モンコック』を観てみました!
2004年の香港映画です。
【モンコック 旺角】というのは、
街の名前です。
香港の中心から電車で10分程で着く街で、
私も、香港に行ったときには、
必ずモンコックに遊びに行きます!
駅前にあるランガムプレイスという
大きなショッピングセンターで買い物をしたくて、
私は毎回モンコックに行くのですが、
モンコックは、
女人街などのマーケットも近くにあるので、
香港らしさを楽しむにはピッタリの街です★
女人街って言っても、
別に何もエロくないので、勘違いしちゃダメですよ〜。
日本で言うと、
上野とか浅草とかのイメージと近いかもしれません、
さて、そんなモンコックを舞台とした作品が、
『ワンナイト・イン・モンコック』です。
モンコックで対立するチンピラ組織。
下っ端のちょっとしたいざこざがきっかけで、
死人が出、対立が抗争へと発展していきます。
ティムが率いる組織は、もう一方の組織のボス・ガウを殺そうと、
殺し屋を雇います。
殺し屋として雇われたのはフーという若い男。
メガネ男子です。
フーは仕事の依頼を受け、
大陸から香港にやって来ますが、
今回が初めての仕事で、
香港で話されている広東語も
あまり話すことができません。
フーは、ガウを殺すために香港に来ましたが、
実はもう一つ大切な目的がありました。
スーという、
香港に来ている恋人を探すことです。
香港に着いたフーは、
たまたま知り合った売春婦・タンタンと
行動を共にすることになります。
タンタン、かわいいです。
フーとタンタンは、
故郷が近かったため意気投合します。
共に貧しい村出身だったことも、
二人の距離を縮めることになりました。
一方、警察はガウ暗殺計画を聞きつけ、
これに乗じて二つの組織をまとめて壊滅する作戦を立てます。
その作戦の名が、
【ワンナイト・イン・モンコック】。
クリスマスの夜、
大きく物語が動き始めます・・・・・・・。
といった感じの物語でした!
実はたいして期待していなかったのですが、
なかなか面白かったです(´∀`*)
ただ、よう分からん映画とも思いました。
これは、
単に私が香港映画を見慣れていないからかもしれませんが、
何というか、
誰に感情移入して観るべきか分からないというか・・・・・・。
最初は、警察の視点で観ていこうかなと
思っていたのですが、
どうにも香港警察がグダグダなんですよ。
捜査してるのに、
何だか食ってばっかり。
↓ほら、食ってる!
↓また食ってる!
↓ほらやっぱり食ってるううううう! しかも牛肉麺〜〜〜〜!
殺し屋の潜伏先を突きとめた警察が、
そこに踏み込むシーンがあるんですけど、
なぜかマスターキーを使わず、
ドアを体当たりして壊そうとして、
なかなか開かずに、
最後は肩脱臼しちゃってるし・・・・・・('A`)ナゼナンダ。
大体、
警官の多くが、
「え〜なんでクリスマスに働かなきゃいけないの〜? ブーブー」
って態度なんですよね・・・・・・・('A`)
もっとやる気出せ・・・・・・・・。
主人公のフーは確かにイケメンです。
途中でメガネが壊れてコンタクトにするもんだから、
ますますイケメン度が上がります。
でも、共感できるキャラクターかというと、
ちょっとなあ・・・・・・・・。
スーのことになるとムキになって、
女でも殴っちゃうようなところがあるので、
ちょっとなあ・・・・・・・('A`)
フーもタンタンも、
あまりに貧しい村出身だったようで、
何というか、ちょっと常識外れなところがあるんですよね。
フーはレストランで生野菜のサラダを出されて、
「何だこれ、生じゃないか!」って
文句言うし、
タンタンは、
「ご飯食べたらエッチしようね〜」って
簡単に言っちゃう。
金銭感覚もおかしいし。
この辺は、現代中国の抱える問題なんでしょうね。
貧富の差があまりに大きいわけです。
フーの故郷は、
何だか村全体で殺し屋稼業を請け負っているようだったし、
裕福な香港とは異なる大陸の現実が、
ここには表されているようです。
私が一番気に入ったのは、
フーを斡旋したリウ夫妻。
この二人は完全にコントです。
お金が大好きで、お金のためなら何でもやる夫婦なんです。
お金のために殺し屋・フーを斡旋したわけですが、
アッサリ警察にそのことがバレ、
段ボールかぶせられて連行されます。
警察に連れて行かれてからは、
夫婦で仲間割れし始めるし、
夫婦漫才かーい!
ただ、リウもリウで、
色々複雑な事情を経て、
金満夫妻になったのかなと思わされるところもあります。
実はリウはフーと同じ村の出身なんですが、
フーを警察に垂れ込んだことをフーに知られて、
リウはフーに殺されそうになるんですが、
殺されそうになったことより、
フーに
「村のみんなにお前のやったこと、全部バラす」
って言われたことに激しく動揺するんです。
泣きながら
「フー後生だ、言わないでくれ!」
という姿に、
フーやリウの育った村の閉鎖的な様子が
見て取れるように思います。
村の仲間を裏切ったことで、
村に残してきた親類縁者がいわゆる【村八分】に
遭うんでしょうね。
何だか警察はグダグダだし、
コント夫妻は登場するし、
どんなテンションで観りゃいいのか分からない映画でしたが、
最後の30分はシリアスな展開になっていきます。
1本で色々おいしい映画ですね(´∀`*)
ところで、この映画、
要所要所で心にグッと刺さるセリフがあるんです。
「真実とは最初はぼやけて見えるものだよ」
「香港はなぜ香る港って言うのかしら」
「小さな不幸に慣れたらダメなんだ。人間がダメになる」
過酷な人生を歩んできたフーとタンタンの言葉は、
グッと心に突き刺さります。
彼らの人生の過酷さの10分の1も、
私は味わっていないだろうけれど、
でも、その言葉の意味は分かる気がします。
うん、香港映画、なかなか面白いじゃん(´∀`*)
これから積極的に観ていこうと思います♪
ところで、この画像見て下さいよ。
安宿の壁に貼ってあるポスター・・・・・・
山田まりやですねん!!
日本でも最近見かけないのに!
まりや!
香港で人気あったのか?
まりや!
では、そろそろ長くなってきたので、
終わりにしたいと思います。
みなさん、また近いうちにお会いしましょうね〜!
メルシーボークー!
腐りかけのりんごおばちゃんですよ〜(´∀`*)ノシ
さて、今日はこのブログ始まって以来初の、
香港映画のご紹介です〜。
香港大好きなりんごおばちゃんですが、
実は香港映画はほとんど観たことがありません。
大昔、ジャッキー・チェンの映画は観ましたけどね。
昔は、
しょっちゅうゴールデン洋画劇場で
ジャッキー・チェンやってましたよね〜(´∀`*)
あれ、香港映画って【洋画】???
ま、いっか〜★
これまで香港映画を観なかった理由は、
単にきっかけがなかったからです。
今回たまたま、
GYAO! で無料公開されていたので、
『ワンナイト・イン・モンコック』を観てみました!
2004年の香港映画です。
【モンコック 旺角】というのは、
街の名前です。
香港の中心から電車で10分程で着く街で、
私も、香港に行ったときには、
必ずモンコックに遊びに行きます!
駅前にあるランガムプレイスという
大きなショッピングセンターで買い物をしたくて、
私は毎回モンコックに行くのですが、
モンコックは、
女人街などのマーケットも近くにあるので、
香港らしさを楽しむにはピッタリの街です★
女人街って言っても、
別に何もエロくないので、勘違いしちゃダメですよ〜。
日本で言うと、
上野とか浅草とかのイメージと近いかもしれません、
さて、そんなモンコックを舞台とした作品が、
『ワンナイト・イン・モンコック』です。
モンコックで対立するチンピラ組織。
下っ端のちょっとしたいざこざがきっかけで、
死人が出、対立が抗争へと発展していきます。
ティムが率いる組織は、もう一方の組織のボス・ガウを殺そうと、
殺し屋を雇います。
殺し屋として雇われたのはフーという若い男。
メガネ男子です。
フーは仕事の依頼を受け、
大陸から香港にやって来ますが、
今回が初めての仕事で、
香港で話されている広東語も
あまり話すことができません。
フーは、ガウを殺すために香港に来ましたが、
実はもう一つ大切な目的がありました。
スーという、
香港に来ている恋人を探すことです。
香港に着いたフーは、
たまたま知り合った売春婦・タンタンと
行動を共にすることになります。
タンタン、かわいいです。
フーとタンタンは、
故郷が近かったため意気投合します。
共に貧しい村出身だったことも、
二人の距離を縮めることになりました。
一方、警察はガウ暗殺計画を聞きつけ、
これに乗じて二つの組織をまとめて壊滅する作戦を立てます。
その作戦の名が、
【ワンナイト・イン・モンコック】。
クリスマスの夜、
大きく物語が動き始めます・・・・・・・。
といった感じの物語でした!
実はたいして期待していなかったのですが、
なかなか面白かったです(´∀`*)
ただ、よう分からん映画とも思いました。
これは、
単に私が香港映画を見慣れていないからかもしれませんが、
何というか、
誰に感情移入して観るべきか分からないというか・・・・・・。
最初は、警察の視点で観ていこうかなと
思っていたのですが、
どうにも香港警察がグダグダなんですよ。
捜査してるのに、
何だか食ってばっかり。
↓ほら、食ってる!
↓また食ってる!
↓ほらやっぱり食ってるううううう! しかも牛肉麺〜〜〜〜!
殺し屋の潜伏先を突きとめた警察が、
そこに踏み込むシーンがあるんですけど、
なぜかマスターキーを使わず、
ドアを体当たりして壊そうとして、
なかなか開かずに、
最後は肩脱臼しちゃってるし・・・・・・('A`)ナゼナンダ。
大体、
警官の多くが、
「え〜なんでクリスマスに働かなきゃいけないの〜? ブーブー」
って態度なんですよね・・・・・・・('A`)
もっとやる気出せ・・・・・・・・。
主人公のフーは確かにイケメンです。
途中でメガネが壊れてコンタクトにするもんだから、
ますますイケメン度が上がります。
でも、共感できるキャラクターかというと、
ちょっとなあ・・・・・・・・。
スーのことになるとムキになって、
女でも殴っちゃうようなところがあるので、
ちょっとなあ・・・・・・・('A`)
フーもタンタンも、
あまりに貧しい村出身だったようで、
何というか、ちょっと常識外れなところがあるんですよね。
フーはレストランで生野菜のサラダを出されて、
「何だこれ、生じゃないか!」って
文句言うし、
タンタンは、
「ご飯食べたらエッチしようね〜」って
簡単に言っちゃう。
金銭感覚もおかしいし。
この辺は、現代中国の抱える問題なんでしょうね。
貧富の差があまりに大きいわけです。
フーの故郷は、
何だか村全体で殺し屋稼業を請け負っているようだったし、
裕福な香港とは異なる大陸の現実が、
ここには表されているようです。
私が一番気に入ったのは、
フーを斡旋したリウ夫妻。
この二人は完全にコントです。
お金が大好きで、お金のためなら何でもやる夫婦なんです。
お金のために殺し屋・フーを斡旋したわけですが、
アッサリ警察にそのことがバレ、
段ボールかぶせられて連行されます。
警察に連れて行かれてからは、
夫婦で仲間割れし始めるし、
夫婦漫才かーい!
ただ、リウもリウで、
色々複雑な事情を経て、
金満夫妻になったのかなと思わされるところもあります。
実はリウはフーと同じ村の出身なんですが、
フーを警察に垂れ込んだことをフーに知られて、
リウはフーに殺されそうになるんですが、
殺されそうになったことより、
フーに
「村のみんなにお前のやったこと、全部バラす」
って言われたことに激しく動揺するんです。
泣きながら
「フー後生だ、言わないでくれ!」
という姿に、
フーやリウの育った村の閉鎖的な様子が
見て取れるように思います。
村の仲間を裏切ったことで、
村に残してきた親類縁者がいわゆる【村八分】に
遭うんでしょうね。
何だか警察はグダグダだし、
コント夫妻は登場するし、
どんなテンションで観りゃいいのか分からない映画でしたが、
最後の30分はシリアスな展開になっていきます。
1本で色々おいしい映画ですね(´∀`*)
ところで、この映画、
要所要所で心にグッと刺さるセリフがあるんです。
「真実とは最初はぼやけて見えるものだよ」
「香港はなぜ香る港って言うのかしら」
「小さな不幸に慣れたらダメなんだ。人間がダメになる」
過酷な人生を歩んできたフーとタンタンの言葉は、
グッと心に突き刺さります。
彼らの人生の過酷さの10分の1も、
私は味わっていないだろうけれど、
でも、その言葉の意味は分かる気がします。
うん、香港映画、なかなか面白いじゃん(´∀`*)
これから積極的に観ていこうと思います♪
ところで、この画像見て下さいよ。
安宿の壁に貼ってあるポスター・・・・・・
山田まりやですねん!!
日本でも最近見かけないのに!
まりや!
香港で人気あったのか?
まりや!
では、そろそろ長くなってきたので、
終わりにしたいと思います。
みなさん、また近いうちにお会いしましょうね〜!
メルシーボークー!
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