スリーピングタイト 白肌の美女の異常な夜 [好き放題の映画レビュー]

こんにちは! 腐りかけのりんごです!



咳が止まらずもうクッタクタなので、
今日は一日ゴロゴロしようと思います。
咳って、ホント体力消耗しますねえ。
たまにゲェェェェってえずくし、
もう爺さんみたいですよ、トホホ。



さて、
録画していた映画でも観ようと、
『スリーピングタイト 白い肌の美女の異常な夜』
を観てみました。
サブタイトルなげえ!



この映画は2011年のスペイン映画でして、
『REC』を撮ったことで有名な、
ジャウマ・バラゲロ監督の作品です。



なんといいますか、
ド変態のオッサンのお話です。


マンションの管理人を務めるセサルは、
冴えない毎日を送るオッサンです。
顔のパーツはまあハッキリとしているのですが、
きれいに頭髪が禿げ落ちてしまっていて、
中日の和田さんを想像していただけると、
イメージに間違いはございません。


唯一の話し相手は母親なのですが、
母親は入院中で、
意識はあるのですが会話ができるような状態ではありません。
つまり、
誰も話し相手なんていないし、
仕事も遅刻ばかりで、
実にうだつの上がらない中年男なのです。
和田さんとは大違いです。


ですが、そのセサルにも生きる希望が生まれました。
それはクララです。
セサルが管理人を務めるマンションの住人であるクララは、
若くてプリチー。
セサルは身の程知らずにも、
クララに恋心を抱いてしまいます。


さて、冴えない中年男が若くてかわいい女に恋したら
どうすればいいのか。


合い鍵を使って部屋に侵入します。
とりあえずクララの歯ブラシで歯を磨きます。
クララが帰ってくるまでベッドの下で
息を潜めてジッと待ちます。
クララが帰ってきてもまだジッと息を潜めて、
クララが夜になって寝付いたらそっと這いだし、
クララに薬を嗅がせて眠らせてしまいましょう。


さあ、あとはやりたい放題だよ(´∀`*)



とまあ、
ドン引きするようなド変態が主人公のお話でした。



ベッドの下とはいえ、
誰かが潜んでいたら気付きそうなものなのに、
全然クララ気付かないんですよ。
もう、あの子ったら、鈍! 鈍よ!
ホント、ニブチンなんだから!



ただ、
途中で、セサルのうっかりミスで、
侵入しているところをクララ&クララの彼氏に
見つかりそうになるんですよ。
このシーンがめっちゃおもしろい!
セサルってド変態なのに、
なぜかこのシーンだと、
セサルを応援してしまうんですよね。
「うおおおお、かくれろおお!
 おっさん、そっちやない! 
 そっちやないでえええ!」

などと、手に汗を握ってしまう。



物語の結末がどうなるのか、
それはぜひご覧になってみてください。
イヤアアアな終わり方ですよ〜(´∀`*)



セサルがクララに対して抱いた感情は
【恋】
だと書きましたが、
もしかしたら、【憎悪】だったのかもしれません。


若くてかわいいクララは、
セサルの持っていないもの、
手に入れられないものをたくさん持っていますから、
クララからすべてを奪ってしまうことが、
セサルにとっての復讐だったのかもしれません。


これは、クララ個人に対する復讐ではなく、
自分を阻害する世の中に対する復讐でしょう。
たまたまセサルの働くマンションに入居したクララは、
たまたま目を付けられてしまったようなもので、
気の毒なこと、この上ありません。



セサルみたいな、
一見、人当たりはいいけれど、
実は根性ねじ曲がってる人っていますよねえ。
日本にもよくいそうなので、
スペインのお話とは言え、リアリティを感じました。



自分が不幸なのを嘆くのはいいけれど、
他人の幸せを妬むようにはなりたくない、
そう思います。
でも、
人の不幸は蜜の味とも言いますし、
なかなか割り切れないのが人間ですよね。



では、この辺で失礼致します。
読んでくれて有り難う!
また映画の報告しますね〜。
メルシーボークー!

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りんごっちの映画屋さん


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