アメリカンスナイパー [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごババアです!



いやあ、この春は大作揃いじゃないですか〜?
もちろん、映画のことです。
観たい映画がいっぱいあって、
映画観まくってます!
嬉しい悲鳴!
キャー(´∀`*)



予告編を初めて観たときから、
この映画は絶対にやばい
そう確信していた映画を観てきました。
クリント・イーストウッド監督の
『アメリカンスナイパー』です!





アメリカ軍兵士クリス・カイルの自伝を映画化した、
いわゆる、
【本当にあった物語】です。


アメリカ人を標的としたテロに怒りを覚えたクリスは、
国家のために戦うことを決意し、
30歳にして軍隊に志願します。
子どものころから狩りに親しんでいたカイルは、
狙撃の名手になります。


やがて911の同時多発テロが発生、
クリスもアルカイダを殲滅するために、
イラクへと向かうことになります。
妊娠中の妻をアメリカに置いて・・・・・・・。




予告編を観ていただければ分かるように、
ものすごい緊迫感です。
ただ、
予告編って、
一番いいところを切り取ってることもあるから、
そんな緊迫感がずっと続くわけでもない、
映画を観たら拍子抜け、
なんてこともあろう、
とは思っていました。



ですが、
まず、あの予告編のシーン、
子どもを撃つべきか判断を悩むシーン、
あれが映画の冒頭にいきなり来て驚きました。
あそこがスタートなんです。



じゃあ、それ以降緊張感は下降するのかというと、
全然そんなことはありません。
約2時間、緊張感は一切途切れません
ものすごいスピード感です。



カイルは合計4回イラクに派遣されるので、
イラクのシーン、
アメリカに帰ってきたときのシーンが、
交互に繰り返されることになるのですが、
この緩急の繰り返しが、
かえって緊張感を生むことになっています。



戦地に赴いたカイルは、
アルカイダの名狙撃手ムスタファ
殺すことを最大の目標と見なすようになります。
ムスタファが出てきたときに、
「なんだこれ、ライバル登場かよ」
と思いました。
元オリンピック選手の天才狙撃手って、
マヤちゃんにとっての亜弓さん、
ジョーにとっての力石かよって。


そのときに、
「あー単なるドンパチ映画になっちゃったよー('A`)」
って、ちょっとガッカリしたんです。
でも、すぐに分かりました。
わざと、
クリス・カイル対ムスタファという
ライバル関係を提示し、
個人対個人の戦いとして描くことによって、
【戦争】における大義名分なんて
非常に危ういものだと訴えている、
そう思いました。


たしかに、クリスは愛国心から軍人になりました。
が、
愛国心があろうとなかろうと、
戦地に行ってしまえば、
人が人を殺す、
殺戮行為を繰り返すことになるのが戦争だ、
そう言いたいのだと思います。



ものすごい緊張感が続く映画なので、
終わったときは放心状態でした。
音楽も何もない静寂の中、
スタッフロールが流れていくのを、
ただ茫然と見ていました。


この映画のスタッフロールでベチャベチャ喋る奴とは、
絶対に仲良くなれない、
そう思います。
自撮り棒使う奴と同じくらい、
仲良くなれません。



家に帰ろうと車に乗ったときには、
何だかやるせない気持ちが襲ってきて、
涙が出てきました。
なんだろう、
本当にやるせなかったんです。



アカデミー賞は獲得できませんでしたが、
本当に素晴らしい映画です。
相方と、もう一度観たいよねと話しています。
戦争が果たして何を人に与え、
何を人から奪っていくのか、
考えるきっかけになる映画だと思います。



それにしても、
ブラッドリー・クーパーは大物俳優の風格を
そなえてきましたねえ〜。
『ハングオーバー!』でファンになりましたが、
そろそろアカデミー賞獲っちゃいそうですよね。



ああ、そうそう、
とにかく素晴らしい映画だったんですが、
1つだけどうしても残念な点があります。
赤ちゃんを抱っこするシーンがあるんですが、
その赤ちゃんがどう見ても人形なの。
1人目が生まれても人形。
2人目が生まれても人形。
なんで、こんなあからさまな人形やねーん!
さすがに2人目も人形だったところで、
ブッと笑ってしまいました・・・・('A`)



では、とりあえずこの辺で!
まだまだご紹介したい映画あります!
メルシーボークー!
アメリカン・スナイパー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

アメリカン・スナイパー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 作者: クリス・カイル
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2015/02/20
  • メディア: 文庫



ネイビー・シールズ最強の狙撃手

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  • 作者: クリス カイル
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2012/04
  • メディア: 単行本



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