キャビン・フィーバー [好き放題の映画レビュー]

こんにちは! ちーカマ大好き、腐りかけのりんごだよ!

さて、今日は2005年に公開された
ホラー映画『キャビン・フィーバー』をご紹介します。



なぜ、今『キャビン・フィーバー』なのか。
それは、『キャビン・フィーバー』シリーズの第三作
『キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ』を観たからです。
『ペイシェント・ゼロ』のレビューを書く前に、
やはりオリジナルのレビューを書いておこうかなと思ったわけです。

またしても字幕なしの予告編しかなかったので、
大まかなストーリーを紹介していきますね。
途中まであらすじを紹介しますが、
物語の結末までは書かないのでご安心を!



とある森の中、ウサギ狩りをしている男性がいます。
ウサギを仕留めた男性は、一緒に来ていた愛犬の元に戻るのですが、
なんだか愛犬の様子がおかしいんです。
どうしたのかしら、ご機嫌斜めちゃんかしら、
そう思って男性が愛犬に触ってみると・・・・・・・
スクリーンショット 2014-09-04 19.05.25(2).png
デッロオオオオオオオン!
ワンワーーーーーーーーン。・゚・(ノД`)・゚・。

ところ変わって、
大学の試験が終わって羽目を外そうと車に乗り込む男女5人
アメリカのホラー映画に出てくる若者たちですから、
言わずもがな、
セックスとドラッグのことしか考えていない大馬鹿野郎です。

スクリーンショット 2014-09-04 19.10.47(2).png
運転中だってのにチュッチュするマーシーとジェフ。
つーか、ジェフくん、大学生のわりに頭髪やばくね?

後部座席に乗っているポールはチュッチュする二人を見て浮かない顔。
なぜかって言うと、隣で寝ているカレンちゃん
友だち以上恋人未満の関係だから。
カレンちゃんともっと親しくなりたいのに、なかなかきっかけがつかめません。
スクリーンショット 2014-09-04 19.12.42(2).png
反対側で寝ているバートは、どう考えても当て馬。
登場したときからオチキャラってのが分かる、かわいそうな存在です。
私がバートだったら、誘われた段階で絶対に断るのですが、
どうしてこの人はうかうかと来ちゃったんでしょうね。


一行は案の定、途中で小さい店に立ち寄ります。
いいですか、みなさん
アメリカでドライブしたとしても、
絶対に途中で田舎の小さな商店に立ち寄ってはいけません
アメリカには日本のように自動販売機などありませんが、
どんなに喉が渇いていたとしても寄ってはいけません。
なぜなら、ろくなことにならないからです。

ポールも、商店の前に座っていた少年に声を掛けたために、
いきなり噛みつかれてしまいます。
スクリーンショット 2014-09-04 19.19.28(2).png
犬や猫に噛まれるならともかく、
旅先で見知らぬ少年に噛みつかれるなんて、なかなかできる経験ではありません。
せっかくのバカンスに暗雲が立ちこめてきましたね。


森の中の山小屋に着いたご一行は、
やっぱりセックスのことしか考えていません
到着後2分でベッドイン。
「俺が眺めたいのは君の茂みの方だ」
ってアホか?
玄関開けたら2分でセックスか?
スクリーンショット 2014-09-04 19.32.39(2).png
マーシーも、
「こんなところに二人きりなんて
夢みたい〜(*´︶`*)」
って、
いや、あと3人いるから。
ぜんっぜん、二人きりじゃねえから!
一緒に来た友人は空気かっつーの!



二組のカップルがイチャイチャしている間、
一人でリス狩りをしていたバートは(寂しいね・・・・・・・)、
森の中で見知らぬ男に助けを求められます。
スクリーンショット 2014-09-04 19.46.49(2).png
ご本人曰く、病気で体調が悪いとのことですが、
何だか異様な雰囲気に、バートは銃で追い払ってしまいます。
でも、さすがに良心がとがめたのか、
このことは友人4人には言わずにおきました。
まあ、病人を銃で追い払うって人としてどうなの?
と普通は思いますもんね。



さて、夜になってキャンプファイヤーを楽しむ5人のもとに、
見知らぬ男が「仲間に入れて」とやってきます。
スクリーンショット 2014-09-05 1.38.20(2).png
最初はプライベートな集まりだからと断ったのですが、
男がマリファナを持っていると知るやいなや、
「どうぞどうぞ、カモンカモン!」
と仲間に入れてしまいます。

もうね、この人たち、こういうところがホントダメ。
ダメって言うか残念。
ホント、残念な人たち
どうしてセックスとドラッグにこんなに弱いんでしょう。
この意志の弱さがこれから先の不幸を招く
そう思っておいたほうがいいでしょう。



山小屋でエロトークしてたら山小屋を訪ねてくる人がいます。
マリファナくれるって言ってたさっきの人かと思って扉を開けたら、
バートが追い払った病人でした。
助けを求められましたが、再び追い返すバート。
そしたら病人さん、車を奪って逃げようとします。
車を盗られてたまるかとすったもんだしているうちに、
まあ色んな不幸な偶然が重なったんでしょうね、
病人さんの服に火が燃え移って、火だるまになってしまいます。
スクリーンショット 2014-09-05 1.48.08(2).png
ただでさえ具合が悪いのに、まさに泣きっ面に蜂です。



すったもんだの最中に車は壊されてしまうし、
車の中で病人さんが
吐血ってレベルじゃないくらいの勢いで吐血したもんだから、
車の中は血まみれ。
車を掃除して修理しなければいけなくなりました。
楽しいバカンスが台無しです。



一方、火だるまになった病人さんはどうなったかというと、
火だるまのまま森の中を走って去って行ったのですが、
その後ひっそりと死んでいました。
スクリーンショット 2014-09-05 1.53.52(2).png



ですが、これが最大の不幸の始まりです。
病人さんの死体は、たまたま貯水池に浮かんでおり、
この貯水池の水は、付近の飲料水として使われていたのです。
ひょえええええええええええええええええ!



最初にこの水を飲んでしまったのはカレンちゃんです。
やがてカレンちゃんの身に異変が起こり始めます。
例の病人さんと同様に、皮膚がただれ、溶け始めたのです。
そう、例の病人さんの病気は伝染病だったのです!



とりあえずカレンちゃんを隔離し、物置小屋にぶちこんだ4人。
車は壊れて帰れないし、森の中に病気は広がっている模様。
さあ、どうする・・・・・・・!?



という映画です。
この先どうなるのかは、ぜひご覧になってお確かめ下さい!



この映画、最初借りたときは、
B級ホラーだろうなあと思っていたのですが、
意外に面白く、とても印象に残る映画でした。

それもそのはず、
『キャビン・フィーバー』を撮ったイーライ・ロス監督は、
その2年後にあの『ホステル』を撮るんです。
『ホステル』ですよ、『ホステル』!

『ホステル』の衝撃、
ホラー映画としての新しさ
は、
ホラー映画ファンのみなさんならお分かりでしょう。
『キャビン・フィーバー』も、
独特の魅力のある作品に仕上がっています。



感染パンデミックものというと、
襲ってくる感染者から逃げ回るというイメージ
あるかもしれません。
『キャビン・フィーバー』も、
たしかに感染者に対する恐れを描いているのですが、
それ以上に、
誰が感染しているのか互いに疑心暗鬼になる
不安定な心理状態

中心に物語が展開していきます。

カレンが感染していることが分かった直後、
残りの4人は互いに身体検査をし、
感染の兆候がないか確認し合います。
仲良し4人組だったのに、
「おまえもしかしたら感染してるんじゃねえの?」
という疑いに取り付かれ、
4人はバラバラ
になってしまいます。

しかもそんな危機的な状況なのに、
やっぱり根がバカなもんだから、
気分転換に友だち同士でセックスして、
感染したかもしれないと不安になって、
股間をリステリンで消毒したりします。
バカすぎて同情すらできません。



この映画のうまいところは、
何だか分からんけど異様な空気を作り出しているところです。
いきなり金髪の少年に噛まれるシーンもそうですし、
立ち寄った商店の店主は、
いきなり「ニガー」と差別用語を口にし、
「チキショーこの野郎!」と叫びながら
豚の腹をかっさばいているおばちゃん
も出てきます。

事故があったと聞きつけてやってくる保安官補は、
こいつニセモンちゃうか?
と思わせる胡散臭い顔つきだし、
「何かが起こりそう」と思わせる不安感を煽るのがうまいんです。
露骨や過剰ではない怪しいシーンを挿入して、
少しずつ不安感を煽っていく
そのバランスがとてもうまい映画だと思います。



そして、緊張をただ高めていくだけではなく、
適度に弛緩も与えてくれます。
5人がバカに設定されているのも、そのためです。

また、『キャビン・フィーバー』の中では一番有名じゃないかと思われる、
いわゆる〈パンケーキ〉のシーンも、
笑いを生むと同時に、
笑った後に異様な雰囲気を醸し出す効果

があります。

このシーン、一度見たら忘れられませんよね。



終わり方も、何というかアイロニカルな感じでとても好きです。
5人のうち、誰が真のバカかが明らかになるって感じですかね。



さて、今日はこの辺で終わりにしましょうか。
またもや長くなってしまいました。
お付き合い下さって、感謝感激★です。
末長いお付き合いをよろしくお願いします。
メルシーボークー!

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