リアル・ハント [好き放題の映画レビュー]

こんにちは! 腐りかけのりんごです!



また週末がやってきましたねえ。
平日は忙しくて、
あっという間に終わってしまいます。
日本人は働き過ぎですよね。
もっと余裕があってもいいのにって思います。


余裕のある生活をするために、
年末ジャンボを買いました。
当たるわけないんですけれども、
当たるかもって夢のために3000円払ったと思っています。



あああああああああああ、
5億当たんねえかなあああああ!




さて、月曜日はまだそれほど疲労が溜まっていないので、
通勤時間を利用して映画を観ました。
『リアル・ハント』です!



2008年のアメリカ映画だそうですが、
あまり有名な作品ではありませんよね。
私も、GYAO!で無料配信してたので観てみたのですが、
こんな映画があることは知りませんでした。



が、なかなか面白かったんですよ〜(´∀`*)



簡単にストーリーを紹介しましょう!


農場の中の一軒家で暮らす一家。
父親は長距離トラックのドライバーで、
家を留守にしがちです。
一家には、最近末っ子のネイソンが生まれたばかりです。
長男のジミーはやんちゃ盛り。
友だちとパチンコで遊ぶのが大好きです。
次男のサミーは、妹のキャシーをいじめてばかりです。


ジミーは小学校4年生か5年生というところでしょうか。
小さい子どもが4人もいるので、
にぎやかというか、やかましいことこの上ないのですが、
ネイサンが生まれてからというもの、
お母さんの様子がちょっとおかしいのです。
ふさぎ込んだり、急に泣き出したり、
いわゆる、産後うつのような状態になっています。


ジミーは、母親の様子がおかしいことを父親に相談しますが、
家族を養っていくために仕事を休むわけにも行かず、
父親は予定通り仕事に出かけます。


そうしたら、ついにキレちゃったんです。
何がって?
お母さんがです!



この映画は、育児に疲れたお母さんが狂っちゃって、
家族を皆殺しにしようとする、
そんな映画なんです!



お母ちゃん、マジ恐いです。
冒頭から、明らかにやばいです。
この母ちゃん、やばいって、やばいって〜って、
明らかに分かるのに、
父ちゃんは仕事に行っちゃうんです。
小さな子どもを4人残して。



いつも通り、夕飯はちょっとした修羅場です。
キャシーの人形をサミーが横取りして、
「いやああああ、返してよおおおおお!」


「うるせえよ、ヘッヘーン」


「おかああさああああああん、
人形とられたあああああ!」 ってな感じで、

もうギャーギャーギャー大騒ぎです。



今までギリギリのところで我慢していたお母ちゃん、
堪忍袋の緒が切れて、
持っていたインゲン豆入りのガラスボウルを、
床にドーーーーーーン!



ええ、キャシー塚本かと思いましたよ。
インゲン豆のスジをとって、
少量の塩を加えたお湯で茹でて、
冷水にとって色止めをしたら・・・・・・・
ドーーーーーーン!



いつもは悪戯ばっかりのジミーくんですが、
さすがに一番のおにいさんです。
床に散らばったインゲン豆とガラスの破片を片付け、
その場をなんとか取り繕います。



ネイサンをお風呂に入れに行った母親の様子を見にいくと、
ネイサンの様子がおかしい・・・・・・・!
ネイサン息してない?!
さらに、そこにキャシーが
「お母ちゃん、ジュースこぼしちゃった」
とジュースまみれの服で現れたものだから、
母ちゃんブチ切れちゃいます。
「この汚らしいビッチめ! こっちへ来い!」


浴槽に沈められそうになっているキャシーを
何とか助けたジミーとサミー。
助けを求めに外に飛び出しますが、
母ちゃんがものすごい形相で追ってきます。
逃げろ、ジミー、弟妹をつれて逃げるんだ!
・・・・・というお話です。



家族、しかも母親がおかしくなって追いかけてくるって、
めっちゃこわいですよね。
しかも、父親不在のため、
こどもたちは、こどもたちだけで何とかしなければ
ならないんです。
産後うつというリアルな設定も、
恐怖心をかき立てます。



が、途中からちょっと残念なんです。
最初は、
育児がうまくいかないことで母親はイライラし、
しつけやお仕置きが高じて殺意へと変じていくのですが、
途中から、お母ちゃん、単なる殺人鬼になってしまうんです。
母ちゃん、こんなですよ。
IMG_5113 のコピー.png



単なる殺人鬼になってしまったことで、
ジミーは、母親を完全なる敵として認識できるようになります。
母親に対して攻撃を仕掛けることに
ためらいを感じずに済むようになるのです。


そうじゃなくて、
最後まで〈母親〉としての面を残し、
もしかしたらこれは躾なんじゃないかな、
まともな母親としての行動なんじゃないかな、
そう思わせるようにした方が、
よりいっそう、母親の狂気が伝わったと思います。



でもまあ、期待してなかった割に、
なかなか面白いホラー映画でした。
ジミーを演じる子役の演技がしっかりしていて、
本当にアメリカの子役はすごいなあと感心しましたよ。
IMG_1288 のコピー.png


『リアル・ハント』は邦題で、
原題は『Baby Blues』(=産後うつ)です。
リアル・ハントって意味分からないですよね。
なにがどうリアルなのか・・・・・・・。
だったらまだ「キッズ・ハント」とかの方がマシなのでは?
いやまあ、「キッズ・ハント」でもセンスないですけどね('A`)



というわけで、
ここらで終わりにしたいと思います!
読んでくれてありがとうございました〜。
メルシーボークー!

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