ナイトクローラー [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごっちです!



いやあ、ものすごい雷の音で起きてしまいました。
近くに落ちたんでしょうか、
家が揺れましたよ。



というわけで、
せっかく起きたのでブログを更新します。
『ナイトクローラー』観てきましたよ!





公開前からあちこちで話題になっていたので、
これは観たいと思っていました!



盗んだフェンスを売って生活をしているルー
学歴もろくな職歴もないくせに、
自信にだけは満ちあふれています。


ある日、ルーは
犯罪現場のスクープ映像を撮影し
テレビ局に売却する仕事

があることを知ります。
これなら儲かる!
そう考えたルーは、
機材を揃え、社員を雇い、
警察の無線を傍受しながら
夜な夜な街を徘徊し始めます。


地元のケーブルテレビ局に撮影した映像を売りこむルー。
ニュース番組を担当しているディレクター・ニナは、
ルーの映像を評価し、
また撮影したら持ってくるように言います。


調子づいたルーは、
ただ事件現場を撮影するのではなく、
より過激で扇情的な映像を撮るために、
現場をいじり、
さらにはみずから【事件】を作り出すように
なっていきます・・・・・・・・。



といった感じのお話です。
物語としてはそれほど複雑でもなく、
まあ、シンプルで、
どこかで聞いたようなお話です。


視聴率を稼ぐためにテレビ局がやらせをする
日本でもしばしばあることです。



じゃあ、この映画、
平凡な出来映えかというと、
全然そんなことないんです!
普通じゃねえ!
そんな空気がプンプンする映画なんです!



まあもう、とにかくね、
ジェイク・ギレンホールがやっべえんだわ。
冒頭で登場したとき、
水木しげるの描く妖怪かと思いましたよ!


ガリガリに痩せて、
目玉だけが白くギョロリと光っているんですよ。
『トイ・ストーリー』のウッディに似ているという説も
ありますが、
とにかく、
人間とは異なる何かを想像させるような、
そういう異様さをもってスクリーンに登場するんです。



異様さを感じさせるのは、
ギレンホールの演技だけではありません。
ギレンホール演じるルーが事故現場をいじるシーン、
自動車事故で倒れている被害者を、
ギレンホールが引きずって動かすんですけど、
倫理的に許されないことじゃないですか。
そんなことしちゃダメなんです。
でも、
BGMは不穏な音楽じゃなくて、
何と言いますか、
すごい神々しくて、
神秘的な音楽なんですよ!


常識的な倫理観とBGMとの齟齬に、
何とも言えない気持ちの悪さを感じました。
そう、この映画は、
自分の持っている倫理観と、
その倫理観を裏切るかのように生まれる興奮とが生む不調和が、
どうにも気持ち悪くて、
同時にどうにも気持ちのいい映画なんです!
マゾヒスティック!



ネタバレになりそうだから詳しくは書きませんが、
ルーとニナの関係も、
どうにもなんか、ムズムズ気持ち悪いというか、
イヤイヤイヤイヤ本気ですか〜! 
とツッコミたくなるというか・・・・・・。



でもまあ、
この映画のすごさは、
やっぱりジェイク・ギレンホールですよ。
私がジェイク・ギレンホールを意識するようになったのは、
『プリズナーズ』以降ですが、



ここ数年、
ものすごい勢いで伸びている俳優さんの一人
ではないでしょうか。
なんかもう、
神がかってるし鬼気迫ってる!



というわけで、
朝早くに書いたので、
イマイチ頭が働かないまま
終わりにします。
みなさま、どうぞよい一日を!
メルシーボークー!
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