ジョー・ブラックをよろしく [好き放題の映画レビュー]

ハローハロー!
腐りかけのりんごおばちゃんです!



ちょっとブログの更新が滞ってしまいました。
体調は回復したのですが、
家事が溜まって溜まって・・・・・・・・('A`)


やっとこさ、ハロウィンで飾っていた
かぼちゃの置物を片付けて、
玄関ドアにクリスマスリースを付けたところです。


さて、映画を観ました。
『ジョー・ブラックをよろしく』です!



こう言ってはなんですが、
たいして興味のない映画なので、
今まで観ようとは思いませんでした。
でも、スターチャンネルでやっていたので、
まあ一応、と録画してみたんです。


んで、
まあ一応、と観てみたんですが、
この映画、3時間もあるのね!!!!
ながっ!!!

90分の映画2本分ですからね、
ビデオの時代なら2本組で発売されるレベルですよ。
2本分のレンタル料取られて、
グハッてなるレベルですよ。


そんなババアの懐古趣味はやめにして、
どんなストーリーかご紹介いたしましょう。



ある大会社の社長・ジムの元に、死神が現れます。
死神が言うには、社長の寿命はあとわずか
順風満帆な人生を送ってきた社長はショックを受けますが、
死神は死ぬまでの間、自分に人間の世界を見せるよう命じます。


人間界で暮らすために、
死神はつい最近死んだばかりの青年
肉体に乗り移っていました。
その青年は、死ぬ直前にジムの愛娘スーザンと出会い、
二人は互いに惹かれあっていました。


青年は不慮の事故で死に、
死神の魂が宿った状態でスーザンの前に
再び姿を現したのですが、
そんなことをスーザンが知るはずもありません。
ジョー・ブラックと名乗るその謎の青年にスーザンは惹かれ、
死神もまた、スーザンに惹かれていきます。


しかし、死神が人間界にいるのはジムが死ぬときまで。
ジョーとスーザンに残された時間はあとわずかです。
一方、ジムの部下であり、スーザンの婚約者でもあるドリューは、
ジムがジョーの言いなりであり、
またスーザンがジョーに惹かれていることを不服に思い、
謀反を企て、ジムを社長の座から引きずり下ろそうとします・・・・・・。



といった感じのお話です。
死神との恋、というファンタジックな要素と、
死を目前にして人は何をすべきか、という
人生ドラマとしての要素を兼ね備えた、
ちょっと変わった映画です。



この映画の見どころは、
何と言ってもブラッド・ピットです。


私は、別にブラピのファンではございません。
ブラピ主演の映画を観たことはありますが、
これといった感慨を覚えた記憶はございません。
ブラピで一番印象に残ってるのは、
ゴーマリサ〜〜〜ン、
ゴ〜マリサ〜ンッエドウィンッ!

ってくらいです。



ですがね、
この映画のブラピは正直やべえって思いましたよ。


ポイントは、
ブラピが初めて人間界に降り立った死神を演じている
というところです。
人間界に来るのは初めてなので、
何もかもが物珍しいんです。
つまり、
見た目はブラピだけど、中味は子ども同然なんです!



ピーナツバターを食べるのももちろん初めてです。
初めてのピーナツバターの美味しさに感動し、
もっとちょうだいとねだるブラピ!


いいですか?
見た目は、ピーナツバターの工場ごと買えるブラピだけど、
中味は、
初めてピーナツバターを食べた純情ボーイなんです!
めっちゃかわえええええええ!



初めてなのはピーナツバターだけではありません。
せ、せ、せ、せ、接吻も初めてです!
申し訳ありません、興奮してどもってしまいました('A`)


初めてのキスをぎこちなくするジョー・ブラック!


子どものように感想を言うジョー・ブラック!


もうね、
ピーナツバターで罠作れるなら、
作って捕獲しちゃいますよ!



さ、さらに、
キスが初めてだから、当然のことながらセックスも初めて
初々しく肌を重ねていくジョー・ブラックの姿に、
いやもう、冗談ぬきで
カツカレー食べていた手が止まりましたよ。
まさに
index.jpg
となりましたよ。


見た目は百戦錬磨のブラピだけども、
中味はチェリーボーイなんです!
その初々しさったらもう!
見ているこっちが恥ずかしくなって、
思わず
index.jpg
ってなっちゃうっつーの。



いやいや、
すっかりブラピに夢中になってしまいました。
さすがアンジェリーナ・ジョリーを嫁にした男。


この映画は1998年の映画なので、
もうかれこれ16年前の映画なんですね。
当時、ブラピは34歳
34歳にしては若く見えますね。
顔に掛かる金髪が美しくて、
まさに美青年でした。



とまあ、ブラピのエロさは注目に値するのですが、
物語は少々無理がある部分も感じられました。


まず、スーザンがジョー・ブラックに惹かれる点ですが、
確かに、スーザンは死神が体を借りた青年と、
運命的な出会いをしていました。
ですが、
ジョー・ブラックはその青年と同一人物ではありません。
あくまでも見た目が同じなだけです。
それなのに、
何の違和感も覚えずにジョーに夢中になっていくのは、
ちょっと「真実の愛」を描いている割に、
適当なんじゃないかなあと思いました。



あと、最後の終わり方もどうかなあと思いました。
ネタバレになるかもしれないので、
ご注意下さい。




予定通り、ジムは死にます。
が、スーザンがそのことをあまりに簡単に受け入れすぎるんです。
ジムは65歳の誕生日に死にました。
これが105歳の誕生日ならば、
大往生〜!とも言えると思うのですが、
まだ65歳です。
周囲には死の兆候など一切感じられていなかったわけで、
あまりに突然、ジムは死ぬことになります。


しかも、スーザンは医者です。
医者であるからこそ、
自分が最愛の父の異常に気付けなかったことに
罪悪感を感じるのが普通なんじゃないでしょうか。


が、スーザンは父親が急死したってのに、
涙ひとつこぼすことなく、
死神の粋な計らいで生き返った青年と、
イチャイチャキャッキャしているんです。
この終わり方はどうも解せなかった。



ですから、
ロマンチックラブストーリーとして観るなら、
なかなか楽しめるし、
ゴクリ・・・・・
ともなれるのですが、
人の死を扱ったドラマとして観てしまうと、
違和感を拭えない、そんな物語になっています。



あと、とにかくジムは金持ちで、
社長って言うか、もはや王侯貴族
贅を尽くした暮らしぶりはなかなか見応えがあります。
アメリカの社長ってすげえなあ。
エコノミックアニマルのイメージとは
正反対の暮らしをしてましたよ、ジムは。



まあ、やっぱり3時間は長いわ('A`)
2時間で収めようと思えばできるはずなので、
もうちょっと努力して欲しかった。



あと、なんか、ちょいちょい笑いを挟んでくるんですが、
その笑いが突然すぎて、
どう受けとめていいのか悩んでしまいます。


スーザンと青年が運命的な出会いをした後、
二人は互いに惹かれあいながらも別れます。
が、
互いに何度も後ろを振り返るのですが、
振り返るタイミングがなかなか合わないんです。
このシーンがすごくいい。
めっちゃ甘酸っぱいんです。
ああ、人生ってこういうタイミングで変わってくるんだな、
恋愛ってタイミングが合わなければ始まらないんだな、
そうしみじみ観てたら、
いきなり青年が不慮の事故で死ぬわけです。
いやもう、その死に様の突然っぷり
死に方の豪快っぷりに、
思わずブーーーッ!と噴き出してしまいました。


ええ、まさに
index.jpg
こんな感じです。
お、この映画、
こういうブラックコメディ的な要素
盛り込んでくるんか?!
そうワクワクしたのですが、
その後はそういう気配も一切なく・・・・・・・。
だったら、あんな死に方させなくてもよかったんちゃうか・・・・・?
だって、
『十年愛』の大江千里の死に方を思い出しましたよ・・・・・・('A`)



ジムを裏切ったドリューに一泡吹かせるのも、
なんかあまりにいきなりすぎて、
面白いんだけど、そこだけ浮いてしまっているような、
うまく物語全体と噛み合っていないような気がしました。



あ、この映画、知らなかったんですが、
リメイク作品なんですね。
1934年に公開された『明日なき抱擁』という
映画がオリジナルだそうですが、
DVDの入手は難しそうですね。
アメリカのAmazonでインスタントビデオは購入できますが、
字幕なしで頑張って観るほどでもないかなあ・・・・・。



おお、久しぶりだから長くなってしまいました。
他にも映画観たので、また報告しますね!
今日も読んでくれてありがとう!
このブログをお友だちに紹介すると、
幸せになれると同時に、変態って思われるよ!
メルシーボークー!

↓インスタントビデオは吹替版のみです('A`)


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