ミザリー：真っ黒いおなかん中。：SSブログ

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ミザリー　[好き放題の映画レビュー] [編集]

こんにちは！　腐りかけのりんごです！

前回のレビューで、
あまりに陰惨な映画を観たので
次は楽しい映画を観るつもりだと宣言致しました。

ええ、楽しい映画観ましたよ！
『ミザリー』です！

私の中では『ミザリー』は超定番映画で、
今回で何度目か分からないくらい、繰り返し観ています。
が、もう14年前の映画なんですね。
若い方だと、観たことないという方も多そうなので、
しっかりとレビューを書いていきたいと思います！

次世代を担う若い人たちに映画の面白さを教える、
それが『真っ黒いおなかん中』の魅力ですからね〜！
アハハハハハハ〜！

さて、『ミザリー』はスティーブン・キングの小説を
映画化した作品です。
どんな物語なのか、
あらすじを説明いたしましょう。

人気作家ポール・シェルダンは、
大雪の中、車を運転していて崖から転落、
大けがを負ってしまいます。
危うく死ぬところだったのを、
彼のファンだという看護師アニー・ウィルクスに
助けられますが、
両脚を複雑骨折し、片腕も骨折、
まったく身動きのとれない状態になってしまいます。
しかも山奥にあるアニーの家の電話は不通、
救急車も大雪でアニーの家まで来られないと言います。

アニーの献身的な介護に最初は感謝していたポールですが、
アニーはポールの書いた小説、
ミザリーシリーズの大ファンでした。
ポールはミザリーシリーズのヒットで超人気作家になったのですが、
いつまでもミザリーのイメージにとらわれていては、
永遠に他の作品を書くことができないと、
最新作で主人公・ミザリーを殺し、
シリーズを終了させることにしたのでした。

ミザリーシリーズ最新作を読んだアニーは、
それまでの献身的な態度を激変させ、
ミザリーを生き返させるよう、
ポールに要求します。
ポールはもちろん断りますが、
激昂したアニーは何をするか分からず、
ポールは軟禁状態にされ、
ミザリーシリーズの続編を執筆することになるのです。

こうあらすじを紹介すると、
たいして恐くない、そう思われるかもしれませんが、
下手なホラー映画よりもよっぽど恐いです。

この映画の恐さは、
何よりもアニーを演じているキャシー・ベイツの演技力に
掛かっています。
キャシー・ベイツは、この映画で
アカデミー主演女優賞を獲得しているのですが、
それも納得の演技です。

別にアニーは、刃物などをちらつかせて
ポールを脅すわけではないのです。
基本的には冷静に、淡々とポールに語りかけます。
ときには笑顔すら見せるのです。
しかし、
突如癇癪を起こし豹変をするのですが、
その豹変ぶりが恐ろしい。
まさに狂気です。
たいしてまだ何もやっていないのに、
こいつ何をするか分からない、
逆らったら危険だ、
そう思わされるのです。

正直、ポールを演じている役者の演技なんて、
ほとんど印象に残りません。
とにかくキャシー・ベイツの
普通の人が、
普通の顔の裏に見せる狂気が、
強い印象をもって迫ってくるのです。

アイスホッケーのマスクを被ったモンスターに襲われることって、
まずそうそうないと思うんですが、
ごく普通の隣人が豹変する可能性って少なくないですよね。
だからこそ、
この『ミザリー』は恐ろしい物語になっているんです。

え、全然「楽しい映画」じゃないじゃないかって？
いやいや、
おばちゃん、ひねくればばあだから、
こういう映画、楽しくってしょうがないねん(´∀｀*)
もうね、
うひょうひょ笑いながら観ちゃいますねん。
アハハハハハハ！

キャシー・ベイツが出ている映画だと、
あまりメジャーじゃないかもしれませんが、
『黙秘』がものすごくよかったです。

『ミザリー』と合わせてご覧いただけると、
キャシー・ベイツの魅力をよりいっそう堪能できると
思いますよ〜！

では、今日はこの辺で失礼致します。
実はもう一本観た映画があって、
それこそ本当に「楽しい映画」だったのですが、
レビューは明日以降書こうと思います。
もう寝る時間だからね！

では、明日からまた頑張りましょう。
ﾒﾙｼｰﾎﾞｰｸｰ！

↓順位が上がると調子に乗ります。