死霊館 エンフィールド事件 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、お久しぶりです!
腐りかけのりんごです(゚∀゚)



いやあ、忙しかった・・・・・・・('A`)
あまりに忙しくて疲労が溜まって、
最後には寝てるときに鼻血出てきましたからね。


映画も、映画館で観れば最後まで観られるけれど、
家でDVD観ると百発百中で寝ちゃってました。
映画館で観た映画も、
全然ブログにまとめてないや・・・・・・・。アハハ。



でもまあ、忙しさのピークは超えたので、
少しずつブログも更新して行きたいと思います。
みなさん、これからもよろしくね★


というわけで、
本日は
『死霊館 エンフィールド事件』です!



はい、この映画は、
りんごが敬愛するジェームズ・ワン監督の最新作です。
私のジェームズ・ワンに対する想いは、
こちらを見ていただければ分かるかなと思います。
あ、こちらもついでにご覧下さい。

とにかくまあ、
『ソウ』以後、



ジメッとした陰湿なホラー映画を作り続け、
りんごを恐怖のズンドコに落とし続けているジェームズ・ワン監督。

『死霊館』シリーズは、
アメリカに実在した霊媒師夫妻を主人公とした、
【本当にあったこわい話】シリーズです。



主人公のウォーレン夫妻はアメリカ人ですから、
心霊現象というと、
悪魔がらみなんですよね。
幽霊というよりは悪魔。
恐ろしい心霊現象の背後には、
悪魔の存在があるんです。


前にも書いたんですが、
日本人にとってあまり馴染みのない【西洋的悪魔】を描きながらも、
ジェームズ・ワンの作り出す世界は、
実にアジア的な湿度を持っています。


ヒタヒタヒタと近寄ってくるような恐怖、
暗がりから何かが手を伸ばしてくるような恐怖、
夜中ベッドの下に何かが潜んでいるような恐怖。
ジェームズ・ワンの作品は、
まあともかくえげつないんです('A`)



で、今回の事件はイギリスが舞台です。
イギリスのある一家が住む家で
不可思議な心霊現象が続きます。
本当に悪魔の仕業ならば、
正式に教会が対応しなければならないので、
ウォーレン夫妻に調査が依頼されたのです。


廊下の隅に置かれた子ども用のおもちゃのテント。
その中に何かが隠れていたり、
勝手にテレビのチャンネルが変えられたりと、
心霊現象が続きます。



が・・・・・・・
あれ・・・・・・・?


今回のジェームズ・ワンはそんなにこわくない・・・・・????



ええ、そうなんです。
今回の『死霊館』は、
これまでの作品に比べると恐さは控えめでした。
手の汗握って観るほどではありませんでした。


じゃあ期待はずれの駄作かっていうと、
いやいやいやいや、そうじゃないんです。
たしかに、恐さを期待したら期待はずれかもしれません。
が、
今回の『死霊館』は恐がらせるための作品ではありません。
恐怖がテーマではないのです。
〈愛〉がテーマなのです・:*:・(*´∀`*)・:*:・



何言ってんだこのハゲと
思われるかもしれませんが、
もう少しお付き合い下さい。
あと、まだ私はハゲていません。



心霊現象に一番遭遇していた少女・ジャネットは、
学校でタバコを吸ったと誤解され、
母親にも信じてもらえませんでした。


一家は母親と4人の子どもの5人家族で、
父親は近所に住む女性と浮気して孕ませ、
出て行ってしまいました。
養育費も最近では滞り、
一家の生活はキッツキツです。
お金のやりくりに頭を悩ませている母親は、
気持ちに余裕がなく、
子ども一人一人と向き合うことができていません。


ですから、
ジャネットが心霊現象に遭遇しても、
ジャネットが嘘を吐いていると疑い、
最初は信用しようとしないのです。



たった一人の母親に信じてもらえないジャネット
悪魔というのは、
弱った心に入り込み、
どんどんその人物を孤立させていくものなんだそうです。


たとえば、
ジャネットの心にどんどん悪魔が入り込んで
母親を殺してしまったとしたら、
「そういえばあの子は喫煙するなど非行行為をしていた」
「母親とも折り合いが悪かった」
なんていう証言を元に、
貧しい母子家庭で起きた非行少女の凶行
なんてシナリオで語られちゃうんでしょうね。



そんな状況を救ったのがウォーレン夫妻です。
ウォーレン夫妻は
一家を襲っている悪霊と悪魔の存在を明らかにし、
ジャネットが決して嘘を吐いていないことを証明します。
ジャネットの汚名を晴らしてやるわけです。



が、一方でウォーレン夫妻もまた、
【インチキ野郎】【ペテン師】というレッテル
常に戦い続けています。
霊が見える、霊と会話できるって言っても、
見えない人には本当かどうか判断できないし、
ましてや夫婦がそれで収入を得ているとなると、
胡散臭ええええって思う人がいるのも当然です。



が、夫婦はそんなレッテルややっかみには負けません。
困っている人を助けるためにやっているという自負が
あるのはもちろんですが、
それ以上に、
夫婦はお互いの存在を何よりも大切に思っているのです。



他の誰が疑っても、
この人が信じてくれるから生きていける
二人はお互いにそう思っています。
掛け値など一切なく信じ合える真実の愛、
二人の間にはそんな理想の愛がたしかにあります。



ウォーレン夫妻が互いに感じている愛、
二人はその愛の力を信じ、
ジャネットのことも救おうとします。
そう、この物語は、
真実の愛と、悪魔によって引き起こされる邪な心との、
戦いの物語なのです・・・・・!



もちろん、最後に愛が勝ちます。
必ず最後に愛は勝つと、KANも言っていました。
KANの言うことは正しい、間違いなく正しい。
KANの言うことは正しいけれども、
それ以上にウォーレン夫妻は美しく正しい・・・・・!


いやね、ホント、理想的なんですよ、ウォーレン夫妻。
実際のウォーレン夫妻はこんな感じだったらしいんですけど、

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『死霊館』シリーズでは、
夫のエドをパトリック・ウィルソン

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妻のエレインをヴェラ・ファーミガが演じています。

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ええ、美男美女です。
もうめっちゃ二人ともキレイです。
こんなにキレイな二人が、
おたがい支え合い、支え合うことで力を得て、
その力を他者を救うために費やすんです。
いやもう美しい・・・・・・・!



何にも負けない美しく強い愛の姿が描かれているのをみて、
私ははたΣ(゚Д゚)と気付きました。



もしかして、
ジェームズ・ワン、恋してるんちゃう・・・・・?!



違ったらごめんね、ジェームズ。
でもね、
今回の『死霊館』はあまりにテイストが違うわ。
恐くない、美しいの。
そしてなによりも、夫婦に憧れちゃうの。
ジャネットが夫婦と関わったことで
誰かを信じる心を持てるようになったのと同様に、
りんごもまた、
邪念をすべて捨て去って、
愛する伴侶を得られた幸せを再確認したわ。


ジェームズ、あなたもいま、
近くにそういう人がいるんじゃないの?
ねえ、ジェームズ・・・・・・・
あなた、恋してるんでしょう・・・・・・!



とまあ、
予想外の『死霊館』でしたが、
予想外の方向で楽しめたし、感動致しました(´ω`)
120分以上あるのがちょっと玉に瑕だけど、
最後まで飽きることなく観られたので、
よしとしましょう。



次は強烈に恐い作品を期待していますが、
恋するジェームズ・ワンも悪くありませんよ。
ところで、
今回の宣伝ポスターなどには
「ジェイムズ」と書かれていますが、
「ジェイムズ」で統一していく方向なんでしょうか?
個人的にはジェームズ派なんですけどー。



では、この辺で!
また近いうちにお会いしましょう。
メルシーボークー!


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