ドラマ版・空飛ぶタイヤ【映画よりもドロドロな社内対立!いじめもさらに陰湿!仲村トオルはやっぱり大企業の方が似合う】 [好き放題の映画レビュー]
こんにちはー。
前回、映画版の『空飛ぶタイヤ』をご紹介しましたが、
早速ドラマ版も観てみました。
ドラマ版『空飛ぶタイヤ』はWOWOWが制作し、放映した作品です。
全5話ですが、
第1話は75分、第2話以降もしっかり60分あるので、
かなりのボリュームです。
私は、Amazonプライムで配信されているのを観ました。
さて、映画版も観たばかりなので比較しつつ感想をまとめていきたいのですが、
原作は読んでないという点をあらかじめご了承くださいね。
まず、映画版同様にとにかく豪華な俳優陣でした。
飛んできたタイヤにぶつかって亡くなる被害者役、
ほとんど出番もないし、基本的に遺影の写真で出てくる程度なんですけれど、
映画版では谷村美月が演じていましたが、
ドラマ版では山口もえでした。
谷村美月にしろ、山口もえにしろ、
ほとんど回想シーンすらない役にこの役者さんを用意するのだから、
出演者の豪華さが分かりますでしょ?
肝心の主人公・赤松徳郎は、ドラマ版では仲村トオルが演じていました。
まあ、手堅い配役です。
映画版では長瀬智也が演じていたので、かなり年齢差があります。
映画版では、まだ若い二代目社長が、
不器用ながらも必死に会社を守ろうとするといった感じでした。
若さ故の熱さ、とでも言いましょうか。
ですが、ドラマ版では仲村トオルですから、
若さ溢れる社長という感じではありませんでした。
中年期にさしかかっている、ある程度経験を積んだ社長ですね。
ですから、
神奈川県警に乗り込んで怒鳴るシーンなんかは、
かなり凄みがありました。
もちろん、仲村トオルはいい役者さんなんですけれど、
やっぱりエリート臭が強いんですよねえ。
中小企業の社長を演じるよりも、エリートサラリーマンの方が合っている気がするんです。
まあ、第1話で感じた違和感も、2話、3話と観ていくうちに、
段々気にならなくはなりましたが、
私は長瀬智也が演じていた不器用な若社長の方が好みでした。
原作の設定はどうなってるんですかね。
トータルで5時間以上あるわけですから、
映画の2倍以上です。その分、当然内容も濃くなっていました。
映画版では登場しなかった人物がいて、より人物相関図が複雑になっていました。
人物関係の複雑さが顕著に表れていたのが、
ホープ自動車の融資を担当するホープ銀行の銀行員・井崎です。
ホープ自動車の次期社長と噂されている狩野常務の姪と婚約中という設定になっていました。
映画では井崎のプライベートについては特に触れられていませんでしたからね。
また、ホープ自動車内の社内対立もより強調されていて、
狩野常務に対する反発心が、
内部告発の原動力の一つにもなっていました。
映画版の方では、正義感がメインになっていたように記憶しています。
内部告発をするシステム担当者・杉本ですが、
映画版では男性でしたが、ドラマ版では女性。
この違いも面白く感じました。
そう、ドラマ版の方が女性の割合が高いんですよね。
映画版では、ホープ自動車内で不正を暴こうとする社員・沢田は、
独身という設定になっていたと思います。
ですが、ドラマでは結婚していて、
沢田が何かを決心する要所要所で妻が助言をしているんです。
主人公の息子に対するいじめも、
ドラマ版の方がえげつないんですが、
いじめの要因となっている親たちの赤松運送に対する謂われなき誹謗中傷に対して、
主人公・赤松の妻が声を荒げて批判するシーンも印象的でした。
とまあ、ドラマ版の方が女性がバランスよく配置され、
女性にも大きな役割が与えられている印象を受けました。
映画版の方でも赤松の妻は、息子がいじめられていることを知って、
同級生の家を一軒一軒訪ねたことになっていますが、
間接的に語られるだけで、そのシーンは直接的に組み込まれていないんですよね。
ですから、印象としては薄いんです。
ドラマ版の方は、長年赤松運送で働いている中年女性もいて、
要所要所でいい味出してました。
あ、別に、映画版の方は女性差別的だと言いたいのではありませんよ。
単に、物語の尺が短いこともあって、
物語をシンプルにまとめようとした結果、
男臭い、男だらけの物語になったんだと推測します。
WOWOWはいいドラマを作ってますよね。
ドラマを観るためにWOWOWに加入したいのですが、
WOWOWライブ、WOWOWシネマと3チャンネルセットなのが難点・・・・・・。
WOWOWプライムだけでいいんですよねえ。
ちなみに、今月いっぱいは、
AmazonプライムのシネフィルWOWOWチャンネルに加入しています。
キャンペーンで安かったので。
先日の『セックス発電』もシネフィルWOWOWチャンネルで観たんですよね。
ともかくも、
硬派に作られたいいドラマでした。
さすがWOWOWです。
WOWOWに加入していなくても、
今ならAmazonプライムで配信中ですので、
このチャンスにご覧くださいね〜。
前回、映画版の『空飛ぶタイヤ』をご紹介しましたが、
早速ドラマ版も観てみました。
ドラマ版『空飛ぶタイヤ』はWOWOWが制作し、放映した作品です。
全5話ですが、
第1話は75分、第2話以降もしっかり60分あるので、
かなりのボリュームです。
私は、Amazonプライムで配信されているのを観ました。
さて、映画版も観たばかりなので比較しつつ感想をまとめていきたいのですが、
原作は読んでないという点をあらかじめご了承くださいね。
まず、映画版同様にとにかく豪華な俳優陣でした。
飛んできたタイヤにぶつかって亡くなる被害者役、
ほとんど出番もないし、基本的に遺影の写真で出てくる程度なんですけれど、
映画版では谷村美月が演じていましたが、
ドラマ版では山口もえでした。
谷村美月にしろ、山口もえにしろ、
ほとんど回想シーンすらない役にこの役者さんを用意するのだから、
出演者の豪華さが分かりますでしょ?
肝心の主人公・赤松徳郎は、ドラマ版では仲村トオルが演じていました。
まあ、手堅い配役です。
映画版では長瀬智也が演じていたので、かなり年齢差があります。
映画版では、まだ若い二代目社長が、
不器用ながらも必死に会社を守ろうとするといった感じでした。
若さ故の熱さ、とでも言いましょうか。
ですが、ドラマ版では仲村トオルですから、
若さ溢れる社長という感じではありませんでした。
中年期にさしかかっている、ある程度経験を積んだ社長ですね。
ですから、
神奈川県警に乗り込んで怒鳴るシーンなんかは、
かなり凄みがありました。
もちろん、仲村トオルはいい役者さんなんですけれど、
やっぱりエリート臭が強いんですよねえ。
中小企業の社長を演じるよりも、エリートサラリーマンの方が合っている気がするんです。
まあ、第1話で感じた違和感も、2話、3話と観ていくうちに、
段々気にならなくはなりましたが、
私は長瀬智也が演じていた不器用な若社長の方が好みでした。
原作の設定はどうなってるんですかね。
トータルで5時間以上あるわけですから、
映画の2倍以上です。その分、当然内容も濃くなっていました。
映画版では登場しなかった人物がいて、より人物相関図が複雑になっていました。
人物関係の複雑さが顕著に表れていたのが、
ホープ自動車の融資を担当するホープ銀行の銀行員・井崎です。
ホープ自動車の次期社長と噂されている狩野常務の姪と婚約中という設定になっていました。
映画では井崎のプライベートについては特に触れられていませんでしたからね。
また、ホープ自動車内の社内対立もより強調されていて、
狩野常務に対する反発心が、
内部告発の原動力の一つにもなっていました。
映画版の方では、正義感がメインになっていたように記憶しています。
内部告発をするシステム担当者・杉本ですが、
映画版では男性でしたが、ドラマ版では女性。
この違いも面白く感じました。
そう、ドラマ版の方が女性の割合が高いんですよね。
映画版では、ホープ自動車内で不正を暴こうとする社員・沢田は、
独身という設定になっていたと思います。
ですが、ドラマでは結婚していて、
沢田が何かを決心する要所要所で妻が助言をしているんです。
主人公の息子に対するいじめも、
ドラマ版の方がえげつないんですが、
いじめの要因となっている親たちの赤松運送に対する謂われなき誹謗中傷に対して、
主人公・赤松の妻が声を荒げて批判するシーンも印象的でした。
とまあ、ドラマ版の方が女性がバランスよく配置され、
女性にも大きな役割が与えられている印象を受けました。
映画版の方でも赤松の妻は、息子がいじめられていることを知って、
同級生の家を一軒一軒訪ねたことになっていますが、
間接的に語られるだけで、そのシーンは直接的に組み込まれていないんですよね。
ですから、印象としては薄いんです。
ドラマ版の方は、長年赤松運送で働いている中年女性もいて、
要所要所でいい味出してました。
あ、別に、映画版の方は女性差別的だと言いたいのではありませんよ。
単に、物語の尺が短いこともあって、
物語をシンプルにまとめようとした結果、
男臭い、男だらけの物語になったんだと推測します。
WOWOWはいいドラマを作ってますよね。
ドラマを観るためにWOWOWに加入したいのですが、
WOWOWライブ、WOWOWシネマと3チャンネルセットなのが難点・・・・・・。
WOWOWプライムだけでいいんですよねえ。
ちなみに、今月いっぱいは、
AmazonプライムのシネフィルWOWOWチャンネルに加入しています。
キャンペーンで安かったので。
先日の『セックス発電』もシネフィルWOWOWチャンネルで観たんですよね。
ともかくも、
硬派に作られたいいドラマでした。
さすがWOWOWです。
WOWOWに加入していなくても、
今ならAmazonプライムで配信中ですので、
このチャンスにご覧くださいね〜。