her/世界でひとつの彼女 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです!



今日はブログの更新を頑張ろうと思います。
ものすごい溜まっちゃってます。
仕事も溜まっちゃってるんですが、
ブログの更新を優先します(なぜ・・・・・・?)。



では、まず最初に
『her/世界でひとつの彼女』です。



スパイク・ジョーンズ監督の最新作ですね。
スパイク・ジョーンズって、
何だか黒人のイメージが強くって
黒人の顔を思い浮かべちゃうんですが、
実際に画像を見ると、
すらっとした白人でビックリします。
そして、
スパイク・リーと間違えていた自分に気付くんです。



さて、それはともかくも『her』ですね。
主人公のセオドアは、
長年連れ添った妻と離婚協議中です。
手紙の代筆行に従事していますが、
仕事で甘い手紙を書く一方で、
セオドアの生活は何の面白みもなく、
孤独で退屈な毎日です。


そんなある日、セオドアは
自分のパソコンに新しいOSをインストールします。
そのOSは、
人工知能によって構成された、
【独自の人格】を持つ最新式のOSです。
セオドアのパソコンにインストールされたのは、
サマンサという名の女性でした。


セオドアはサマンサと会話をするうちに
彼女に惹かれ、
やがて二人はデートをする関係になっていきます・・・・・・。



うん、意味わかんないですね!
OSと恋愛してデートしてセックスするとか、
どんだけマニアックやねん!
おばちゃん長く生きてきたけど、
そんな人見たことないわ!



ただ、この映画の世界においては、
OSと恋愛するのって、それほど珍しくもないようで、
セオドア以外にも
OSと付き合ってる人はいるんです。
ヘエエエエ・・・・・・・(´ω`)



今の日本でも、
2次元に嫁を見つける方は結構いるようですが、
OSであるサマンサには、
姿かたちはありません。
ただ【声】だけです。
【声】だけの相手と恋愛するってどうよ、って
思ったんですけど、
考えてみたら、
文通相手に恋するのと近いのかもしれませんね。


文通の場合はお互い写真を送り合うでしょうが、
その写真が本物かも分からないし、
容姿は相手を知る上でそれほど重要ではありません。
内面や性格、自分との相性が最重要項目となるという点で、
究極のプラトニック・ラブなのかもしれません。



この映画を観て思いだしたのが、
先日観たばかりの
『ビフォア・サンライズ』です。


『ビフォア・サンライズ』では、
一晩という短い間に、
知り合ったばかりの男女が多くの言葉を交わし、
会話を通して互いを深く知り、
互いが自分にとって大切な存在だと確信していました。


言葉を重ねることが互いを知る上で一番大切ならば、
セオドアとサマンサの恋愛は、
恋愛として十分に成り立っていることになりますよね。



じゃあ、この映画に共感できたかっていうと、
うーん・・・・・・私は結構引いちゃいました('A`)
恋愛においては会話が大切といっても、
やっぱり、
生身の人間にぶつかってナンボ
そう思っているんだと思います。
霊肉二元論的な考え方かもしれませんが、
精神的なつながりの根幹には、
その対立項としての
肉体的なつながりがあるんだと思うんです。


サマンサはセオドアにとって理想的な女性
だったかもしれないけれど、
それはサマンサが肉体を持っていない存在で、
そういう点で、
絶対的な性的要素を欠いた存在だからだと思うんです。
サマンサは女性だけれども、女性ではありません



セオドアは最愛の妻から拒否されて、
生身の女性と関わることができずにいます。
そんな中で出会ったサマンサは、
肉体を持たないが故に、
セオドアを脅かすことがない、
何と言いますか、
絶対安全領域のような存在なんです。


サマンサと付き合い始めたセオドアは、
本当に幸せそうなんですけど、
見ていて何か割り切れないものを感じてしまいます。

お前、本当にそれでいいのかよ

って思っちゃうんですよね。



では、セオドアとサマンサの恋愛はどうなるのか、
結末は書きません。
まあ、終わり方は嫌いじゃなかったかな(^ω^)



あー、そうだ、
共感できなかった理由のひとつに、
サマンサの声があるかもしれない。
可愛くないんですよ〜。
可愛くないなあって思ってたら、
これ、スカーレット・ヨハンソンなんですね。
こんな声でしたっけ?
『おはようスパンク』みたいなんですけどー!



ヨハンソンファンに殺されるな、これ・・・・・・・。



セオドアを演じたホアキン・フェニックスは、
ホアキン臭がまったくしませんでした。
冴えない男を演じきっていたってことですね。


『マスター』に続いて、
エイミー・アダムスと共演していましたが、
最近もう、エイミー・アダムス好きすぎー(´∀`*)
すごい美人というわけではないけれど、
彼女がでてくると、
画面が締まりますよね。
演技力なんだろうなあ。
エイミー・アダムスの存在で2割増しの映画です、
いや、マジで。



というわけで、
『おはようスパンク』に思いを馳せる映画でした。
いやいや、そうじゃないですね。
傷ついても何でも、
相手にどーんと向かっていくのが恋!
そう改めて思った映画でした。
恋愛なんて傷ついてナンボですよ!
ワシなんて、
20代どれほど傷つきボロボロになったか・・・・・・
それでも、
何とか立派なババアになったんだから、
若いころの苦労は買ってでもしろってことですよ!
(ババア的ありがちなまとめ)



では、ここらで失礼します。
今日も読んでくれてありがとう。
スパンク、スパンク、大好きよ〜!
メルシーボークー!



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