ワンナイト・イン・モンコック(旺角黑夜) [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは〜!
腐りかけのりんごおばちゃんですよ〜(´∀`*)ノシ



さて、今日はこのブログ始まって以来初の、
香港映画のご紹介です〜。



香港大好きなりんごおばちゃんですが、
実は香港映画はほとんど観たことがありません。
大昔、ジャッキー・チェンの映画は観ましたけどね。
昔は、
しょっちゅうゴールデン洋画劇場で
ジャッキー・チェンやってましたよね〜(´∀`*)


あれ、香港映画って【洋画】???
ま、いっか〜★



これまで香港映画を観なかった理由は、
単にきっかけがなかったからです。
今回たまたま、
GYAO! で無料公開されていたので、
『ワンナイト・イン・モンコック』を観てみました!



2004年の香港映画です。
【モンコック 旺角】というのは、
街の名前です。
香港の中心から電車で10分程で着く街で、
私も、香港に行ったときには、
必ずモンコックに遊びに行きます!


駅前にあるランガムプレイスという
大きなショッピングセンターで買い物をしたくて、
私は毎回モンコックに行くのですが、
モンコックは、
女人街などのマーケットも近くにあるので、
香港らしさを楽しむにはピッタリの街です★
女人街って言っても、
別に何もエロくないので、勘違いしちゃダメですよ〜。


日本で言うと、
上野とか浅草とかのイメージと近いかもしれません、



さて、そんなモンコックを舞台とした作品が、
『ワンナイト・イン・モンコック』です。


モンコックで対立するチンピラ組織
下っ端のちょっとしたいざこざがきっかけで、
死人が出、対立が抗争へと発展していきます。


ティムが率いる組織は、もう一方の組織のボス・ガウを殺そうと、
殺し屋を雇います。
殺し屋として雇われたのはフーという若い男。
スクリーンショット 2015-01-27 11.40.02.png
メガネ男子です。


フーは仕事の依頼を受け、
大陸から香港にやって来ますが、
今回が初めての仕事で、
香港で話されている広東語
あまり話すことができません。


フーは、ガウを殺すために香港に来ましたが、
実はもう一つ大切な目的がありました。
スーという、
香港に来ている恋人を探すことです。


香港に着いたフーは、
たまたま知り合った売春婦・タンタン
行動を共にすることになります。
スクリーンショット 2015-01-27 12.17.00.png
タンタン、かわいいです。


フーとタンタンは、
故郷が近かったため意気投合します。
共に貧しい村出身だったことも、
二人の距離を縮めることになりました。


一方、警察はガウ暗殺計画を聞きつけ、
これに乗じて二つの組織をまとめて壊滅する作戦を立てます。
その作戦の名が、
【ワンナイト・イン・モンコック】


クリスマスの夜
大きく物語が動き始めます・・・・・・・。




といった感じの物語でした!


実はたいして期待していなかったのですが、
なかなか面白かったです(´∀`*)



ただ、よう分からん映画とも思いました。
これは、
単に私が香港映画を見慣れていないからかもしれませんが、
何というか、
誰に感情移入して観るべきか分からないというか・・・・・・。



最初は、警察の視点で観ていこうかなと
思っていたのですが、
どうにも香港警察がグダグダなんですよ。


捜査してるのに、
何だか食ってばっかり。


↓ほら、食ってる!
スクリーンショット 2015-01-27 11.32.36.png


↓また食ってる!
スクリーンショット 2015-01-27 11.34.05.png


↓ほらやっぱり食ってるううううう!  しかも牛肉麺〜〜〜〜!
スクリーンショット 2015-01-27 19.01.46.png


殺し屋の潜伏先を突きとめた警察が、
そこに踏み込むシーンがあるんですけど、
なぜかマスターキーを使わず、
ドアを体当たりして壊そうとして、
なかなか開かずに、
最後は肩脱臼しちゃってるし・・・・・・('A`)ナゼナンダ。


大体、
警官の多くが、
「え〜なんでクリスマスに働かなきゃいけないの〜? ブーブー」
って態度なんですよね・・・・・・・('A`)
もっとやる気出せ・・・・・・・・



主人公のフーは確かにイケメンです。
途中でメガネが壊れてコンタクトにするもんだから、
ますますイケメン度が上がります。
スクリーンショット 2015-01-27 12.17.51.png


でも、共感できるキャラクターかというと、
ちょっとなあ・・・・・・・・。
スーのことになるとムキになって、
女でも殴っちゃうようなところがあるので、
ちょっとなあ・・・・・・・('A`)



フーもタンタンも、
あまりに貧しい村出身だったようで、
何というか、ちょっと常識外れなところがあるんですよね。
フーはレストランで生野菜のサラダを出されて、
「何だこれ、生じゃないか!」って
文句言うし、
タンタンは、
「ご飯食べたらエッチしようね〜」って
簡単に言っちゃう。
金銭感覚もおかしいし。


この辺は、現代中国の抱える問題なんでしょうね。
貧富の差があまりに大きいわけです。
フーの故郷は、
何だか村全体で殺し屋稼業を請け負っているようだったし、
裕福な香港とは異なる大陸の現実が、
ここには表されているようです。



私が一番気に入ったのは、
フーを斡旋したリウ夫妻
スクリーンショット 2015-01-27 11.43.22.png

この二人は完全にコントです。
お金が大好きで、お金のためなら何でもやる夫婦なんです。
スクリーンショット 2015-01-27 11.42.33.png

お金のために殺し屋・フーを斡旋したわけですが、
アッサリ警察にそのことがバレ、
段ボールかぶせられて連行されます。
スクリーンショット 2015-01-27 11.44.15.png


警察に連れて行かれてからは、
夫婦で仲間割れし始めるし、
夫婦漫才かーい!


ただ、リウもリウで、
色々複雑な事情を経て、
金満夫妻になったのかなと思わされるところもあります。


実はリウはフーと同じ村の出身なんですが、
フーを警察に垂れ込んだことをフーに知られて、
リウはフーに殺されそうになるんですが、
殺されそうになったことより、
フーに
「村のみんなにお前のやったこと、全部バラす」
って言われたことに激しく動揺するんです。
泣きながら
「フー後生だ、言わないでくれ!」
という姿に、
フーやリウの育った村の閉鎖的な様子
見て取れるように思います。
村の仲間を裏切ったことで、
村に残してきた親類縁者がいわゆる【村八分】に
遭うんでしょうね。 



何だか警察はグダグダだし、
コント夫妻は登場するし、
どんなテンションで観りゃいいのか分からない映画でしたが、
最後の30分はシリアスな展開になっていきます。
1本で色々おいしい映画ですね(´∀`*)



ところで、この映画、
要所要所で心にグッと刺さるセリフがあるんです。


「真実とは最初はぼやけて見えるものだよ」


「香港はなぜ香る港って言うのかしら」


「小さな不幸に慣れたらダメなんだ。人間がダメになる」



過酷な人生を歩んできたフーとタンタンの言葉は、
グッと心に突き刺さります。
彼らの人生の過酷さの10分の1も、
私は味わっていないだろうけれど、
でも、その言葉の意味は分かる気がします。



うん、香港映画、なかなか面白いじゃん(´∀`*)
これから積極的に観ていこうと思います♪


ところで、この画像見て下さいよ。
スクリーンショット 2015-01-27 12.14.29.png
安宿の壁に貼ってあるポスター・・・・・・


山田まりやですねん!!


日本でも最近見かけないのに!
まりや!
香港で人気あったのか?
まりや!



では、そろそろ長くなってきたので、
終わりにしたいと思います。
みなさん、また近いうちにお会いしましょうね〜!
メルシーボークー!

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サラの鍵 [好き放題の映画レビュー]

こんにちは、みなさん!
腐りかけのりんごです!



さて、今日も映画のご紹介です。
今日は『サラの鍵』を観ました。



2010年のフランス映画です。


1942年7月
フランスでは警察により
ユダヤ人がいっせいに逮捕されました。
ドイツではナチスが政権を掌握していた時代です。
フランスはドイツの占領下にあったため、
ナチスのユダヤ人迫害政策に追従する形で、
ユダヤ人の強制収容が行われたのでした。


小さなアパートに
両親とまだ幼い弟・ミシェルと暮らすサラも、
警察により連行されそうになりました。
サラは納戸にミシェルを隠し、
自分が戻るまで絶対に出ないよう言いつけ、
納戸に鍵を掛けました。
すぐに戻れる、そう思っていたからです。


両親と共に競輪場に収容されたサラは、
その後収容所に連行され、
両親とも離ればなれになってしまいます。


その間も、ミシェルのことがずっと気掛かりでした。
早く鍵を開けてあげないと、
ミシェルは自分が戻るのを待っている・・・・・・。
サラは収容所からの逃走を試みます。



一方、2009年のパリでは、
ジャーナリストのジュリアが、
夫の祖父母の所有しているアパートに
引っ越そうとしていました。


が、そこはかつてサラが住んでいたアパートでした。
夫の祖父母は、
ユダヤ人からアパートを騙し取ったのではないか、
そう疑ったジュリアは、
サラのことを調べ始めるのでした。


やがて、ジュリアは
サラが収容所に収容された後どうなったのか、
知ることになるのです・・・・・・・。




ナチスによるユダヤ人迫害を扱った映画です。
当然のことながら、
非常に悲しく、やりきれない気持ちになる映画です。


私は不勉強ながら、
フランスでもユダヤ人が迫害されていたことを
知りませんでした。
ユダヤ人が連行された競輪場の名前から、
【ヴェルディブ事件】と呼ばれているそうです。


が、
映画の中で、フランスの若者が、
「ヴェルディブ? なにそれ??」
と言っていたので、
フランス国内でもあまり広くは知られていなかった
事実のようです。
1995年にシラク大統領が、
公式にユダヤ人迫害の事実を認めたようですが、
政治に興味のないと、
フランス人でも知らないのかもしれませんね。



ユダヤ人迫害を扱った映画は、
これまでにも数多く作られていますが、
この映画は、
【フランスにおけるユダヤ人迫害】を扱っている点で、
他の多くの作品とは異なっています。
【ヴェルディブ事件】を扱った映画としては、
『黄色い星の子供たち』という作品があるようですが、

まだ観ていないので、
近日中に観ようと思います。
本当です、レンタル予約しましたから!



戦時中の出来事と現代とがリンクするのも、
この映画の特徴です。
サラのことを調べるジュリアは、
サラと直接の血縁があるわけではないし、
しかもジュリアはアメリカ人なんです。



ナチスのユダヤ人迫害政策とは
まったく縁のないように思えるジュリアの人生が、
サラの人生とリンクしていくのです。


これはつまり、
歴史を単なる過去としてではなく、
現代に続く事実、
現代を作り上げている大きなファクター
として捉えているのだと思います。


ユダヤ人迫害政策という人類の過ち、
世界大戦という人類の過ちは、
決して過去のことではないよ
そう私たちを戒めているように思いました。



私自身も、
【戦争を知らない子ども】です。
が、それは
【戦争を体験したことのない子ども】
という意味であって、
日本がつい70年前まで戦争をしていたことは
知っています。


が、最近は、
第二次世界大戦がいつ終わったのか、
どうして日本が戦争をしていたのか、
そんなことすら知らない若者が増えているようです。


恐ろしいことだと思いませんか?



戦争って、終わったからって終わりじゃないんですよね。
ちょっとネタバレになっちゃいますが、
『サラの鍵』も、
戦争が終わった後のサラを描いています。
戦争の経験は、
経験した人の心に永遠に残るし、
次世代の人も
その負債を受け継いでいかなければなりません。



私は、反戦主義者とかそんな難しいものじゃなくって、
単に戦争が嫌いなんです。
とにかく生理的に嫌い。
理屈抜きに嫌い!



だから、
これから先、
日本が再び戦争に参加することのないよう、
同じ過ちを繰り返すことのないよう、
切に願っています。
『サラの鍵』で描かれていた悲劇は、
まだ決して終わっていない、
そう思います。



何か今日は深刻になっちゃいましたね。
映画が映画だから仕方がない。
明日はもう少し楽しい記事を書けたらなあと
思います〜。


では、みなさま、読んでくれて有り難う!
またお会いしましょう〜。
メルシーボークー!



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さよなら歌舞伎町 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごっちです!



今日は、本日公開の映画、
『さよなら歌舞伎町』を観てきました〜!



新宿歌舞伎町にあるラブホテル・アトラスを舞台に、
そこに集まる男女の様子を描いた群像劇です。



ラブホテル・アトラスの店長は、
本当は一流ホテルのホテルマンになりたくて、
彼女にはお台場の超一流ホテルで働いていると
嘘を吐いています。


アトラスの清掃係・鈴木さんは、
自宅に警察に追われている恋人をかくまっています。
時効成立まであと1日。
何とか何事もなく時効が成立することを願っています。


アトラスにちょくちょく出入りしている韓国人デリヘル嬢は、
彼氏にはホステスをやっていると嘘を吐いています。
この日を最後にデリヘルをやめ、
韓国に帰国することに決めていますが、
彼氏とこの先どうなるのかはまだ分かりません。


田舎から家出してきた19歳の少女
アトラスに連れ込んだ男は、
少女を騙してデリヘル嬢にしようとたくらんでいます。



といった感じで、
アトラスには色々な事情を持った、
色々な人が集まるんです。



この映画は、前田敦子と染谷将太が共演する
ということで話題になった部分もあるかなと思いますが、
前田敦子の出演シーンは、
正直少なかったです。


出演シーンが少ないこともあって、
イマイチ人物像がうまく表し切れていないように思いました。
あまり印象に残っていないんです。



強い印象を残したのは、韓国人デリヘル嬢を演じた
イ・ウンウ
『メビウス』でイカれちゃったお母さんを演じていた人ですか!
うわあ、全然雰囲気違うやん!



この映画、
染谷将太とイ・ウンウのW主演と言ってもいいと思います。
イ・ウンウの演じたデリヘル嬢は、
情に厚くて、優しくて、でも、自分を恥じている、
そんな複雑な人間像をよく表していました。
出演シーンもかなり多いですしね(´ω`)



続いて印象に残ったのは、南果歩
私、若いころの南果歩って嫌いだったんですよ。
なんか、お高くとまっている感じが嫌だったんです。
が、
この人は、
年を取っていい感じのおばちゃんになりましたよねえ〜。
やっぱり、辻仁成と離婚したのがよかったんですかねえ。


そうそう、何年か前の『相棒』元旦スペシャルでも
いい演技をしていましたよね〜。
やっぱり、世界の渡辺謙と再婚したのがよかったんですかねえ。


特に、染谷将太との掛け合いがよかったです。
年はかなり離れているのに、
なんかいいコンビ。
掛け合いがうまいっていうのは、
お互いに【間】を読むのがうまいんでしょうねえ。



家出少女を演じていた我妻三輪子もよかったし、
まさかのデリヘルの客役だった村上淳もよかったです。
っていうか、ムラジュンwwwwwww
もうオサレアニキの片鱗ナシッ!
アハハハハハハ〜!



というわけで、
前田敦子に期待して観に行くと、
ちょっと拍子抜けしてしまう映画かもしれません。
革のライダースを着ている姿はかわいかったけれど、
他の女優さんがみんな体当たりといっていい演技をしている割に、
ちょっとおとなしすぎるんじゃないかな。


まあ、オッパイを惜しげもなく出している女優さんが複数いる以上、
オッパイなしだと目立たないのは仕方がないのかもしれない・・・・・・('A`)



という感じの映画でした!
では、この辺で〜。
読んでくれてありがとね〜。
メルシーボークー!

↓Twitterやってマウス〜(´∀`*)
りんごっちの映画屋さん

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疑惑の影 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
りんご@腐りかけです!



今日は古い映画をご紹介します。
アルフレッド・ヒッチコック監督
『疑惑の影』です!



1943年にアメリカで製作された映画です。
ヒッチコックがハリウッドに来てからの作品ですが、
まだ黄金期に入る前の作品ですね。



私は昔からヒッチコックが好きで、
代表的な作品は大体観たのですが、
この『疑惑の影』は今回が初めてでした。



簡単にストーリーをご紹介しましょう。


カリフォルニアの田舎町で家族と暮らす少女・チャーリー
平凡な街で生まれ、育ち、
平凡に暮らしていくことに退屈を感じていました。


そんなある日、叔父のチャーリーがやってくることになりました。
チャーリーは、自分と同じ名を持つ叔父のことが大好きです。
実業家として成功している叔父は見た目もスラリとした紳士で、
チャーリーは叔父のことを自慢に思っているのです。


叔父との生活で退屈から逃れられたと思っていたチャーリーでしたが、
叔父には何か秘密があることに気付きます。
その秘密は何か、チャーリーは突きとめようとしますが、
その秘密を知ることは、
チャーリーの身を危険に晒すことになるのでした・・・・・・。



といった感じの物語です。
大好きな叔父さんの裏の顔を知ってしまった少女が、
それを誰にも告げることができず、
一人で苦しみ、
そして危険に晒されることになるわけです。



あまり派手な作品ではありませんが、
物語の幕開けは、さすがヒッチコックと思わされるものでした。


ある晴れた午後、
通りでは子どもたちが元気に遊んでいます。
通りに沿って立っているアパートの一室には、
ベッドにが横たわっています。
ベッドサイドのテーブルの上には大金が置かれています。


始まってわずか2分ほど、
これは何かあるな
と一気に物語に引き込まれるのです。


そこに入ってくる大家のおばさん
留守中に男が二人訪ねてきたことを伝えに来たのです。
男は、
また来たら取り次ぐように言いますが、
その後にこう言います。
「だがおかしいな、そんな知り合いはいないんだがな」。



この男が、叔父のチャーリーなのですが、
場面が変わって今度は、カリフォルニアの姪チャーリー宅です。
叔父のチャーリー同様、
姪のチャーリーもベッドに横たわっています。
そこに父親が入って来ます。


そう、同じ名前を持つ叔父と姪とが、
対称的な構図で描かれているのです。
姪のチャーリーは、叔父を【叔父】というよりは、
【双子の兄】のように思っています。
ですから、
このシンメトリーな構図は、
姪のチャーリーの叔父に対する感情を表したもの、
とも言えるでしょう。



が、先にも書いたように、
叔父はチャーリーが思っているような人間ではなかったのです。



この物語は、
平凡な日々に退屈していた少女が、
今まで知ることのなかった現実、
非現実的な現実と対峙することになり、
成長していく物語、
とも言えます。



が、一番のみどころは、
叔父さんのクズっぷりです。
ちょっとネタバレになっちゃうかな?



いやね、
もう二面性ありすぎなんですよ。
最初はスマートな紳士なんです。
が、途中から本性を現して、クズっぷりを発揮するようになるんです。
いい叔父さんだと思ってたのに・・・・・・。



【退屈な日常の中の非現実】がテーマかなと思うのですが、
【退屈な日常】を表すために、
姪・チャーリーの一家の様子が繰り返し描かれています。


推理マニアの父親、
夫をちょっと小馬鹿にするところもあるけれど、涙もろい母、
本の虫でおしゃまな妹、
やんちゃで悪戯好きな弟。


平々凡々な5人家族の平和な日常を描いた、
【ホームドラマ】としての側面が強く出ているのです。
特に妹と弟のキャラクターが個性的で、
観ていてほのぼのとしてしまいます。


そのほのぼの【ホームドラマ】に珍客が入り込むことにより、
【サスペンス】が始まるのです。



古い映画なので、
ちょっと展開がたるいところもありますが、
なかなか面白い映画でした〜(´∀`*)



最後に、ちょっと文句を言いたいのですが、
私がヒッチコック好きにも関わらず、
これまでこの『疑惑の影』を観なかった理由があります。



ヒッチコックの映画の多くは、もう著作権が切れているので、
いわゆる廉価版のDVDが出ていますよね。


が、この廉価版のDVD、
すべてではもちろんないんでしょうが、
字幕がひどいものがあるんです。
ひどいというか、見るに耐えないレベルです。


誤訳というのではありません、
誤訳かどうかは確認していません。
もっと低次元なレベルでのミスです。
誤字脱字
そして、異なる複数の人物のセリフを同時に画面に出すため、
どのセリフを誰が喋っているのかが分からないのです。



廉価版なんて買うからだよゲラゲラ、
そう思うかもしれませんが、
違うんですよ!
某大手レンタルショップで借りたら、廉価版だったんですよ!



DVDの普及により、
ビデオ時代よりも多くの作品を観ることができるようになりました。
が、
あんなクソみたいな字幕じゃさすがに観られん。
というわけで、
なかなかヒッチコックの初期の作品を観ることが
できないでいるのです。


ちなみに、今回はスターチャンネルで放映されたものを
録画して観たので、問題はありませんでした。



この『疑惑の影』も、
DVDによってはクソ字幕なんでしょうか・・・・('A`)
リンクは廉価版ではないものを貼っておきますが、
もしクソ字幕だったら申し訳ないです。



では、長くなりましたが、
この辺で失礼致します〜。
読んでくれてありがとう〜♪
メルシーボークー!

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MUD-マッド- [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです!



お、最近よくブログ更新してて、
このおばちゃん暇なんやろうなあ〜
なんて思っている方!
別に暇じゃないですよ!


やらなきゃいけない仕事や家事は山程あるけれど、
全部放り出してブログ書いてるんですよ!


いや、私、
お尻に火がつくまで動けないタイプなんですよ!
ギリッギリまで何にもやらない。
周りの人がハラハラしててもやらない。
ですから、
別に暇じゃないんです!



さて、今日も映画のご紹介です。
『MUD-マッド-』です!



舞台はアーカンソー州。
14歳の少年・エリスは、
ボートハウスで両親と暮らしています。
親友のネックボーンと二人で、
川に浮かぶ孤島に遊びに行き、
中年の男性と知り合います。



その男性はマッドと名乗り、
そこである人が来るのを待っているので、
代わりに食料を買ってきてほしいと
エリスに頼みます。


最初は単なるホームレスかと思ったエリスでしたが、
マッドが、
この世で愛するたった一人の女性・ジュニパーのために
罪を犯し警察に追われていること、
マッドがジュニパーが来るのを待っていることを知り、
その純粋な愛に協力することにします。


マッドがジュニパーと逃走する手助けをするエリス。
が、次第にエリスは、
自分が思っているほど、
愛とは単純なものではないと知っていくのです・・・・・・。



といった感じの物語です。
ポイントは、
マッドを演じているのが、
マシュー・マコノヒィィィィィ!
だということです。


最初の登場シーンですごい印象を残します。
ただものではない、
でも、曲者とも言い切れない、
そんな何とも言えない魅力と風格を持っています。
少年二人が心を許してしまったのも当然、
そう言えるキャラクターじゃないと、
この映画は成立しませんから、
マシュー・マコノヒーの演技はドンピシャです。


マシュー・マコノヒィィィィィ、
今もっとも輝いている俳優だと
言ってもいいのではないでしょうか?
ここ数年の活躍は目を見張るばかりです。



エリスを演じているのは、タイ・シェリダン。
『ツリー・オブ・ライフ』
素晴らしい演技を見せたそうですが、

いかん、まだ観ていません('A`)
観るの忘れてた・・・・・・。



マッドの恋人・ジュニパーは、
すごい美人だという触れ込みだったので期待したのですが、
リース・ウィザースプーンでした('A`)
どうにもしゃくれが気になって仕方がない。


何でマコノヒィィィィの恋人がしゃくれやねん〜
アメリカではリース・ウィザースプーンは美人に分類されるんか〜?
と、最初は非常に不満を感じていたのですが、
しかし、最後まで観て、
実はリース・ウィザースプーンは適役だった
と気付きました。


変な言い方ですが、
きれいな恋愛を描いた物語じゃないんです。


何と言いますか、
リアリスティックな、泥臭い恋愛を描いている、
そういう映画なんです。
MUDだけに★ テヘッ!


だから、あまり美人過ぎる女優さんを持ってくると、
かえって嘘くさくなっちゃったんじゃないかなあと
思いました。


マッドもジュニパーも、
どっちも勝手なところがあるし、
しかしお互いに純粋な気持ちも持っている。
そういうきれい事だけでは済まない男女関係を、
エリスは目の前で見て、
そして、大人になっていくんです。



エリス自身も、
苦い失恋を経験します。
この映画は、
まさに【ひと夏の体験】を描いています。
性的な意味ではなく。



少年が非日常的な経験をすることによって、
大人の階段を登る、そういう物語なんです。



『トム・ソーヤーの冒険』から
強く影響を受けた物語だそうですが、
私は、『トム・ソーヤー』をきちんと読んだことがないので、
この件については何もコメントできません。
王道の児童文学はあまり読まずに育ったもので、
当然読んでいるはずの本でも
読んでいなかったりするのですが、
『トム・ソーヤーの冒険』は今読んでも面白いですかね?
もう汚れちまって、
腹の中でどす黒いドグマが渦巻いているような大人に
なっちまったんですが。



ああ、そうだ。
トムという謎のオッサンを演じている
サム・シェパードがどうにも渋くてかっこよかったです。
今後注目したいと思います(´∀`*)



130分もある長い作品ですが、
それほど退屈はしなかったし、
長さも感じさせられませんでした。
やっぱりマシュー・マコノヒーのおかげでしょう。



ただ、物語の終わり方は、
観る人によっては賛否両論かな〜。
まあ、蛇足と言えば蛇足なんです。
詳しくは書きませんがね(´ω`)



ともかくも、
マシュー・マコノヒーの魅力が存分に詰まっている、
そんな映画でした。
私はやっぱり、
こういう癖のある役を演じているマコノヒィィィィが
好きだなあ〜(´∀`*)



というわけで、今日はこの辺で!
読んでくれてありがとう〜。
メルシーボークー!


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2015年1月コレクション A4ポーチ/猫アームウォーマー/ムーミンチュニック/ウォールシール [フェリシモがきたぞー!]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごちゃんです!



意外にアクセスが多い、
【フェリシモがきたぞー!】コーナー。
みなさん、フェリシモ商品の情報の少なさに
困っているんでしょうね〜。
分かりますよ〜。



2015年1月コレクションは、
実は昨年末には届いておりました!
が、忙しくてそのまま放置('A`)
すっかりご報告が遅くなってしまいました!
申し訳ナス!



では、早速まいりましょう。
今月は結構奮発して買いましたよ〜!


まずは、3ヶ月目になる
ブラック・ベアA4ポーチです!
DSCF3229.jpg
うーん('A`)
勝手に、次は赤が来ると思い込んでいたんですよ。
白かあ・・・・・・・・。
汚れるやないかーい。
ちょっとがっかりんご。


でも、これで3つ買ったことになるし、
実は、
赤は吉祥寺パルコにあるフェリシモの実店舗で見かけたので、
今回で打ち止めとすることに致します!


いや、本当にこのポーチは便利です。
毎日のように使っていますよ〜。
お値段は税抜2900円でした。



続いて2点目は、
チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト 杢ニット アートなネコのアームウォーマー 〈オザキ フミヒコさん〉の会



だから名前長いっつうねん!


こんな感じの商品です。
ブログ1.jpg
袋から出すとこんな感じ。
ブログ2.jpg


実は、この商品は去年も買っていて、
すっごい気に入っているんです。
去年買ったのはこの2本
DSCF3226.jpg


このアームウォーマー、薄いのでとても便利です。
スウェットとかセーターの下に着けて、
邪魔なときは手首までたくし上げてしまいます。
薄いけれど、
これ一枚あるとないとでは、
やはり温かさが違いますからね〜(´∀`*)


去年の商品と比較すると、
長さが随分違いました。
DSCF3228.jpg
かなり長い!
でも、若干生地が薄くなったような気もするので、
もたつく感じはないように思います。


手の先端部分もちょっと違っています。
DSCF3227.jpg
ちょっと今年の方がビラビラですね(語彙力が貧困)。


可愛い猫のイラストが描かれた紙が添付されていますが、
DSCF3225.jpg
裏に商品の説明など書かれているので、
ポストカードではありません。
ポストカードだったらよかったのに。



お値段は税抜1500円
プレゼントにもいいですよね!



続いて、
星降る夜のムーミン谷  バイカラーニットチュニックの会
です!


フェリシモのムーミンコラボシリーズは、
これまでにもかなり買っています。
かわいいんですよねえ、もう〜(´∀`*)


今回はチュニック。
届いたのはグリーンでした。
グリーーーンだよ!(古い)
DSCF3230.jpg
パッと見ではムーミンとは分からないので、
ババアでも安心して着られます。
裏はかなりシンプルなデザイン。
DSCF3231.jpg
ただ、このチュニック、
アクリル90%なんですよ。
だから、寒い!
この時期は寒い!
秋口に着るべき服なんでしょうねえ。
デザインは気に入りましたが、
しばらくは眠ってていただこうと思います。
今回で打ち止めで継続もナシ!


お値段は税抜3900円
ちょっと高いな、と思います。



最後は、
物陰からひょっこり顔を出す  動物たちのウォールシールの会



我が家はちょっとオサレぶっていて、
壁の大半がペンキ壁なんですよ。
ところが、このペンキ壁、
とにかく汚れるんです。
汚れたらペンキを塗り直せばいいのですが、
それもねえ・・・・・・なかなかねえ・・・・(´ω`)



そこで、ウォールシールでごまかす作戦に
出ることに致しました!
届いたのは、猫でした!
DSCF3236.jpg
うちの猫の尻尾がちょっと入っちゃいましたが、
ご勘弁下さいませ。


私はこれまでにもウォールステッカーを買ったことがあり、
窓に貼ったりしているのですが、
このウォールシールは、
これまで買ったウォールステッカーとは、
ちょっと素材が異なっていました。


簡単にいうと、
絹目で現像した写真みたいなんです。
昭和生まれには分かりますよね?!
ザラザラ系なんです、ザラザラ系!



さっそく貼ってみました。
いきなりリビングとかに貼ると、
相方に怒られそうなので、
自分の部屋に貼りました。
DSCF3237.jpg
ジャジャン!
DSCF3238.jpg
空気が入ったりして、
貼るのが難しいのかなあと心配していたのですが、
なんだか、
とても言うことを聞いてくれるシールでした。
とても貼りやすい
粘着力があまり強くないのかな、いい意味で。



このシールを剥がすときに、
いっしょにペンキも剥がれてしまうのか、
それはまだ分かりません('A`)
が、どうせそのときはペンキを塗り替えるときかなと・・・・・・・。



本当はオオカミが一番欲しかったので、
(たしかあったはず! 見た気がする!)
次回も継続します。
お値段は初回だったので税抜1000円
妥当な価格だと思います。



というわけで、
今月は
全部で10152円(税込)のお買い上げでした!



来月も新規でオーダーした品がありますので、
楽しみにしていて下さいね!
では、最後までお付き合い下さって、
メルシーボークー!
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31年目の夫婦げんか [好き放題の映画レビュー]

みなさま、こんにちは! 腐りかけのりんごっちです!



ずっと仕事が忙しくて大変だったのですが、
やっと山場を越えました(´∀`*)
もうずっと、
観た映画の感想を簡単に書いただけになっていましたが、
もうちょっと力の入れた記事を書きたいと、
一人武者震いに震えております!
会いたくて会いたくて震えます!



さて、今日の映画は『31年目の夫婦げんか』です。



結婚31年目を迎えた熟年夫婦が、
カップルセラピーに通って、夫婦関係の再構築を目指す、
という物語です。



妻・ケイ役をメリル・ストリープ
夫・アーノルド役をトミー・リー・ジョーンズが演じています。


私、メリル・ストリープが大好きなんです!
もう昔から大好きで、
アメリカで一番素晴らしい女優だと言っても過言ではない、
そう思っています。
この『31年目の夫婦げんか」を観ようと思った一番の理由は、
メリル・ストリープ主演だったからです。



ただ、正直、期待はずれでした・・・・・・・・('A`)
私は、ロマン・ポランスキーの『おとなのけんか』みたいな、
コメディを期待していたんです。

31年連れ添った夫婦が、
それまでの小さな鬱憤を一気に噴出させる、
そんな映画かなあと思っていたんです。
「あなたの新聞のたたみ方が気に入らないのよ!」
「おまえも、焦げた目玉焼きをいつも俺の皿に載せるのやめろ!」
みたいな。



が、この映画で夫婦が直面する問題は、
【性】の問題なんです。
そう、この映画のテーマは、
【熟年夫婦の性生活】なんです。


まだまだセックスを楽しみたい妻と、
もう妻に対してそんな気持ちは持てない夫、
この認識の差をどう埋めていくのか、
それがこの映画のテーマになっています。



まあたしかに、
こういう問題に直面する夫婦は少なくないのかもしれません。
ただ、
あまりにも【性】の問題に終始していて、
ちょっと辟易してしまいました。



だって、
メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズの
ガチなベッドシーン

見たいと思います?!



ええ、私、メリル・ストリープ大好きです。
でも、もう彼女も65歳ですよ。
若いときと比べるとかなり太っちゃってますよ。
トミー・リー・ジョーンズだって、
もうおじいちゃんですよ、どう見ても!



いやね、別に何歳になってもセックスしたければしてもいいと思います。
が、やっぱり、画的に美しくない以上、
観客に見せるのはやめた方がいいんじゃないかと・・・・・・・('A`)



ちょっとネタバレになりますが、
いい年した初老の夫婦が、
映画館でオーラルセックスに挑戦するとか、
ちょっともう勘弁して下さい・・・・・('A`)



とにかく、夫婦間の問題が性生活だけに集約されていて、
私は共感できませんでした。
コメディとしてみるべきなのか、
どういうスタンスで臨めばいいのかもよく分からなかったし・・・・・・。



観客から見たら、画的に好ましくない熟年夫婦のセックス、
その問題に必死に獲得している当事者夫婦、
そのギャップに笑いを生み出そうとしているのか、
そうも考えてみたんですけど、
実際そんなに笑えないので、気のせいかなとも思います。



月並みな感想ですが、
アメリカ人って性にどんよくだなあ
と思いました。



では、今日はこの辺で。
読んでくれてありがとう!
メルシーボークー!

↓それほどオススメの映画ではありませんでしたが、
『31年目の夫婦げんか』はこちらから観られます!



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  • 発売日: 2014/03/04
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コンプライアンス 服従の心理 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごちゃんです!



みなさん、スタバに行きますか?
私は、職場の近くにあるし、
自宅から車で10分程のところにあるので、
ちょいちょい行っています。



私はコーヒーは苦手で、
ラテとかカプチーノのような、
いわゆるコーヒー牛乳系じゃないと飲めないのですが、
チャイティーラテもよく飲みます。
あのスパイスが効いた感じが好きなんです(゚∀゚)



チャイティーラテとオーダーすると、
当然チャイティーラテが出てきますが、
「フルリーフのチャイティーラテ」とオーダーすると、
ティーバッグのチャイティーが入った状態で
出てきます。



単なる「チャイティーラテ」だと、
チャイシロップをミルクに加えて作られるんです。
が、
「フルリーフのチャイティーラテ」だと、
ちゃんとチャイティーを煮出す感じで作られます。
単なるチャイティーラテと比較すると、
スパイシー加減が全然違うんです(´∀`*)
言ってみるなら、速水いまいちが速水もこみちになった感じです。
ちょうオススメです。


やってみたことないぜっていう方、
ぜひ試してみて下さいね★



さて、映画の話です。
本日は、たまたまテレビをつけたらやっていて、
思わず最後まで見入ってしまった映画を
ご紹介致します!
『コンプライアンス 服従の心理』です!



アメリカのとあるファーストフード店
発注ミスから資材を切らし、
店内はその対応に大わらわの状態でした。
そこに、店長宛に一本の電話が入ります。
警察からでした。
その店のクルーであるベッキーが、
客の金を盗んだというのです。


店長のサンドラは、
警察の指示に従うことにします。
サンドラは、盗みなど絶対にやっていないと必死に訴えますが、
警察は何とか事件を穏便に済ませるために、
サンドラに警察に代わって捜査をするように言います。


最初はベッキーの手荷物検査から始まり、
やがてベッキーの身体検査へと、
警察の指示はエスカレートしていきます・・・・・・・!



という感じのお話です。
なんというか、
アメリカ版オレオレ詐欺ですね。
言うまでもなく、
電話の主は警察ではありません。



これは実際にアメリカで起こった事件なんだそうです。
この映画の面白さは、
【なんでみんな騙されちゃったの????】
と思うような手口なのに、
いい大人がどんどん騙されてしまう、
その過程が無理なく描かれているところです。



最後まで映画を観て、
やっぱり【なんでみんな騙されちゃったの??】と思うのですが、
でも、実際にあったんですよね、この事件。



日本でも、
かつて、こんな事件がありましたよね。
ご主人が交通事故に遭って重体になっている、
輸血が必要だが、奥さんの血液が使えるか確認が必要だ、
と電話が掛かってくるんです。
ここまではまあ、分かるんですが、
この後がどう考えてもおかしいんです。


奥さんの血液の型を調べたいから、
今履いているパンツを脱いで、
ビニール袋に入れて、
近くのバス停に置いておいてくれ、
そう指示されるんです。


なんでやねーーーーん!


でも、これ結構騙されちゃった奥さんいるらしいんですよね。
夫が重体という知らせで動揺しちゃって、
パンツ・・・・・パンツはよ持っていかにゃ・・・・!!!!
って思っちゃったらしいんです。


まあ、かなり前にテレビで観ただけなので、
詳細は間違っているかもしれませんがね(´ω`)



話を映画に戻しましょう。


この映画は、
【こんな事件があったのか!】ってことを知るという意味では、
面白い映画だと思います。
が、厳しい言い方をすれば、
すごくよくできた再現ドラマ
と言えないこともない映画です。
事件を丁寧に映像化していますが、
エンターテインメントとして面白く作られているかというと、
そうではないかなと思います。



私は、ファーストフード店でのバイト経験があるので、
そういう点で、なかなか面白く観ることができました。
資材切れって、店パニックになるんですよねえ〜(´ω`)
わかるわかる。



でもまあ、最後まで退屈せずに観られるので、
観ても損のない映画だと思いますよ〜(´∀`*)



では、いったんこの辺で♪
また更新しますね〜。
読んでくれてありがとー!
メルシーボークー!


コンプライアンス -服従の心理- [Blu-ray]

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イントルーダーズ [好き放題の映画レビュー]

こんにちは! 腐りかけのりんごです!



今日は、何気なく録画していて、
何気なく観てみた映画をご紹介します!
『イントルーダーズ』です!



2011年のスペイン映画です。
クライヴ・オーウェン主演映画ですが、
日本では劇場公開されず、ビデオスルーとなりました。


ビデオスルーとなった作品は、
劇場公開が見送られただけあって、
あんまりいい作品じゃないことがあったのですが、
この作品はどうだったでしょうか・・・・・・。



You Tubeに上げられている予告編には、
「マドリッ­ドとロンドンにて次々と発生し、
親たちを恐怖に包む子供誘拐犯追跡のスリラー」
と説明が添えられているのですが、
???????????( ゚д゚)????


えっと、私が観た限りでは、
そんな映画ではありませんでしたよ????



物語はスペインから始まります。
スペイン語を話しているので、
スペインなんでしょう。
幼い少年が、
モンスターの出てくるお話を創作しています。
そのモンスターには顔がありません。
【顔のないモンスター】なんです。
ある晩、そのモンスターが実際に少年の元に現れ、
少年を襲おうとします。


もう少しで連れ去られようとしたところを、
少年の母親が駆けつけ、
モンスターをマンションから突き落とし、
何とか少年を助け出します。


ところかわって、
今度は英語を話す一家が登場します。
ブリティッシュ・イングリッシュを話していますし、
ここはイギリスなんでしょうね。
おじいちゃんちに遊びに来た少女・ミアは、
木のうろの中に隠されていた紙を見つけます。
その紙には、
【顔のないモンスター】の物語が書かれていました。


その日から、
ミアがモンスターに狙われるようになり、
父親のジョンは、ミアを必死に守ろうとします。


果たして、【顔のないモンスター】とは何なのか、
スペインの少年とイギリスのミアは、
一体どうつながるのか・・・・・・・・!



というのが大まかなストーリーです。
面白そうでしょ?
ただまあ、
【誘拐事件】のお話じゃあないですよね・・・・・・?



で、実際に面白かったかというと、


つまらなかった・・・・・・・・・・('A`)



途中までめっちゃ面白いんですよ。
ミア役のエラ・パーネルはめっちゃ可愛いし、
【顔のないモンスター】が襲ってくるところは、
結構恐いんです。
そして何よりも、
【顔のないモンスター】ってそもそも何なのか
その正体が知りたくってワクワクしてしまうんです。



が・・・・・・・・



物語の結末でその正体が明らかになると・・・・・・・
は???????( ゚д゚)



なんですと???????( ゚д゚)



となってしまうんです。



まあ、【顔のないモンスター】の正体は、
納得しました。
なるほどね、と思いました。
が、
スペインとイギリスがどうしてつながるのか、
さっぱりわかんねえっす。
いや、言いたいことは分かるんですけど、
全然納得いかねえ。
ストンと納得できる要素が何もねえ。
無理矢理こじつけたような気がしてならねえッス。



先ほど可愛いと言った、エラ・パーネルは、
『マレフィセント』でマレフィセントの幼少期
演じているそうですね。
私はまだ観ていないのですが・・・・・・・('A`)



というわけで、
久しぶりのガッカリ映画でした。
ダラダラ観るにはちょうどいいし、
【顔のないモンスター】の正体が知りたいいいい!
という方は、観てもいいかなと思いますよ〜!



では、今日はこの辺で!
みなさん、今日も読んでくれてありがとう〜。
メルシーボークー!



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シン・シティ 復讐の女神 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです!



ちょっと仕事が溜まっていて、
集中的にパソコンに向かっていたら、
また腰がGABBA GABBA HEY!です('A`)


担当の理学療法士には
長友ばりの体幹を身につければ治る
と言われてるんですが、
それって無理だろ、おい('A`)



さて、映画です!
『シン・シティ 復讐の女神』
観てきました!
公開初日に! 前のめりで!







今回も、前作同様、
複数のエピソードから成り立っています。


愛する人を失い、復讐を誓うダンサー
非情な権力者に無謀にもポーカーで勝負を挑むギャンブラー
サディスティックな夫から逃れようとした、
かつての恋人を救おうとする探偵
この3人が主人公となるそれぞれの物語によって、
1つの作品が構成されています。



ダンサー・ナンシーを演じるのは、
前作に引き続きジェシカ・アルバ
探偵ドワイトは、
恐らく前作にも登場したドワイトと同一人物ですが
今回はジョシュ・ブローリンが演じています。
前作で「整形した」と言っていましたから、
顔が違っても、まあおかしくないんでしょう。



前作で大爆笑を誘ってくれた殺人兵器ミホは、
デヴォン青木大先生が妊娠中らしく、
違う女優さんが演じていました。
ジェイミー・チャンだそうで。
『ハング・オーバー3』にも出ていたそうですが、
うーん、一度しか観てないし、
イマイチ記憶にありません!
デヴォン先生帰ってきて〜('A`)



さて、今回の『シン・シティ』、
どうだったかと言いますと、



すんげえええええええ、面白かった (*゚∀゚)=3



まあ、前作も面白かったんで、
かなり期待はしていったんですよ、
っていうか、面白くて当たり前って思ってたんですよ。


が、予想を遥かに超えていました!
すんげええええ、よかった!



何がよかったって、
もうね、ジョセフ・ゴードン・レヴィットの一言に
尽きますよ、奥さん!


前回も書きましたように、
私が『シン・シティ』を観た理由は、
ジョセフ・ゴードン・レヴィットです。
ジョセフが観たくて、
『シン・シティ』に足をつっこんだわけですわ。


わたしゃ、ジョセフが好きでねえ (*´ω`*)
めちゃめちゃタイプなんですわ。
先日、結婚したと聞いて、
そりゃもうハートブレイクですわ、
ジョセフに傷心(ハートブレイク)ですわ。
ロンリロンリロリロリ・・・・・・・。



てなわけで、
ジョセフ目当てで観に行ったようなもんなんですが、
予想以上にジョセフがねえ、
ジョセフが・・・・・・・・かっこよかったああああ (*゚∀゚)=3


ジョセフが演じていたのはギャンブラー・ジョニー
ボストンバッグに大金を詰めてシン・シティに現れ、
シン・シティの影の権力者・ロアーク上院議員に
勝負を挑むという役どころです。


まず、華麗なカードさばきにやられます。
もう、俺もカードにしてくれよ!
と、わけわからない雄叫びをあげてしまいます。


さらには、ボコボコに殴られ、
再び勝負を挑むことを誓う姿・・・・・・・!
これまでになく【男くさい】姿を見せてくれます。
・・・・・・・ンオオオオオオオオ!
(言葉にできない by 小田和正)


さらに、何故そんな無謀な勝負を挑むのか
その理由が明らかになったとき、
実は自信満々の傲慢キャラに見えたジョニーの中に、
【純粋な弱さ】があったことが明らかになるんです!
強いけれども弱い! 
弱いけれども強い!
ダアアアアアアアアアアア!


アアアアアアアア。・゚・(ノД`)・゚・。



いやもう、
そんなに出演シーンは多くないけど、
この映画はジョセフ・ゴードン・レヴィットが
全部持ってっちゃった感じですよ!
映画観終わった後、
うちの相方も、
「ジョセフ、やばい・・・・・かっこよかった・・・・」
って放心状態ですよ。
心なしか、ちょっと内股で歩いてましたよ!
内なるオネエが目覚めたようです。



ジョセフの次に印象に残ったのが、
エヴァ・グリーン
夫からの仕打ちに耐えられないと、
元恋人に助けを求める人妻を演じていました。


この人がもう、
すんげえ体してんですよ!
男を虜にする魔性の女
という感じの役どころなんですが、
男じゃなくても虜になるわいな! というカラダ。
とにかく脱ぎっぷりもいいし、
脱いだらすんごいオッパイですわ。


私が一番やばいと思ったのは、
お風呂に入っているシーン。
バスタブに横たわってるから、
大きいおっぱいがデロローンと横に流れちゃってるんですけど、
それがねえ、
もうかえってエロいし、美しいんですよ。
生々しいエロさが溢れていて、
ああ、この人のためなら何でもできるよボク・・・・・
そう思いかけました。
危うく、魔性に捕まるところでした。



サブタイトルから判断して、
本作の主人公はジェシカ・アルバなんでしょうが、
残念ながら、
エヴァ・グリーンの印象の方が強く残りました。
だってさあ、
ジェシカ・アルバ、脱がないしさあ('A`)



というわけで、
2作目は駄作というジンクスを打ち破る、
すごい楽しいエンターテイメント作品でした!
女性はジョセフ目当てに観に行くことを、
男性はエヴァ・グリーン目当てに観に行くことを
オススメします!
私も、もう一回行けたら行こう(゚∀゚)



では、腰も痛くなってきたし、
ここらで失礼致します〜。
今日も読んでくれてありがとう!
メルシーボークー!

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