レクイエム・フォー・ドリーム [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです。



週末、いかがお過ごしですか。
私は、首の痛みが取れず、
鍼を打って貰ったのですが、
たいしてよくなりません('A`)
首凝りっていうか、もう捻挫のレベルなんでしょうねえ。
ううう、つらいです。



そんなつらい中、
相方のリクエストで借りたDVDを観たところ、
想像を絶する鬱映画でして、
ますます気が滅入りました。
『レクイエム・フォー・ドリーム』です。



どんな映画lか、
何も知らずに観たのですが、
『ブラック・スワン』を撮った
ダーレン・アロノフスキー監督の作品でした。
観終わった後で聞いて、
ああ、なるほどな、と思わされました。
『ブラック・スワン』に通ずる、
精神的に削られる感じの鬱映画なんです。



夫を亡くし、息子のハリーだけが生きがいのサラ
しかし、ハリーは定職にも就かず、
友人のタイロンとドラッグ三昧の日々です。
サラは、自宅でテレビの視聴者参加番組を観るのが
生きがいになっています。



ハリーはタイロンと、仕入れたドラッグを転売することで
大金を得る計画を立てました。
その金で恋人のマリオンとブティックを始めるのが目的でした。
商売は順調に進み、
手元にどんどん金が集まってきますが、
ハリー、タイロン、マリオンの3人は、
自分たちもドラッグに溺れていきます。



一方、サラの元には、
視聴者参加番組の参加者に選ばれたという連絡が入ります。
テレビに出られると大喜びするサラですが、
ハリーの卒業式で着た思い出の赤いドレスは、
太ってしまって全くファスナーが上がりません。


ダイエットをすることを決意したサラですが、
食欲を断ち切ることは難しく、
痩せる薬を処方してくれるという医者の元を訪れます。
20キロは簡単に痩せられるという薬を処方され、
サラはその薬を飲み始めるのでした・・・・・・



ここまで書いて、
もうどう考えても全員破滅に向かっている
っていうのが分かりますよね。
ええ、そうなんです。
始まって30分で、
これはやばい、
この展開はやばいやつや
と気付きます。



が、オチは書きませんが、
想像以上にやばいことになります・・・・・・・・('A`) いやもうね、
ドラッグまじこわい。
ダメ、絶対!!!
608905576.jpg



この映画は、学校なんかで教育の一環として見せるべきですよ。
なにより、
ドラッグによって破滅していくのが、
若者だけじゃないっていうところに、
ドラッグの恐ろしさが表されています。



サラは夫を亡くして孤独なんです。
テレビだけが友だち、そんな毎日なんです。
だからこそ、
テレビに出演するという夢に取り付かれてしまうわけですが、
正直ねえ、他人事じゃありません(´ω`)


私も、相方に先立たれたら一人きりだし、
先立たれることを覚悟して生きていかなきゃなあと常々思っています。
女の方が寿命長いですし。


ただ、
一人で生きていくのがどういうことなのか、
想像もできません。
今は、一人で家にいてもネトゲやってれば寂しくないもん〜
って思っていますけど、
伴侶に先立たれた孤独感って、
ネトゲごときじゃ解消できませんよねえ・・・・・・。



私はドラッグには全く興味がなくて、
ドラッグはやらない主義(当然か?)なんですが、
主義とか信条とかって、
心身共に健康じゃないと守りきれないですよねえ・・・・・・・。
今の段階では想像できないような孤独に陥ったとき、
本当に主義を守りきれるのか、不安ではあります。



そうそう、この映画、
マリオンを演じているのはジェニファー・コネリーなんです。
かつては、世界一の美少女と謳われていましたよねえ。
一時全く名前を聞きませんでしたが、
最近はまた精力的に活動しているようです。



この映画では、
短いショットの画像をつなぎあわせるモンタージュという手法を
取り入れていて、
目まぐるしく画像が転換していきます。
これは予算を削減する上で効果的な手法らしいんですが、
モンタージュによるテンポの良さも、
映画の魅力になっているし、
ドラッグに冒された精神の不安定さも表しています。



お年頃のお子さんがいるご家庭で、
ぜひ観ていただきたい、そんな映画です。
お茶の間がズウウウウンと暗くなること、
間違いナシ! (゚∀゚)ウフフ



では、とりあえずこの辺で。
首の様子を見つつ、また更新しま〜す。
今日も遊びに来てくれてありがとね〜(´∀`*)
メルシーボークー!

Twitterやってま〜す★
りんごっちの映画屋さんです。





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スラムドッグ$ミリオネア [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごっちです!



いやあ、ちょっとご無沙汰でした。
首を痛めちゃいまして、
パソコンに向かうのがつらいんですよ('A`)


でもまあ、何とか生きておりますし、
映画も観ております(´∀`*)
昨日は、久しぶりに
『スラムドッグ$ミリオネア』を観ました!
大好きな映画です。



2009年のアカデミー賞で、
作品賞をはじめとして8部門を獲得したので、
ご覧になったことのある方も、
多いことでしょう。



インドのスラム街で育った少年・ジャマールが、
クイズ・ミリオネアで大金を獲得する、
という物語です。



ただ、この映画の面白いのは、
ジャマールがクイズで正解するために
努力やトレーニングを積むわけではないというところです。


観る前は、
そういういわゆるスポ根系なのかなって思っていたんですが、
全然違うんです。
ジャマールは、クイズで正答を重ねていくのですが、
それは別にクイズのために何か努力をしたわけではなく、
たまたま、
彼の生きてきた人生の中にクイズの答えが隠されていたんです。



ジャマールの生い立ちはかなりシビアです。
幼い頃に住んでいた集落がヒンズー教徒に襲撃され、
母親が殺されてしまいました。
それからは、兄のサリーム、同じく孤児のラティカと3人で、
ゴミ山を漁ったり、盗みを働いたりして、
何とか生き抜いてきました。



が、その後も悪い大人に騙されそうになったりして、
大好きなラティカと離ればなれになってしまいます。
サリームはいつしかマフィアの一員となり、
ジャマールと別々の人生を歩くようになってしまいます。



大人になったジャマールは、
テレフォンオペレーターのアシスタント(実際はお茶汲み)として
働くことになりますが、
当然のことながら、
大人になるまでにまともな教育を受ける機会はありませんでした。
ですから、
クイズにどんどん正解していくジャマールに
不正の疑いがかけられて、警察に連行されてしまうのです。



しかし、ジャマールは不正をしていたわけではありません。
それまでの人生の中で経験してきたこと、
見てきたことの中に、
たまたまクイズの答えがあった、それだけです。



まあ、言っちゃえばできすぎの話です。
出来杉くんです。


そんな偶然あるわけねえだろって、
そう言いたくもなります。
が、
こんな偶然あってもいいよなあって、
そう思える、そんな明るさがある映画でもあるんです。



ジャマールの人生はあまりに過酷だったけれども、
ジャマールの心には強さや純粋さが常にありました。
なんていうの、
襤褸は着てても心は錦
ってやつですね。


特に、ラティカに対する純粋な愛情は、
それが実らなければもう人生になんてクソや、クソ!
そう言いたくなるくらいに一途なものです。
まあ、実際の人生は、
どんなに純粋に愛したって3分の1も伝わらないんですけどね('A`)



そんなに人生甘くないけれど、
映画の中くらい、たまには夢を見たっていいじゃない!
そう思えてしまうのは、
映画のテンポがいいからかなあ、
舞台がインドだからかもなあ。



努力すればかならず実る、
なんてのも嘘くさいと感じてしまうわけで、
だったら、
努力を超越した運命がある
そう思うのも悪くないですよね。
たまにはね(´∀`*)



まあ、ともかくもオススメの映画です★
インド映画かと思いきや、
ダニー・ボイル監督のイギリス映画です。
ダニー・ボイル監督作品の中では、
ずばぬけていい映画だと思いますよ〜。



では、今日はこの辺で。
またお会いしましょう。
読んでくれてありがとねー!
メルシーボークー!

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