ファム・ファタール [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごっちです!



フフフ、今日は精力的に更新してますよ〜(´∀`*)
書きたい記事が溜まってますからね〜。


さて、またしても映画のご紹介です!
『ファム・ファタール』を観ました!



2002年に公開された
ブライアン・デ・パルマ監督作品です。


ブライアン・デ・パルマというと、
『殺しのドレス』といったサスペンス映画とか、


実在の事件を描いた『アンタッチャブル』


『ミッション:インポッシブル』なんて大作も撮っています。


ホラー映画ファンとしては『キャリー』は外せませんしね(´∀`*)




まあ、言うまでもなく名監督なんですが、
当たり外れもある監督という印象もあります。
例えば、
『ブラック・ダリア』は期待外れすぎました('A`)




まあ、当たりの割合の方が多いんですけど、
『ブラック・ダリア』の印象が強くて、
最近は、
ブライアン・デ・パルマかああ・・・・・・・ムムム(;´∀`)
と構えるようになってしまいました。
思えば、名作たくさん撮ってるのになあ(´ω`)
ごめんな、デ・パルマ。



が、この『ファム・ファタール』は、
かなり面白かったですよおおおおおおおおお!


まずは物語から軽くご紹介しましょう。


カンヌ映画祭に参加したモデルが着用している、
ダイヤでできたビスチェを盗むことを計画した窃盗団。
が、紅一点のロールが裏切り、
ビスチェを奪って逃走しました。


もちろん、仲間はロールを追います。
追い詰められたロールは、ビルの高層から突き落とされますが、
リリーという別の女性と顔がそっくりだったため、
リリーと間違われ、リリーの家に運ばれます。


リリーは夫と子どもを亡くしたばかりでした。
リリーの家で、
アメリカ行きの航空券とリリーのパスポートを見つけたロールは、
リリーに成り代わってアメリカに逃亡することにしました。


そこにリリーが帰宅しますが、
家族を失って生きる気力をなくしていたリリーは、
ピストルで自ら命を絶ちました。


そして7年後・・・・・・・
アメリカ大使の妻となったロールが
夫のパリ駐在に伴ってフランスに戻ってきました。
7年ものあいだ、
かつての窃盗団仲間はロールの行方を捜し続けていました。
フランスに戻ったロールを仲間が追います・・・・・・。



という感じです!
うーん、これだけじゃ面白さは伝わらないかもなあ。


まず、ロールを演じている、
レベッカ・ローミンの美女っぷりがすごいんですよ!


【ファム・ファタール】というのは【運命の女性】という意味ですが、
ロールはまさに、
彼女に関わったすべての男性の運命を狂わせていく、
魔性の女なんです。


とにかくねえ、スタイルがすげえ!
めっちゃナイスバディ。
劇中にはフルヌード(モザイク有り)もあるんですが、
女から見ても、完璧なボディです。
美しすぎて目を奪われます。



さらに、
脚本がすごいうまくできていて、
最後の展開には驚かされました。
そう、どんでん返しです。



物語の冒頭、
どうやってモデルが着用しているビスチェを盗むのか、
その窃盗計画の展開にまずのめり込みます。
その後ロールの裏切りに驚き、
さらに一気に7年も経過して驚かされます。
果たしてどう物語が展開していくのか、
全く先が見えず、展開から目が離せません


で、これでボチボチ物語が終わるのかなあと油断したところで・・・・
まさかの展開なんですよ〜!



ネタバレはぜったいしたくないので、
あまり書けません。
まあ、とにかく最後まで観てみて下さい。
ちょっと無理のある部分もありますが、
そんな無理のある部分を許しちゃう終わり方ですから(´∀`*)



そうそう、
この映画、音楽を坂本龍一が担当しているんですよね〜。
うーん、あんまり印象に残らなかったかなあ。
音楽よりも、
レベッカ・ローミンの美しさが際立っている映画です。
いやあ、観てみてよ。
すっごいきれいだから。


ただ、デカイ
とにかくデカイ。
出演しているどの男性よりもデカイ。
アントニオ・バンデラスが小男に見えますからね・・・・・・。



というわけで、
ブライアン・デ・パルマに全力で土下座した映画でした!
もう『ブラック・ダリア』のことは忘れるよ・・・・・・・( ´Д`)ノ~



では、ここらへんで〜。
今日はこれで終わりでーす。
また今度〜。
メルシーボークー!


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ゆりかごを揺らす手 [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごおばちゃんだよ!



さて、前置きなしで参ります。
本日は、
『ゆりかごを揺らす手』のご紹介です!



1992年のアメリカ映画です。
もう20年以上も前の映画なんですね〜。
でも、何度観ても面白い、
とてもよくできたサスペンス映画です!
自信をもってオススメします!



第二子を妊娠中のクレアは、
新しい婦人科医の診察を受けます。
が、その医師の診察は、
どう考えても診察とは思えない内容でした。
なぜかまさぐるように乳を触ったり、
太ももをさわさわしたり・・・・・・。


クレアは夫のマイケルと相談して、
その医師の行為を医師会に訴えることにしました。
クレアの訴えに応じる形で、
他の患者も同医師のセクハラ行為の訴えを起こしました。


窮地に追い詰められた医師は自殺
妊娠中だった医師の妻は、
ショックのあまり妊娠していた子を早産してしまいます。
さらに、生まれた子は出産直後に死亡、
医師の妻は子宮を摘出することになり、
二度と子どもを産むことができなくなってしまいます。


一方、クレアは、
無事、第二子の長男・ジョーを出産、
家族四人、平和に暮らしていました。
そろそろ植物園での仕事に戻ることを考え、
一家は乳母を雇うことにします。
そこに現れた一人の女性。
クレアとマイケルはその女性を気に入り、
住み込みで雇うことにしました。


が、その女性こそ、
セクハラ医師の妻・ペイトンだったのです!
クレア一家に忍び寄る魔の手!
ペイトンの狙いとは果たして何なのか・・・・・・・!



というわけで、
いわゆる、逆恨み系のサスペンスです。


が、この映画、非常に脚本がよくできているんです。
ペイトンは少しずつクレア一家を侵略していくのですが、
その侵略の仕方がうまい!


ネタバレになるので具体的には書きませんが、
ちょっとずつ、ちょっとずつ、
クレアの家庭での立場を悪くしていって、
クレアの立場に成り代わろうとしていくんです。
そのジワジワ侵略していく様が本当に自然なんです。
これが自然じゃないと、
主人公に共感できなくなってしまいますからね〜。



また、ペイトンの正体に最初に気付く人物が、
クレアの家で柵を作る仕事をしている知的障害者の黒人なんです。
すごく優しくて真面目な人物なんですが、
やはりハンディキャップを持っているため、
あっさりとペイトンにしてやられ、
一家から追い出されてしまいます。
その歯痒さったらもう!



さらに、クレア自身がぜんそく持ちとして
設定されているんです。
何かショックなことがあると発作を起こしてしまい、
薬を吸入しないと動けなくなってしまうんです。
この設定もうまい。
動くべきときに動けない歯痒さがたまらない!!!!



20年前の映画ですが、
ちっとも古びていません。
キャストの中では、
クレアの親友役として出演しているジュリアン・ムーア
一番有名な俳優かな。


一つとして無駄なシーンのない
非常によくまとまった映画です。
唯一難を付けるなら、
最後がアッサリ過ぎるところかな。
あと5分粘ってもよかったかなと思います。



というわけで、
懐かしい映画を紹介しました!
絶対面白いから、
古い映画だからといって敬遠せずに
観てみて下さいね〜(´∀`*)


では、この辺で〜。
読んでくれてありがとう★
メルシーボークー!

Twitterやってます〜(´∀`*)
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カポーティ [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごちゃんです!



いやあ、ちょっと更新が遅れました。
それほど忙しかったわけではないのですが、
更新できずにいました。


なぜか。


いやね、最近、ハイボールが好きなんですよ。
マッサンに影響されるミーハーババアです、はい(゚∀゚)


昔はウイスキーなんて何がおいしいやら、
さっぱり分からなかったのですが、
りんごちゃんももう大人ですね〜。
以前はウォッカベースで甘いカクテルを作ることが
多かったのですが、
最近はもっぱらハイボール!



ただ、ウイスキーって、
ダウナー系のお酒じゃないですか?


何だか、ハイボール飲むと、
何もやる気が起きなくなっちゃうんですよ('A`)


よーし、今日はハイボール飲みながら映画観て、
ブログ更新すっぞーーーーヾ(*´∀`*)ノ
そう計画していても、
ハイボール飲んじゃうと、
もう、なあああああああああんもやる気なくなって、
グッデエエエエエエエエエエエン つ´Д`)つ



ウォッカは飲むとテンション上がって、
歌ったり踊ったり舞ったりしたくなるんですけどね〜(´∀`*)



というわけで、
映画は観たけれどブログは書けない、
そんな状態が続いて続いていたわけです!


ですが、今日はシラフですよ〜。
まとめてどんどん行きたいと思います!



まずは、前回の宣言通り、
『カポーティ』観ました!



2005年のアメリカ映画です。


『冷血』を執筆する過程のトルーマン・カポーティ
描いた作品です。
昨年急逝した、
フィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティを演じています。



まず、何よりも驚かされたのが、
フィリップ・シーモア・ホフマンの演技です。
彼はこの作品の演技で
アカデミー主演男優賞を獲得しているのですが、
それも納得です。


だってね、
フィリップ・シーモア・ホフマンに見えないんですよ。
いつものホフマンのイメージが全くない、
ホフマン自身の影が完全に消されているんです。


フィリップ・シーモア・ホフマンって、
どちらかというと、太くて強い印象じゃないですか?
男性性の強いイメージがあったんです。
が、
カポーティを演じているホフマンは、
カポーティそっくりで、
非常にナイーブな、柔らかいイメージの男性になっているんです。


実際のトルーマン・カポーティはこんな感じの人でした。



ホフマンはこの映画の中で、
完璧にカポーティを演じています。
じゃあ、モノマネかっていうとそうじゃない。


実際のカポーティそっくりに演じているんだけれども、
そこに人間味が溢れているんです。
愛すべき人物として演じているんです。


私は、日本のモノマネ界の最高峰はコロッケだと
常々思っているんですが、
コロッケのモノマネって、
五木ひろしでも、森進一でも、岩崎宏美でも、
そっくりだけど、
でも、常にコロッケの影が残っているんですよね。
コロッケ風五木ひろし、
コロッケ風森進一、
コロッケ風岩崎宏美なわけです。


つまり、
コロッケのモノマネにおいては、
常に二重に人間性が表れているわけです。
そして、それだからこそ、
コロッケのモノマネは面白いのです(断言)!



一方、完全に自分の影を消したモノマネをする人もいます。
青木隆治とかですかね。
たしかに、そっくりで感動します。
が、そっくりという部分に感動はしても、
歌っている歌そのものへの感動は少ないと思いませんか?
美空ひばりの歌マネをしているところを聞いても、
やっぱり美空ひばりの歌より感動の度合いは少ない、
それは、
所詮コピーだからです。
コピーはやっぱり本物には適わない、
所詮、フェイクなんです。



が、ホフマンの演技は、
たしかにそっくりでそこに驚かされるけれど、
そっくりってだけじゃなく、
コピーの上にオリジナリティを加味しているんです。
だからこそ演技なわけです。
ホフマン自身の解釈によって、
コピーに血と温度が注ぎ込まれた
と言ってもいいかもしれませんね。



まあ、演技論なんて語る知識はないので、
そろそろ偉そうなことを書くのはやめにしようと思います(´∀`*)
言いたかったのは、
コロッケはすごいってことです!(嘘です!)



前回、
『冷血』を観たから『カポーティ』が3倍楽しくなるはず、
と書きましたが、
実際、『冷血』を観ておいてよかったと思います。


『カポーティ』では、
ペリーの人間性があまり詳しく語られないんです。
なぜカポーティがペリーに惹かれたのか、
『カポーティ』だけではちょっと分かりにくいんです。


一方、『冷血』では、
ペリーの足が不自由になった理由、
ペリーが絞首刑を前に恐怖を感じている様子なんかが
描かれていたので、
『カポーティ』よりもペリーの弱さが強調されていました。


ですから、
『冷血』で得た知識で補完しながら『カポーティ』を観たことで、
より『カポーティ』が分かりやすくなった、
そう思います。
もちろん、『冷血』なしでも十分理解はできますけどね★



長くなりました。
ここらで終わりにしたいと思います(^ω^)
今日も読んでくれてありがとう。
またお会いしましょう〜。
メルシーボークー!


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