チェンジリング(1979) [好き放題の映画レビュー]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごっちです!



現在、アメリカでは
アカデミー賞の発表が行われています。
アカデミー的な作品が好み、
というわけではありませんが、
やはりオスカーの行方は気になります。
特に主演男優・女優賞が誰になるのか、
結果が楽しみです。



結果を待ちつつ、
今日も映画をご紹介致します。
『チェンジリング』です。



『チェンジリング』というと、
アンジェリーナ・ジョリー主演の映画のタイトルでも
ありますが、
今回観たのは、それとは全く関係ありません。
1979年のカナダ映画です。



交通事故で妻と娘を亡くした作曲家・ジョン
心機一転新しい生活をするために、
大きな屋敷に引っ越します。
その屋敷は、かなりの年代物で、
一時は博物館にするという話もあったのですが、
その話が立ち消えとなり、
歴史保存協会の所有となっていました。


その家に住み始めてから、
異音がする、家中の水道が出しっぱなしになる、
ドアが勝手に閉まる、
といった怪現象に遭遇する作曲家。


なぜそんな現象が起こるのか、
この家にはどんな秘密があるのか、
歴史保存協会のキレイなおねえさん
一緒に調査を始めまる・・・・・・・



といった感じのお話で、
最初はホラー映画なのかと観ていました。
『死霊館』とかそういう部類の話なのかと。


が、
この映画はホラー映画としてよりも、
推理映画、サスペンス映画としてよくできています。
ホラー映画として観ると、
今の感覚だと「たいして恐くない」
思ってしまうかもしれません。
いや、私は家でこんな心霊現象に遭遇したら、
間違いなく失禁しますけどね。



ジョンは結構いい年のオッサンで、
オッサンが心霊現象に遭遇して恐がっても、
画にはなりません。
画的には全然美しくない
だから、
ホラー映画としては完璧ではありません。



が、屋敷でかつて何があったのか、
それをジョンが調べる推理ものとして観ると、
とてもよくできている、
一流の探偵ドラマ(作曲家だけど)なんです。



ジョンは、調査を進めていく中で、
意外な事実を突きとめてしまいます。
その事実はとても悲しいとともに、
許し難いものなんです。
ぜひご覧になってご確認下さい。



とてもよくできた映画なのですが、
主人公がオッサンなので、
ツッコみたくなる箇所もあります。
というか、
オッサンを見るとツッコみたい性分なんです、私(´ω`)



ジョンは作曲家でピアノも弾くくせに、
古井戸に潜り込んだり、
南京錠を叩き壊したりと、
指怪我したらどうすんだよ!
とヒヤヒヤさせる行動ばかりします。
『グランドピアノ』を思い出しました('A`)
イライジャ・・・・・・・。



まあ、そもそも、
何で一人暮らしなのに
あんなでかい家借りたんだよ!
とまずそこを問い詰めたいのですが、
そこはご愛敬ということにしておきましょう。
ジョンも家族を喪って、
色々思うところがあったんでしょう。



というわけで、
今回は思い掛けない収穫でした。
すっごいオススメなので、
よかったら観て下さいね!
では、オスカー待機に戻ります。
メルシーボークー!

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2015年2月コレクション 猫アームウォーマー/ウォールシール/切り絵セット [フェリシモがきたぞー!]

みなさん、こんにちは!
腐りかけのりんごです!



大変遅くなりましたが、
2月分のコレクションをご紹介します。


おいおい遅すぎだろ、
もう3月分も届いてんじゃねえの?
と思われるでしょうが、
遅くなった理由は後ほど明らかになるので、
堪えてつかあさい!



まずは、継続から。
前回も購入した、
チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト
杢ニット アートなネコのアームウォーマー
〈オザキ フミヒコさん〉の会

です!


今回はブラウンが来ました。
が、画像はありません!!!!
友だちにプレゼントしちゃったんです('A`)


あげるまえに写真撮っとけよって話ですが、
急いでいたため、忘れました。
サーーーーーーセン!


ただまあ、
この商品は全部で3色しかないので、
フェリシモのサイトに行けば、
どういう色はご覧いただけるかと・・・・・・・。


税込み1620円でした。



続いて、
こちらも継続です!
物陰からひょっこり顔を出す 
動物たちのウォールシールの会



前回は猫が来たわけですが、
今回は・・・・・・・・・・・・

DSCF3239.JPG

レッサーパンダ!!


うーん、
私、特にレッサーパンダに
何の思い入れもないんですよねえ・・・・・・('A`)
うーん・・・・・・・



DSCF3240.JPG

こ、こっちみんな!



どこに貼るかすら決まっておりません('A`)
何かちょっと不完全燃焼なので、
もう1回継続することにしました。
税込み1188円です。



最後は新規ですよ〜!
しかも、ちょっと新しい試み!!

美しいシルエットに魅せられる
四季の切り絵の会

です!

こちらは、
切り絵初心者向けの
切り絵キットです。


フェリシモには、
こういう趣味を楽しむための基本セットも
あるんですよね。
カタログを見ているだけで、
あれもやりたい、
これもやりたいとワクワクします(´∀`*)


切り絵は、以前からやりたいと思っていましたが、
これまで一度もやったことがありません!
基本的なやり方を学ぶために、
今回このキットを買ってみたわけです!



中味はこんな感じです。

DSCF3241.JPG

デザインナイフやカッティングマットなどの
道具は入っていないので、
自分で用意する必要があります。
私は、
以前消しゴムハンコを手慰みに彫っていたことがあり、
その時の道具がそのまま流用できました。
スプレーのりだけ、新しく買いました。



DSCF3242.JPG

下絵も色紙も2枚ずつ入っています。
2回できるんですね。
私は相方を誘ってみましたが、
「全く興味がない」
と言われたので、一人で2回やるよ・・・・・・('A`)



切り絵は黒一色でやることが多いように
思うのですが、
このキットは色紙を使い、
しかも、別々に切った紙を重ねることで、
差し色をきかせます。

DSCF3245.JPG

こんな感じに切れました。
初めてにしてはがんばったよ・・・・・・。


ただ、思ったよりも力が要って、
ペンだこが傷みました。
結構いい紙を使っているからかもしれません。
でも、
あんまりぺらぺらの紙だと、
切るときにグチャグチャってなるんだろうなあ。



スプレーのりを使って、
台紙に貼り付けると・・・・・・・

DSCF3246.JPG

じゃーーーーん!


うーん、ちょっと1枚目と2枚目がずれてる('A`)
初心者だからしょうがないのかな。
でも、
すっごい満足感(´∀`*)
すっごい楽しかった!!!


これはもう一回継続したいと思います。
基本は分かったけれど、
もうちょっと練習したい!
慣れてきたら、
自分で図案を用意してオリジナル作品を作りたい!!!


税込1029円でした。



というわけで、
2月は以上3点でした。
合計3837円(税込)です。


来月も全部継続します。
切り絵が特に楽しみです!



では、また!
3月分もできるだけ早く紹介しますね!
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6歳のボクが大人になるまで [好き放題の映画レビュー]

こんにちは、みなさん!
腐りかけのりんごっちです!



いやあ、仕事が落ち着きまして、
のんびりとした日々を過ごしています。
久しぶりに趣味の時間を持てるようになりました(^ω^)


お前、映画鑑賞が趣味じゃねえのかよ
って思われるかもしれませんが、
映画は確かに趣味ですが、
なんというか、
観ずにはいられないレベルなので、
趣味の中でもかなりの上位を占めます。


そうではなくて、
別にやってもやらなくてもいいような、
暇つぶしにやるような趣味の時間を
取れるようになったんです。
冬はやっぱり編み物ですね〜ヾ(*´∀`*)ノ
使うのか使わんのか、
よう分からんものを編むのが好きです!


あ、見ます?
見ちゃいます?


去年作った、毛糸のがま口です。

DSCF3244.JPG

いやまあ、
これは使ってるんですけどね、
何の動物なのかサッパリ分からないですね。
可愛いのかどうかもサッパリ分かんね('A`)


でも、
編んでる最中は無心になれるからいいんです!
最中は【さいちゅう】ですからね!
【モナカ】じゃありませんからねー!



さて、戯れ言はともかく、
映画を観てきました。
『6歳のボクが大人になるまで』です!



公開されてからかなり経ちますが、
私の住む街にやっとやってきました。


公開された直後から、
あちらこちらから大絶賛の声が聞こえて、
これは観ないといけない!
絶対に観るぞ!
と鼻息を荒くしていました。



6歳の少年メイスンが、
18歳になるまでの12年間を描いた物語で、
この映画の一番特徴的なのは、
実際に12年間断続的に撮影をしている点です。
12年間、同じ役者が同じ役を演じ続けているのです。



まあ、『北の国から』なんかもそうですよね。
でも、
『北の国から』とは違って、
たった1本の映画のために、
12年間撮影を続けたというのは、
なかなか画期的な企画だし、
どういう作品に仕上がっているのか、
とても気になるわけです。



で、どうだったかというと・・・・・・・


うーーーーーーーーーーーん('A`)


この映画は、
何かが起きることを期待してはダメです。
12年間にわたる大河ドラマとかじゃないんです。
6歳の少年が大人になるまでの12年間は、
正直、非常に平々凡々です。


さらに、
恋人と別れるとか、
進路を決めるとか、
そういう大きな出来事があったとしても、
なぜそういうことになったのか、
その理由は一切語られないんです。
別れた、大学入学が決まったと、
事後報告があるだけなんです。



ですから、
悪く言ってしまえば、退屈な映画です。
しかも165分もあるわけですから、
途中で寝てしまった人も多いかもしれません。



が、最後の方で気付いたのですが、
この映画をメイスンという少年の物語ではなく、
メイスンを育て上げた母親の物語として見たら、
私にとっての共感ポイント
見出せるようでした。


私は、メイスンには共感する要素を
どうにも見出せなかったんです。
ですが、
165分もの長い物語(=メイスンの人生)を
見せられた後で、
母親の人生はどうだったかなと、
母親の女の一生を思いやったときに、
何とも言えない、
悲しい気持ちになりました。



メイスンの母親・オリヴィアの12年間は、
メイスンの12年間よりもよっぽど波瀾万丈です。



ちょっとネタバレになるので、
ご注意下さい。



シングルマザーとして二人の子どもを育て、
あまりに男の趣味が悪いため、
再婚しては失敗、
再婚しては失敗を繰り返します。
大学に戻って学位を取得し、
憧れだった教職に就きますが、
彼女が満たされているような印象は受けません。
途中、妊娠してるのかよってくらいめっちゃ太るし、
最後に行き着いた境地は断捨離・・・・・・。


なんかなあ、
女の一生ってこんなもんかなあ
そう思いました。
子どもの独立は喜ばしいことだけれど、
それは自身にとっては
【老後の始まり】なわけで、
たった一人で生きていくことに
絶望を感じる気持ちは、
同じババアだから分かります。



しかも、
18年間育てた実の息子よりも、
たまたま自分の家の配管工事に来ていた外国人の青年の方が、
自分のことばに影響を受け、
人生を大きく変えていたなんて、
すごい皮肉ですよね。



自分が女だからでしょうが、
私はオリヴィアの物語としてこの映画を
捉えなおしたときに、
何だかストンと納得する部分を見出せました。



出演者の中では、
メイスンの実父を演じていたイーサン・ホーク
とても魅力的でした。
イーサン・ホークなんて今まで興味なかったんですけどね。
明日、オスカー獲れるといいですね(´∀`*)



というわけで、
ちょっと観る人を選ぶ映画かもしれません。
文学作品で言うと、【私小説】のような感じ。
出来事それじたいよりも、
時間の積み重ねを楽しむ映画です。



では、この辺で。
またお会いしましょうね〜。
メルシーボークー!
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